自分の目差す場所に着くのだと信じて、
それでも勇気を振り絞り
辛い道を避けずに突き進む。
とうとう壁に突き当たり
全ての望みは絶たれ、
理想ははかなくも消え、
目標もなくなり、
目の前は真っ暗になり、
足掻いてもどうにもならなくなる。
「どん底に落ち絶望する。」
やり尽くしてもダメだったのだから、
もう自分の力ではどうすることもできない。
苦しくてももう何処にも逃げ場がない。
何処にも行くところがない。
お手上げだ。
するとジタバタと抵抗するのをやめる。
そこでエゴはやっと死に絶える。
自分でどうにかするのをやめるのだ。
「やっとここまで辿り着いたね。
おめでとう。」
「何を馬鹿なことを言っているのだ。
人生のどん底で絶望したのだ。
何がおめでとうだ。」
とあなたは激怒するかも知れない。
ゴムを力一杯引っ張って
のびる限界までのばして
切れるか切れないかの限界で
もう耐えられなくなり手を離す。
すると一気に勢いよく元に戻ろうとする。
覚醒のエネルギーはこれに似ている。
どん底の真っ暗闇の中で耐えて耐えて耐え抜いて
もうどうにも耐えられなくなり
絶望感を味わう。
底の底に落ちて、とうとう1番底に落ちたのだ。
「真っ暗闇」は「眩い光」になる。
今まで見たこともないような
強烈な光の中に出る。
多くの「エゴ」は大きな「愛」へと変わる。
「絶望」は「至福」へと反転する。
「七転び八起き」ことわざにもあるように、
人生には浮き沈みが多い。
山あり谷ありを繰り返す。
それが良いのだ。
大きく揺さぶられ、
どうしたものかと考え、
感情をあらわにして感じ尽くし、
その度に不必要なエゴを削ぎ落としていく。
大きく7回転び、失敗しても怯まずに、
勇気を出して8回立ち上がり、
自分の弱さに負けないで前進するのだ。
「覚醒への道」は、果てしなく続く
「絶望への道」だ。
辛く苦しく困難なほど
覚醒へと近づいている。
あなたの正しさがすべて反転するゲームだ。
相手につきつけているそのあなたの正しさが
「エゴ」だ。
あなただと思っているものすべて
アイデンティティを
何度も何度も捨てて
リニューアルするゲームだ。
一切合切のエゴを捨て濁りを浄化し、
産まれたての赤子のように
何も持たずに、純粋に戻り、
愛に戻っていくのが「覚醒ゲーム」だ。
ミュー♡