10月10日にステラモールへ行ったのは3週間振り。
するとステラモールにストリートピアノが設置されていました。
とても派手な装いのこのピアノ。
惹かれる様に近寄りました。
すると、幾つかの鍵盤が浮いているのに気付きます。
どんな音がするんだろう…。
気になって浮いている鍵盤を押してみたら…
ここのドの音が出ませんでした。
他にも、音が微妙に濁っている所も。
調律しても、これ以上にはならないのか…?
このピアノはそもそも何故ここにあるのか。
疑問はこの説明書きで解決しました。
ステラモールマネジメントが古くて汚くボロボロになっていた中古ピアノを美しく蘇らせて、ここに連れて来たと書かれていました。
なるほど、音が出ないキーがあるのはそういう理由だったのです。
そしてこのピアノの衣装が独特な感性で、きっと作者は男性じゃないかなぁなんて想像してしまいます。
高いドのキーはかなり頻繁に使われる場所ですが、壊れるまで叩かれた経緯はどんな時だったのだろう…?
ピアノが生まれてここに辿り着くまでのピアノの半生が気になりました。
このピアノが作られて何年なのか、それまでどんな扱いを受けたら、こんな姿になるのか。
このピアノは、汚いと見向きもされないより、ピエロの様な姿を晒しても、誰かに弾いてもらう方が幸せなのか。
この古ぼけたピアノを見て、日本の駅などに置いてある綺麗で調律をされたストリートピアノとは違う気持ちを感じました…。