覚えておきたい◎ボタニカルとオーガニックの違いについて | 土井あゆみの先取りブログ

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style table吉祥寺パルコ店オ一ナ一、日本ヴィ一ガン協会理事、ヴィーガンスペシャルアドバイザー認定インストラクター、veggyサステナブルアンバサダーを務める土井あゆみです。
最近気になるテーマでブログを書いています。

土井あゆみです。

わたしはオーガニックの商品を愛用していますが、商品を選ぶときには特に慎重になります。

最近、類似した言葉も増えてきたと感じています。

例えば「ボタニカル」って聞いたことないでしょうか?

今回はその違いについて取り上げたいと思います。

 
ボタニカルとは
ボタニカルとは、「植物の」「植物由来の」という意味です。

英語で「Botanical」と書き、そのままカタカナ表記を読み方にしたものです。

ボタニカルは、単体で言葉を使うよりも「ボタニカル●●」というように、「ボタニカル+言葉」で表現されることが多いです。

主にファッションや美容など、おしゃれなアイテムに使われることが多く、その表現は多彩です。

例えば・・・
ボタニカルファッション
ボタニカルネイル
ボタニカルシャンプー
ボタニカルアート
ボタニカルインテリア など。

きっと耳にしたことあるものもありますよね。


オーガニックとは
オーガニックというのは「有機の」「有機栽培の」という意味です。
化学肥料や農薬を使わないで育てた植物のことを指します。

日本では2000年に、JAS法(日本農林規格)により、有機食品の検査認証制度が設けられました。
現在ここでの厳しい基準をクリアした食品のみに「有機JASマーク」の使用が認められ、このマークがないものに「オーガニック」や「有機」の名称表示をすることは、禁止されています。

なお、日本農林規格があるのは、有機農産物、有機加工食品、有機畜産物、有機飼料だけで、これ以外の水産物、繊維などは、現在のところ日本の国が定めた基準がなく、生産者独自が行っています。

ちなみに、英語の「organic」は、フランス語では「biologique(ビオロジック)」に当たり、フランスなどでは、有機農産物や有機加工食品を「BIO(ビオ)製品」と一般的に呼ぶそうです。
 

ボタニカルとオーガニックの違い
ボタニカルもオーガニックも植物由来の商品等に使用される言葉ですが、大きな違いは基準が存在するかどうかです。

製品や原材料に、化学肥料、化学農薬を使用しているかどうか、安全性はどうか。
また動物実験をしていないなど生物の倫理観に準じているかどうか。
このような厳しい基準をクリアしたものがオーガニックとして認められます。

反対にボタニカルには基準そのものがありません。
極端なことをいうと、1%の植物由来の成分が入っているだけでもボタニカルと言えてしまうのです。
 

まとめ
類似している商品は世の中に多く存在します。
少しでも自分の理想の商品が手に入れられるよう
最低限の知識は持っておきたいと思いました。
 
わたしもオーガニック商品を扱う者として、たくさんの方の健康にお役に立てるよう今後も研鑽を積んでいきます。