実は、旅に出る前から1つだけ問題を抱えていた。
それは航空会社とのトラブル。
はじまりは11月。
12月半ばに行く予定のガラパゴス諸島は、年中飛行機のチケットが取れにくいと聞いていたので、あらかじめ日本からエクアドルのグアヤキルからガラパゴス諸島のチケットを取ろうとTAME航空のホームページから予約を試みる。
1回目。
順調に予約画面を突破し最後のクレジットカード番号入力。
「これで終わりだー♪」
というところで、
「このカードは認識されませんでした」
という趣旨の英文が出る。
で、結局予約失敗。
しかたないからもいっかいやってみようと2回目に挑戦。
すると再び
「このカードは認識されませんでした」
というエラー画面で終了。
日本から海外の予約は難しいのかなぁーとあきらめて、現地で直接行くことにする。
--------------------------------------------
3日後。
何気なくカード会社の支払い明細の確認をネットでしてみると「645.5USD」の文字が。
しかも2つも!
よくよく見ると某航空会社の名前が横にはある。
エラーしたはずの予約が2回ともされたことになっている。
予約完了のeチケットも送られてきてないし、確実に予約は完了できてない。
それなのに支払うなんてありえない!!
ということでカード会社に電話してその旨を説明するも、
「こちらでは対応できません。直接航空会社さんにおっしゃってください。」
と言われる。
エクアドルといえばスペイン語。
スぺ語なんか全然できないし英語もできないのに電話なんかできない。
でも。
このまま12万以上も支払うなんてもっとできない。
勇気を振り絞ってメールを送ることにする。
ここからがとにかく長い闘いだったー・・・
最初の英語のメールには一切返事がこなかった。
もうしかたないから次はスペイン語でメールを送ってみる。(翻訳サイトを使ってね)
すると何やらスペイン語で返信がくる。
それをまた翻訳サイトを使って訳して返信する。
その繰り返しを1ヶ月。
こちらの要望は予約のできていないものにお金は払えないから全部キャンセルしてくださいというだけなのに。。。
10回以上もメールしました。
やっぱ母国語じゃないと交渉も大変。
最後にメールがきたのは出発前日。
「では、すべての要求をキャンセルします。よろしいですか?」
「はい!お願いします。ありがとう。」
あー、これで終わったーー。
支払わなくて済む~、とさっぱりした気持ちで旅に出発。
------------------------------------------
それから正月になり旅行先でカードのネット明細を確認してみる。
先日揉めた末にキャンセルした645USD×2は消えてるかなーと思って見てみると、たしかに消えている。
でも、なぜか1つだけ。。。
1件は相変わらず請求されている。
なぜ・・・。
ということで再び航空会社とのメールのやりとりが始まりましたー。
何回やり取りしても向こうは「私どもは取り消しました。」の一方的な回答。
しかも「取り消したいのは分かったけど、キャンセル料は発生します。」とか意味が分からないことまで言いだす始末。
ラチが空かないし話も通じないからもう無理ッ!!
結局。
やっぱカード会社に助けてもらおう、とカード会社にお願いすることにしました。
国際電話とかかけてさー。
調査とかしてもらって。
その後帰国してからこれまで航空会社とやり取りしたメール内容を印刷してカード会社に送り、ひとまず結果を待っていたところ。。。
つい2日前にカード会社から封書が送られてきて、返金されるということが分かりましたー。
あきらめなくてよかった・・・
カードって、たとえ間違った請求であっても、いったん請求にあがってきたものはとりあえず払わないといけないらしいです。
そうしないとどんな理由でも私本人の遅延って形になってカードを止められたり与信が悪くなったりするんですって。
なのでいったん払った645USDはまもなく無事に私の手元へ戻ってくることになりました。
助かった。
日本円で6万円以上ですよ、それ。
海外の航空会社とのホームページ予約トラブルはけっこうあるみたいです。
なのに海外の人ってほんと対応が悪い。
村上春樹も昔ネット予約ではないけど、なんかでイタリアの航空会社だったかともめて返金されるまで1年かかったって言ってたもん。
私は半年で解決したからまだいいほうかもしれないけど。
まぁ、これも含めて「旅」だったので、ようやく終わったーッ。といったところです。
勉強になりました。
お金の心配もしなくてよくなったので、なんか、買っちゃおうかなぁー。