3月くらいから、

休みなしで、忙しく過ごしいる。

théâtre Paris Kidori の8周年記念行事の

オリジナルミュージカル『髑髏尼』

の制作がピークである。


出演はしないが、

26曲の詞を書いた。


このミュージカルは、

シェルブールの雨傘やレミゼラブルのように

基本歌だけで構成しているのだ。


そして、スタッフは、

作曲を担当してくれた、

小沼竜之以外、基本いない。


稽古の進行は、

出演する藤田宏樹がやってくれているが、


衣装、小道具、大道具

全部、ワタクシである。


平安時代のオハナシなんで、

揃えるのに苦労した。


物語のキーになる、

大道具

水盤は、


さすがに、

外注しようと

大道具業者に

見積もりしてもらったら、


50万円!


出せるはずもなく、

美大の学生に声をかけて、

校内で探してもらったが、

誰も興味なかったのか、

業者を紹介される。


担当の方は、

良い方だったが、


16万


キャパが小さく、

チケットも売れない

小スペースのワタクシには

手がでない。


仕方ないので、

創ることにした。

お金ないので、

ダンホールで

小学生の工作である。


大体の形を作ったら、ちまちま新聞をちぎって貼る


色付けの為に、専用下地を塗る


青銅に見せる為、黒く塗り

次は、ゴールドを


次は、グリーンを


更に違うグリーンも重ねていく


完成である。

でも塗料や接着剤で3〜4万はかかった。


孤独の作業であった。


金屏風もワタクシが。


出演者たちは、

スタッフワークからの

芝居作りをしたことがないので、

作れない。


無理ないが、


数年前に

オペラ「カルメン」

を上演したとき、

やはり孤独なスタッフワークに

もう二度とやらんと

思ってたのに、


ワスレトッタ。



3月からダイエットをして、

約10kg痩せたが、

健康体重としても、

まだ痩せる幅があるのだ。

悲しい🥹。


そもそも

40代まで、

踊ってるうちは、

ダイエットなど必要なかったが、


義母の介護的なことが

始まって、

舞台を諦め、

バーレッスンも

しなくなり、

自暴自棄で、

呑むや食うやであった。


義母がなくなり、

さぁ、自分の事だけ考えて生きようと、

歌をもっと頑張ろうとしていた時、

小坂明子先生と許英子先生に

オリジナル曲

『涙の日づけ』をかいていただいた。


それに合わせて、

ミュージックビデオの撮影があり、

ダイエットをしたが、


その後、

théâtre Paris Kidori を開き、

この8年余り、

経営ストレスで

ぶくぶく太った。

太りだすと、

こんなおじさん、

太ろうが痩せようが

誰かが気にしてくださるわけじゃ

あるまいしと、

諦めていたが、


いよいよ、

着るものが無くなり、

息もキレる

いろいろごまかしてきたが、

あかんと思った。


香港留学時代、

個人的に

教えてくれていたクリスティン先生が、


「はじめ、男の歌手は、

ハゲとデブは、絶対ダメよ」


の言葉がアタマをよぎった。


ハゲは、カツラでなんとかなるが、

デブは、ごまかせない。


クリスティン先生は、

子供のときから、

ファミリーバンドで世界中で

歌ってきたひとで、

今は、香港でアリーナでソロコンサートをするようなスターたちを沢山教えている。


そんなわけで

いくつもの理由で

ダイエットをしているのだが、


10kgも痩せたのに、

誰も言ってくれないと

自分の店でボヤいたのだか。


お客様方が、

健康問題かもしれないので、

言えなかったと。


そっか、


ソウイウトシナノダ。


でも、身体軽いもん。










théâtre Paris Kidori 8周年記念行事、
今年は、オリジナルミュージカルとショーの
2本立です。
前半に行われるオリジナルミュージカルの
詳細が発表になりました。

 『ミュージカル 髑髏尼 試演会』
原作 吉井勇 作詞 藍澤幸頼 作曲 小沼竜之
演出 藍澤幸頼
出演 瀧本真己 若松渓太 藤田宏樹 中川宗太朗
Pf.小沼竜之 ¥11.000-
7/27 28       17:30 開場 18:00 開演 
7/29 30 31  18:30 開場 19:00 開演

5日間の5回公演です。
ワタクシは出演せず、
制作・演出に専念致します。

この数ヶ月は、
作詞をしながら、
小道具や衣装を揃え初めていました。

昨日、22曲の作詞が終わりました。
作曲の小沼竜之も
なかなか耳をつく曲を
次々に描いてくれています。
曲は、現代ミュージカルを感じさせます。

原作は、
ワタクシが
玉川大学文学部芸術学科演劇専攻2年の時に、
実習公演で今尾哲也先生が
演出なさって、助手と出演をしたものです。

すでにその当時、
ミュージカルにしたら素敵なのにと、
40年ほど温めてきた作品です。
原作は古語表現がいっぱいあります。

2年前に、
坂東玉三郎さんが
歌舞伎で演出主演をされました。

源氏が平家の末裔を
皆殺しにする為に
町中で、源氏の武士たちが
疑わしい子供をさらっていく中。

新中納言局が
子供をさらわれ、
武士を追っていくところから、
話は始まります。

やがて
新地納言局は、出家し、
殺された子供の髑髏を持っていることから、
髑髏尼と呼ばれるようになります。

鐘楼守の七兵衛は、
髑髏尼に恋をします。

七兵衛は、亡き母に
絶対に自分の顔を見てはいけないと
育てられ、その言いつけを守ってきましたが、
恋心が彼を動かして、
自分の顔を見てしまい、
何故、皆が自分から逃げるのか
知ります。

彼は、意を決して
尼寺から一緒に逃げようと
髑髏尼に告白します。

拒まれた七兵衛は、
髑髏尼を殺め、
追って自分も
飛び降りようと鐘楼に向かい
物語は終わります。


ノートルダムの鐘的なところがありますね。

七兵衛が初めて
自分の顔を見るシーン2曲を
小沼竜之と創って
制作をすることを決めました。

5日間キャパが埋まったとして、
公演収益の1/3が
舞台セット、小道具、衣装で
すでに飛んでいきました😂、
まだ、揃えるものがあります。

クラウドファンディングなどはしないで、
公演収益で制作費、ギャラ、
théâtre Paris Kidori 1日あたりの維持費を
まかない、これから手直しをしながら、
3年くらいかけて作品を磨き上げたいと思っています。

皆様においでいただかないと、
私個人がどん!と背負うこととなります😭。


何卒よろしくお願い申し上げます。

↓園田氏デザインのミュージカルロゴ2種のウチのひとつです。