伝説の巨鳥 ロック鳥をご存知ですか? | 伊豆高原「怪しい少年少女博物館」のブログ

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レトロで可愛くて気持ち悪い。伊豆高原「怪しい少年少女博物館」の展示品などを紹介します。

 
 
 
怪しい少年少女博物館一階入口付近の左手にある食玩とガチャガチャのコーナーに展示をしている。UHA味覚糖 コレクト倶楽部 帰ってきた七不思議編のロック鳥のフィギュア
 
 

 
 
正面に向かって左手から見たところ。正面から見た場合のサイズは高さ約7cm、幅7cm、奥行き5cmです
 
 
 
 
背中側から見て、やや右手から見たところ
 
 
 
 
背中側から見たところ
 
 
  
 
背中側から見て、やや左手から見たところ
 
 
 
 
正面に向かって右側から見たところ
 
 
 
 
正面に向かって、やや右斜めから見たところ 
 
 
 
 
正面から見たところ
 
 
 
 
正面のやや下側から見上げたところ
 
 
 
 
正面に向かってやや左側から見上げた所。エサを待つヒナが2羽、口を開けています
 
 
   
 
ゾウを片足で掴んでいます。ヒナのエサは何とゾウで、とんでもない大きさの鳥なのです。アラビアンナイトには白いドーム状の建物かと思ったものがロック鳥ルフの卵の殻で、ヒナにゾウを与えて育てていると言う話が出てきます。レイ・ハリーハウゼンが特撮を手がけた映画「シンドバッド七回目の航海」にもロック鳥のヒナが登場します。映画の中では双頭の巨鷲と言う設定でした
 
 
  
 
真上から見下ろしたところ
 
 
  
 
台座の底面にはUHA味覚糖 ©️Max Factory
の表記が入っていました
 
 
 
 
上記のフィギュアを展示している辺りの様子
 
 
 
 
ロック鳥の想像図。姉妹館のねこの博物館の館長 今泉忠明著作の 謎の動物の百科 データハウス刊より
 
 
ロック鳥って、どんな鳥?
 
ロック鳥は千夜一夜物語(アラビアンナイト)など、中東やインド洋地域の伝説やマルコ・ポーロの東方見聞録に登場する巨大な鳥です。三頭のゾウを掴んで、巣に持ち帰りヒナに食べさせるとも言われる、巨大で力の強い鳥で、ルフやルクとも呼ばれます
 
 
東方見聞録でも取り上げられたロック鳥
 
ロック鳥については8世紀初期のアラブ人による記載があり、現存の鳥に基づく話であった可能性もあるようです。ロック鳥の噂は、ヨーロッパでは東方から帰った十字軍(1096〜1270年)の兵士により、つぎつぎと伝えられたと言います。話では、「途方もなく大きく、大変な力持ちで、大胆不敵。何頭ものゾウをすくいあげ、軽々と空を飛ぶ」と言う・・・
 
1294年マルコ・ポーロは故郷への帰途にインド洋にあるマデガスカル島に立ち寄り、住民から巨大な鳥の話を聞きます。それは1年のうちのある季節にだけ現れ、ワシに似ているが度はずれて大きく全長は30パ(約45m)ほど、翼の長さは12パ(18m)ほど、大変に強く、その脚でゾウを捕らえると空高く運び上げ、それを空中から落として殺すと、その上に舞い降りて心ゆくまで肉を食べるということでした
 
マルコ・ポーロは仕えていたフビライ・ハンの宮殿で使臣が島から持ち帰ったと言う、この鳥の羽根を見せられたことがあり、その大きさに感心したと言います。マルコ・ポーロが自分で測って見たところ、その長さは2m、羽茎の円周は40cmに及んだそうです
 
マルコ・ポーロはこの鳥を島の原住民はルク(リュ)と呼んでいるが、伝説上の神獣グリフォンの事ではないかと思っていたようです。ただ下半身がライオンで上半身がワシの姿ではなく、強大なワシの姿をしているので、本当にグリフォンなのかはわからないとしています。マルコ・ポーロが立ち寄ったマデガスタル島が、どこであったかは確実ではないそうですが、マダガスカル島ではないか?と推測されています。ただマルコ・ポーロによると世界のどの地方よりたくさんのゾウがいるとのことですが、マダガスカル島にはゾウはいませんでした
 
ロック鳥についての話はモロッコ出身の14世紀の旅行家イブン=バットゥータの旅行記にも登場するようです
 
 
ロック鳥は現存した鳥がモデル?
 
 
ロック鳥、エピオルニス説
 
 
   
 
 
エピオルニスの骨格と卵
 
 
 
エピオルニスの想像図
 
 
 
 
エピオルニスの卵は10kg以上に達したと推測されています
 
 
 
右からエピオルニス、ダチョウ、ニワトリの卵。上記2枚の画像は、謎の動物の百科 今泉忠明著 データハウス刊 より
 
 
 
マダガスカル島には、かつて空を飛べないダチョウ型の巨鳥エピオルニスが生息しており、ロック鳥はエピオルニスの話が元になっているのではないか?と言う説があります
 
エピオルニスはもっとも背の高い鳥の意味だそうですが、実際はもっとも重い鳥だったと言います。脚は柱のように太く、最大のものは高さ3.5m、体重500kgに達したと言います
 
その卵は長径35cm、短径22cm、殻の厚さ3mm.重さ10kg以上もあり、ダチョウの卵の7倍、ニワトリの卵なら183個分に相当するそうです
 
エピオルニスが滅んだ時期は諸説ありますが、1800年代中頃かと思われ、アラビア人の探検家はマダガスカル島の存在を知っていたので、エピオルニスの姿を見ていたと思われます。その姿が、故郷への土産話の中で、誇張され、空を飛ぶさらに巨大な鳥の話となり、その中からロック鳥が生まれたのではないか?と推測されています
 
