こんにちは
あゆです。
先日、娘と長男がちょっとしたことで口論になりました。
今日はそんなきょうだい喧嘩のこと。
なんてことない、きょうだい喧嘩…だけど
最初は些細な言い合いだったのに、
途中からお互いの心に触れるような、痛い言葉が飛び交うように。
娘は、長男に向かって
「だから高校卒業できないんじゃないの?」と言ってしまいました。
その言葉に、長男はとても傷ついたようで、
「殴っていい?」と返し、
娘も応戦するように
「殴ればいいじゃない、できないくせに」と。
私は「やめなさい」と言うことしかできませんでした。
親として、どちらの気持ちもわかる。
「やめなさい」と止めるだけでよかったのか。
でも、どちらか一方の肩を持つことも、どうしてもできませんでした。
娘の高校生活は…
娘は、高2の時に父親を亡くし、それから適応障害になり
病気を抱えながら2023年に高校を卒業しました。
多くの欠席や早退をしながらも、定期テストにはなんとか行って、単位を取って卒業することができました。
コロナ禍だったので、欠席がカウントされなかったという「運」もありました。
でもそれを活かせたのは、やはり娘の「努力」だったと思います。
何度か学校までは行けても、帰ってくることもあったし
早退も何度かあり、車で迎えに行くこともありました。
送って行ったこともありました。
当時は、次男の小学校への不登校付き添い登校もあったので、
私も頑張ったなぁ!
娘の高校生活での頑張りの源は、部活の仲間や先生たちのおかげと言っても過言ではない。
それで、なんとか3年間過ごせたんだと思っています。
長男の高校生活は…
長男は娘の1つ下、年子です。
もともとは娘の卒業後の1年後…2024年に卒業予定でした。
彼の通っていた高校は『4年制』で、2年生の時には「やっぱり、4年で卒業したい」と話してくれました。
その思いを尊重して、カリキュラムも調整して頑張っていました。
ところが、高2の終わりには「鬱手前」という診断され、一旦お休みすることに。
年末前には「うつ病」診断が下って、外へ出ることも難しくなってしまいました。
高3に上がるタイミングで休学を決めましたが、
2024年に卒業予定は難しくなり、2025年の今も学校へ通えてないままです。
休学の2年までしかできないため、このまま退学になるかもしれない、というところまで来ています。
二人とも、苦しみながら生きている
娘はいまも不眠症と向き合いながら、服薬を続け、大学へ通っています。
不安や抑うつなどもあるでしょう。
日々の体調や気分の波と戦いながら、「それでも前に進もう」と頑張っている姿は誇りに思います。
そんな彼女だからこそ、
長男を見ていて「甘えている」「自分でやらせなよ!」と言いたくなる気持ちも、わかる気がしました。
一方で、長男はうつ病の真っ只中にいて、
一時期は「何も面白くない」「いなくなりたい」と口にするほど、深い深い苦しみにいました。
今は少しずつ回復し、ゲームをしたり、家族との会話も楽しんだりできるようになってきていますが、
まだまだ時間が必要に感じます。
二人とも、好きでこの病気になったわけじゃない。
そしてきっと、
「自分の辛さは、自分にしかわからないし、辛いことも誰もわからない」
という孤独を、それぞれに抱えているのかもしれません。
難しいかもしれませんが、だからこそほんの少しでも、お互いの心に寄り添ってほしいな、というのが本音です。
自分のことをわかってほしい!
二人とも、自分のことをわかってほしい!という気持ちが強いように思います。
「辛かったんだね」
「がんばったね」
「大変だったよね」
共感をしてもらうことを欲しているようにも感じます。
「辛かったんだ」
「自分だって頑張ったんだ」
「誰にも否定されたくなかった」
今回の喧嘩は、そんな気持ちのぶつかり合いだったような気がしています。
これからの対応は…
長男は
「娘、謝ってくると思う?」
と聞いてきました。
「いや、それはないだろうね」
と答えました。
娘だけが悪いように思えなかったからです。
長男に、「娘に対して自分が何を言ったのか覚えているの?」と聞いたところ
「覚えてない」というので、
「じゃあ、自分だけ謝ってもらえるって思うのは違うんじゃないの?」と言ってしまいました。
私の今後の対応としては、個別に静かに向き合っていくことかな、と。
どっちが正しいかではなく、
それぞれがどんな思いでいたのか、聞いてあげることが必要かな、と思っています。
きょうだい喧嘩はどこの家でもあるもの。
でもその奥にある「本当の声」に、少しでも耳を傾けてあげられたら、と思うのです。
誰かに否定されることなく、「わかってほしい」と願う気持ち。
それがぶつかったのかもしれません。
私もまた、2人の「本当の声」に寄り添いながら、これからも一緒に過ごしていけたらな、と思います!
聞いてもらうだけで、力になる時ってありますものね。
自分のリフレッシュもどうにか組み込んで、毎日を過ごしていきたいと思います!!
円満に過ごしていけますように〜〜!!!