"つまらない練習がいずれ花を咲かせる土に" | バレエがもっと上手くなる!トウシューズの立ち方・踊り方

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トウシューズの立ち方・踊り方を基礎から分かりやすく解説。
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皆さん、こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか?

私は、9月に入り娘の夏休みも終わり、気分はすでに秋に向かっていますが、ここ最近は台風の影響で蒸し暑い日が続きちょっとうんざり😥している感じです。

さて、
バレエの方と言えば、生徒の夏の舞台やコンクールが終わり、ホッとしていると同時に、海外に留学するために日本を飛び立った生徒達もいます。

それぞれの目標のために頑張っている生徒を見ていると、私もより一層指導に対して真摯に取り組まなければ行けないと、引き締まる思いです。😤

そんな中、先月の朝日新聞にとても良い記事があったので、これはブログで紹介したいと思いました。

今日のテーマに載せました、
"つまらない練習がいずれ花を咲かせる土に"
という羽生結弦さんの言葉です。


私は特に羽生君のファンではないですが、この記事を読んでとても共感し、努力を重ねた人からしか出て来ない言葉ですし、バレエと全く同じだと改めて思いました。是非皆さんとも共有したいと思いました。
この写真からは読みづらいと思いますので、一部載せたいと思います。

:記事の一部より:

・・・羽生さんはこれまで、折に触れて『9歳の自分』を引き合いに出してきた。
・・・小学4年生だった2004年。初出場した全国ノービス選手権を制し、国際大会でも優勝を飾った。
『ただ、それまでの練習は、すごくすごくつらかった。長く苦しい大変な練習が積み重なったからこそ、9歳の時に、ジャンプが一気に全部跳べるようになって、自分が滑りたいスケートができるようになったんです。その時に努力の結果を一番感じられていたからこそ、スケートが好きだったのかなって』
当時は故郷・仙台で、都築コーチの指導を受けていた。トレーニングは厳しく、『全然楽しくなかったですよ、そりゃ。隙さえあれば休むというか、さぼっていました。先生が見ていないところで雪遊びをしたり、野球をしにいったり。そんなやんちゃな自分でした』と笑いながら振り返る。
『ただ、そういう中でも努力をさせられ続けて、頑張ったからこそ、「9歳の自信があふれた自分」が出来上がって今も続いているんだと思います。

都築コーチから課せられた練習の狙いは、はっきりしていた。基礎を作ること、そして長所をとことん伸ばすことだ。

今こどもたちにアドバイスを送るとしたら?そんな問いにこう答えた。
『何事も基礎が出来ているかが、すごく大きいと思います。英語の勉強もそうですが、単語とか文法とか、基礎的なことがないと何もできないですよね。表現する余地もない、みたいな話で。本当につまらない練習かもしれないですけど、そのつまらない練習がいずれ、花を咲かせる時の土になることを想像しながら、基礎練習は常にした方がいいと思います。僕は今もやっています』

いかがでしたか?
バレエで言えば、基礎レッスンはバーレッスンです。つまらないように感じるかもしれませんが、バーレッスンを始める時の立った状態、そこからのプリエ、それらが出来ないと、本当の意味でのバレエを踊る、ということには繋がらず、ある所から必ず行き詰まる事になるのです。

そしてそれは、どんなに踊って来たダンサーでも、バレエをやっている以上は常に突き詰めなければ行けません。
なぜなら、完璧などないからです。

自分は出来ている、と思った人はその先には進めないと思います。

何事も常に謙虚にいる事が大事ですね。😌