忘れられない、最後の朝のこと。 | イラストレーターAyuの日記〜時々、不登校のこと〜

イラストレーターAyuの日記〜時々、不登校のこと〜

インナーチャイルドカウンセラー・イラストレーターのAyuです。

インナーチャイルドコーチングで、【子どもの頃に思い込んでしまった解釈】を紐解いて、考え方の癖を見つけ、心を整えていきます。

実際体験したこと、心に残ったことをマンガに表現していきます!

今日は夫の祥月命日です。
もう丸4年が経ちました。


あの日のことは、今でも忘れられません。
特に、義母を病院まで車に乗せていったことが心に残っています。



実は、夫が亡くなる少し前の2月にも、同じように「危ないから来て」と
病院から呼び出しがあったことがありました。

その時、義母は私たちに一言も声をかけず、
自宅からたった数歩の我が家を通り過ぎて、
ひとりでタクシーに乗って病院へ向かってしまったんです。

チャイムを押した時には、もう家にいませんでした。
なので、私たちは4人で急いで車で病院に向かいました。



だからこそ、4年前の今日、朝7:00頃に義姉から「すぐ病院に来て」と連絡があった時も、
私は迷いました。

隣の義母を呼びに行くべきかどうか。

娘には「行かなくていいよ」と言われましたが、
「もしかしたらまだ家にいるかもしれない」と思い
チャイムを鳴らしに行きました。



すると、義母はまだ家にいて、
今回はしっかりと私の車に乗って病院まで行きました。

病院に着いて、私はまず義母と子ども達を玄関前で降ろし、
その後急いで駐車場に車を停めて病室に向かいました。
なんとか夫の最期には間に合いました。


病室では、夫の周りに義母や義姉、義妹がいて、
私と子ども達が入り込む余地はほとんどありませんでした。


義母から「乗せてくれてありがとう」と言われることもなく、
ただ静かに時間が過ぎていきました。
息子を亡くしたばかりで、それどころじゃなかったのかもしれません。


正直なところ、あの時だって、私たちだけで向かう選択もできました。
あれでよかったのか、今でもたまに考えます。

でも今は、義母との関係もほとんど切れてしまっているし、
もう気にしなくていいのかもしれません。



夫は、オリバーが1歳になる前に亡くなったので、
今の大きく育ったオリバーを見たらきっとびっくりするでしょうね。

どこかで会えているかな、今ごろ。