ケニアではサファリツアーのほかに有名なのがマサイ族。
よくウルルンなんかでやってるマサイ村特集とかで見てはいたので、この発展した現代社会において未だに原始的方法で暮らしてるというマサイ族に会うのも目的の1つでした。
ゲームドライブから夕方にロッジに戻りすぐ近くのマサイ村へ訪問。
実はマサイ村ってのは1つだけではなくて、サバンナ近くに点々とけっこうあるみたいです。
集落によっては観光客NG、写真NGみたいな村をあるみたいですが、私たちが訪れたのは観光客慣れしているマサイ村。
車が到着したのは村の入り口前。
何人ものマサイ族が待ち構えていました。
「これから歌や踊りを披露します。オリジナルビールもあります。家の中もご案内します。」
なんて村で唯一英語がしゃべれるというガイドの説明にわくわく(・ω・)/
いざ村へ!というところで、ガイドがひとこと。
「では入場料1人10USドルです。」
あぁ~、やっぱり(ノ_-。)
聞いてはいたけれど、マサイ村に入るのに入場料を取られることになりました。
ケニアの平均日収は1人100円前後らしく、そんなケニア人に約1000円の入場料を支払うのはかなりの高額。
自分の月収を3で割ってみてください~
その額を入場料に払ったんです。
日本人の感覚でいうとまぁ普通なんだけど、マサイ族も商売ッ気が増してるみたいで、なんかしょっぱなから残念な感じ
まぁ、それでもやっぱりマサイ族には会いたいのでみんな渋々支払いました。
お金を受け取ると上機嫌な彼ら。
さっそく歌を披露してくれました。
★一列になって何やら歌を歌い始める。上手にハモっていましたが、いわゆる観光客向けって感じで、終了すると「ほら写真撮れよ」みたいに寄ってきた。いやー、撮るけどさぁ~。。さらにそれも終わると「今日も仕事終わったな」って感じでだらだらし始めてました。まじめに仕事してる人もいたけれど。
★何人かの中年以降の男性の耳はみんなこんなに開いてました。若い男性陣は開いてなかったから、何かの証なのかな?と思います。
★マサイの色って赤みたいで、みんな赤やらオレンジやらの布をはおってます。これを後々売りにくるのだけど、実はマサイ族が作ってるんじゃなくて「MADE IN CHAINA」だったりするらしいです。それなら日本でも同じだし。
★これはマサイ族のおうち。ヤギとか飼育しながら暮らしてます。ドロドロの道はかなりの悪臭。たぶんこういう家畜の糞をその辺に蒔いてるんだと思う。
★案内されたマサイ族の家の中。ほんっきで真っ暗すぎてなんにも見えず。フラッシュたいて写真撮影してようやく中がこんな感じなのかぁ~と分かった。(上の写真、まぶしくて目をつぶっちゃったマサイ族。)
ものすごい狭くてハエだらけです。
しかも意外と現代的な鍋とかボウルとかがあることに気づく。。。
★子供たちは男女混ざって元気に裸足でサッカーしてました。家畜の糞とかも気にせず踏んでいました。
このへんは野性児に近いな。
★マサイ族の女性たち。男性に比べていろんな色の布をまとっています。マサイは男女別々に暮らしてるらしいです。結婚して初めて一緒に暮らせるんだって。
★火起こしもこうやって原始的にしてるということで披露してくれました。ほんとに火が起こってすごい!
でも私は知っている・・・マッチもライターも彼らは手にしていることを・・・
★マサイ族はジャンプ力が普通の人よりすごいらしい。ということで飛んでもらうと・・・おー!!飛んでます!
観光地化されてる感が否めなくて、少しがっかりしましたが、まぁ実際にマサイ族に会うなんてことはもう二度とないだろうから満足です。
自分がツアーで訪問しといてなんですが、こうゆう村はあんまし観光地化しちゃうと、どんどんオリジナリティ薄れてしまうんじゃないかと思いました。
日本人や欧米人は彼らにとっては大切な収入源だからしかたないのかもしれないけれど。