1800年代中頃までエピオルニスが生息していた根拠として次の話が挙げられます。フランス軍艦の船医ジョリフが、フランスの商人デュマレルが1848年にロック鳥はまだ生きていると言う話をした事を日記に記しています。デュマレルが語るには、「少し前のこと、島の北西部にあるレバン港で、とてつもなく大きな卵の殻を見た。卵はその土地の荒野に棲む未知の鳥が産んだもので、慎重に容積を測ると、ワインのクォーター・ボトル13本分(約15L)が入った。卵はジャングルで見つけたもので、このような卵はごくごく稀にしか見つけられないし、この卵を産む鳥の姿は、さらに一層稀にしか見られない」と言う事でした
 
 
 ロック鳥、ヒゲワシ説
 
 
 
 
ヒゲワシ
 
 
また現存の鳥類で、ユーラシア大陸やアフリカ大陸北部の山地に生息するヒゲワシが、ロック鳥のモデルではないか?とする説もあります。ヒゲワシはその名の通りアゴにヒゲのような羽があり、全長1m以上、翼を広げると3m近くにまでなるワシです。ヒゲワシは骨の髄を好み、小さな骨は丸ごと飲み込み、一度に飲み込めないほど大きな骨やカメ等の硬い獲物は上空から岩の上等に落として割って食べる習性があると言います
 
 エピオルニスにヒゲワシの話も合わさって、船乗りの土産話の中で、ロック鳥の話が出来上がったとも考えられます
 
 
ゲームの世界で人気のロック鳥
 
ロック鳥については、そのインパクトあるキャラクターからゲームの世界にもよく登場します。モンスターストライクやドラゴンクエストモンスターズ、グランブルーファンタジーや各種カードゲーム等です
 
 
正に巨鳥、ロックと呼ばれる飛行機
 
 
 
 
全福117mの巨大な飛行機で、米国のモハーベ砂漠でテスト中
 
 
 
 
747ジェットエンジン6発を備えた怪物のような飛行機です 
画像お借りしました
 
ロックと言う名前を冠した飛行機が現在テスト飛行中です。航空宇宙企業のストラトローンチ•システムズが手掛ける世界最大級の飛行機で、2019年4月に初飛行、2022年10月に8度目のテスト飛行を終えたばかりの世界に1機のみ機体です。空飛ぶロケット発射台として開発され、全長約73m、全幅約117mで重量は約250トンで6発のエンジン、28個の車輪を備えた双胴の飛行機で、ロックの名前に相応しい、正に巨鳥、怪物のような飛行機です。一度見てみたいですね?
 
 
 過走行車には硬めのオイルを
 
話は変わりますが、私が通勤に使っているデミオが、ついに70万キロをオーバーしました。エンジンもミッションもオーバーホールなしで走っているのですが、さすがにエンジンが摩耗しているので、エンブレをかけて坂を下ると、オイル上がりをおこして、もうもうと白煙を吐きます。後続の車が車線変更するくらいです。よってオイルの減りが異常に早いです。1000キロ走ったら1Lは入れないと焼き付いてしまいます
 
また圧縮漏れを起こしているのか、長い登り坂では後続車に迫られるなど、パワー不足を感じます
 

 

 

 

私は以前アメ車に乗っていたことがあるのですが、エンジンの調子が悪いので、専門店に行ったところ、まずはこれを入れて様子を見てみろと言って渡されたのが、オイルの粘度を上げる添加剤でした。透明で粘りのある液体で、隙間が大きいと思われる過走行のアメ車には確かな効果がありました
 
その時の事を思い出し、硬いオイルを入れてみることにしました。私が学生だった頃は15w−50のオイルを入れていたのですが、最近は0w−20とか、5w−30、10w−30くらいの低燃費タイプの柔らかいオイルが多く、硬いオイルは店頭に並んでいないか、凄く高価な場合が多いのです。いつもは安売りしている5w−30か10w−30を入れています  
 
20w−50位の手頃なオイルが欲しいなと思っていたらモノタロウで売っていたので、使ってみることにしました。RAMCO SL/CFというオイルで鉱物油 4L で2267円です
 
オイルの産地表示がないので、一抹の不安を感じましたが、その効果は絶大でした。心配していた始動性は問題ないですし、あまり回してはいませんが、高回転が苦しいと言う感じにはなりません。それよりスカタンエンジンがどっしりしたエンジンになった感じが凄いです。トルクが2〜3割くらい太くなった感じで、坂道も楽に上がるようになりましたし、燃費も10%は良くなりました。肝心のオイル上がりの方はどうかと言うと、白煙は明らかに減りましたが、完全に無くなった訳ではありませんでした。それでもオイルの減りは2〜3割は減少しました
 
安いオイルよりは高価ですが、十分元がとれるオイルと言えます。エンジンは生まれ変わった位に感じるので、まだまだ走れる自信もつきました。20w−50のオイルですと、4L で4000円以上する場合が多いので、このオイルは大正解のオイルで、お勧めです
 
 

 

 

モノタロウで買ったRAMCO SL/CF 旧車や過走行車におすすめ

 

 

ツタ

 

 

 

 

 

 

怪しい少年少女博物館の外壁を這うツタが紅葉しています

 

 

伊豆高原の紅葉は12月くらいが見頃と遅いのですが、ツタは色づいています

 

ツタにも花言葉はあります。「永遠の愛」、「結婚」、「誠実」、「死んでも離れない」などです。強い生命力や、しっかりくっついて育つことが強い結びつきを連想させることなどから付けられたようです

 

 

次回もお化けや妖怪、謎の動物の話が続く予定です

 

次回の更新は年明けの1月17日頃となる予定です