出汁の用意などを含めて鍋の世話から締めの雑炊まで、がんばってくれた甥。
「子どもの時、いっぱいいろいろしてもらったお返しだから」
と気持ちよくやってくれていました。
「あやかさん(結婚した当初学校出たてで『叔母さん』と呼びにくかったせいか、主人側の甥姪はいまだに名前で私を呼びます)も大変やったろう? 大人になって分かったんや。当たり前にしていたけど、大勢迎えてご馳走用意してくれて、後片付けもみんなやってくれてて。おっちゃん(主人)にも散財させたなあって。少ししかお返しできへんけど、なんか返したくて」
その言葉で充分嬉しかったです。主人もとても嬉しそうでした。
甥と出会った時、彼は幼稚園児だったかな。
彼のお母さん、女優さんのように綺麗な人でした。お見合いの時主人の次姉はすぐ近所に住んでいてお茶を出してくれたりの世話役をしてくれていました。
無償ですがある団体の世話役の仕事で外出の多い義母の秘書的な役目だった人。本当は私がするはずだったその役割をやってくれていました。
義母はその役目を私に継いで欲しいと言っていましたが、私は社交的な方でないし、あまり賛同できなかったので義母にはついていけず、そのことで反目もありました。以前から義母の後継のような役割を果たしていた次姉が、私の代わりに働いてくれていたのです。
主人の姉妹もその団体の活動をしていたし、ご近所さんだったから甥や姪たちの子守りを自分の子育てと一緒にしたり、甥姪のお父さん側のいとこたちが遊びにきたらその世話。映画に行きたいと言えば連れていき、時には実家へもお泊りに連れて行ったり。
昔は主人の姉妹家族が、時には職場の関係の人や舅さんまで連れて来ていましたが、おもてなしは私の役目でした。
そういう状況も甥は見ていたらしかったです。
甥は人懐っこいかわいい子でした。子守りは苦痛ではなかったけれど、義母や次姉や妹には「私はお手伝いさんの代わり?」なんて不満を感じていました。実際私が来る前はお手伝いさんがいたそうですし。
今はありがとうと言ってくれる気持ちこそ、ありがたいよ。
なんかいろんなことが報われた気がしました。
そんなひと時でした。
今月この甥のお母さん、次姉の祥月命日でもあります。
おまけ。
先代猫のウバの写真、古い物を探していたらこんな物を発見。
何かの動物番組だと思うのだけど……。
毛色もフォルムもロコそっくりやん。
それをウバが観ているという。
なんか不思議。ロコはまだこの世に生を受けていないわけで。
やっぱりウバが連れてきてくれた子なのかな〜。
ロコ「ウフフ。それは秘密よ♡」
寒くなってきたから皆さんも暖かくしてお過ごしくださいね♪
相変わらず仲良しです。