伊豆高原「怪しい少年少女博物館」のブログ

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レトロで可愛くて気持ち悪い。伊豆高原「怪しい少年少女博物館」の展示品などを紹介します。



  
 
怪しい少年少女博物館2階奥の民芸品のコーナーに展示をしている「ガラッパの西瓜食らい」という郷土玩具





正面に向かって、やや左手から見たところ

本体が紙製の張子で、赤いちゃんちゃんこは布製、台座は木製です




 

正面に向かって左側から見たところ




 
背中側から見てやや右手から見たところ

 



背中側から見たところ。台座込みのサイズは高さ約24cm、幅10cm、奥行き9cmです
 




背中側から見て、やや左手から見たところ



  

正面に向かって右側から見たところ



 

正面に向かって、やや右手から見たところ





本体を正面のやや下側から見上げたところ。ガラッパは手足が長い、モデル体型の?カッパなのですが、この玩具は顔が大きくて、スタイルが良いイメージではありませんね〜
 



 
顔のアップ
 




上から見下ろしたところ





最後の文字が消えかかっていますが、「ガラッパの西瓜食らい」と書かれています。台座には郷土玩具と言う紙が貼られています
 


  

台座の裏側には鹿児島 鹿島たかし と表記されています





背中側に付いているひもを引っ張ると、西瓜を口元に持ち上げて、食べているようになります




 

ひもを引くのを途中で止めると、西瓜を食べるのをやめて聞き耳を立てているような感じになります






西瓜を食べているのを横から見たところ
 




後ろに付けられたひも。これを下に引っ張ると腕が持ち上がり西瓜を口元に持っていきます



 
 

上記の郷土玩具を展示している辺りの様子。右横には以前ご紹介した「ひょうすんぼ」の民芸品を展示しています。この他にもカッパ系の展示物は沢山所蔵しております


今回は久々に日本の妖怪のお話です

ガラッパって、どんな妖怪?
 

ガラッパは、鹿児島県の薩摩川内市、鹿児島市、指宿市や志布志市の周辺地域や種子島、トカラ列島、奄美大島などに棲むというカッパの一種で、トカラ列島では、ガワッパ、ガッパ、ガウル、ガラル、磯にいるのでイソンコともいうそうです

 

身体が細く、手足が長く、座ると、膝頭が頭よりも高くなるのが特徴です。いたずら好きで、人に相撲を挑んだり、馬や人を川に引き込んだりするといいます。また女好きで、人間の女の色気に惑わされて、川に落ちたという話も伝わっています
 
 

 
 
水木しげる氏が描いたガラッパ
 

水木しげる氏によりますと、ガラッパは奄美大島などの南の島に棲むカッパに似た妖怪で、頭には皿があり、始終よだれを流していて、生臭いとしています


 
ガラッパの害を防ぐには仏壇に供えられた仏飯を食べると良いといいます。線香の匂いがして、仏様が来ると思い、引き込まれないのだそうです。また金物を嫌うといい、この習性を利用して、光り物を身につけるという手もあります。また人間の歯を恐れるとか、網を嫌うという話もあります
 
ピーピーとかヒョウヒョウとか鳴きながら山と海の間を川に沿って、1年に2回、春と秋の彼岸の頃に往来するといいます。春の彼岸の西風の夜に海へと下り、秋の彼岸の頃には山に帰っていくとされています。その姿は普通の人には見えないといいます
 
彼岸や盆などの物日は山に人が来ない日と分かっているので、ガラッパたちは跳梁しているといいます。その正体を渡り鳥のトラツグミと伝える所もあるといいます
 
 

 
 
トラツグミ
 
夜にヒョーヒョーと細い声で鳴くことから、鵺( ぬえ )や鵺鳥と呼ばれることもあり、気味悪がられたこともあったといいます。その寂しげな鳴き声は平安時代頃の人々には不吉なものに聞こえたことから、凶鳥とされ、貴族たちは鳴き声が聞こえるや、悪いことが起きないように祈祷をしたといいます。今では、トラツグミの声で鳴くという、ガラッパとは別の妖怪の鵺の方が有名になり、鵺というとトラツグミより、妖怪を思い浮かべる人の方が多いといえます


ガラッパの神
 
ガラッパにはガランドンという水神でガラッパの神がいるといいます。祭りは正月5日に行い、赤飯の握り飯を供えて祀ります。ガランドンは鹿児島の神社でガラッパを集めて、悪事を働かないように説得し、戒めの文字を石に刻んだとされ、その石がある限り、ガラッパは悪さが出来ないという話もあります

 


ガラッパは結構怖い?
 

ガラッパを見た人は死ぬという恐ろしい話もあります。頭の皿を打たぬと約束をしたのに、それを破ったので、次々とガラッパが出て相撲をとり、その人は馬鹿になったという話もあるといいます。また薩摩川内市には何日も相撲の相手をした人が、やがて病気になり、死んでしまったという話もあるそうで、結構怖い面もあると言えます


 

また邪悪な精霊の性格があり、人に憑いたり、いたずらをしたりするといいます。山で同じ所をぐるぐる回るなど、異変に遭うのは、ガラッパのせいだといいます。ガラッパの悪口を言ったり、山で名前を口にしてはならないといいます。特に素足でいると、何キロも離れたガラッパに聞こえ、仇を討たれるといいます。ただし仲良しになった場合は、魚がよく捕れると言います。また薩摩川内市には田植えを手伝った話も伝わっています



トカラ列島の平島には、魚とりに行ったら、ガラッパが火に当たりに来た。膝頭が頭と同じ高さで、口から始終ダラダラとよだれを垂らし、臭かったという話が伝わっています
 
 
地元で人気のガラッパ
 

鹿児島県伊佐市には湯之尾滝 ( ゆのおだき ) ガラッパ公園があります。平成2年5月5日にミニ独立国「 菱刈ガラッパ王国 」が建国され、それまでの湯之尾滝公園が改称して生まれ変わったものだそうです


身長5mの世界一のガラッパ像等、34体のガラッパ像があり、平成3年7月に建設省施設部門で、手作り郷土 ( ふるさと ) 賞を受賞しています。遊具が充実した公園で、よちよち歩きの小さいお子さんでも楽しめるすべり台などもあり、子どもたちに人気の公園なのだそうです





 湯之尾滝ガラッパ公園 ( 画像は鹿児島県のHPよりお借りしました)


また近くの湯之尾温泉には絶景の露天風呂があるガラッパ荘なる民宿もあるそうです


 

福姫かっぱ伝説

同じ伊佐市内で同じ川内川沿いの曽木の滝付近には、福姫かっぱ伝説と言う話も伝わっています。鯉とカッパが相撲対決をする話で、これもガラッパの話と考えて良いと思います
 
曽木の滝の鯉同士の勢力争いに心を痛めた美しいカッパの娘が争いを平定するために、カッパと鯉との相撲対決を発案します。見事カッパ側が勝利し、この滝に平和がもたらされ、いつしかその娘は福姫かっぱと呼ばれるようになったという話です 
 

 

 怖い面もありますが、ガラッパは地元で大人気の妖怪と言えます

 

 

 ブッドレア

 



 

 

怪しい少年少女博物館のエントランス付近に咲いたブッドレア

 

ブッドレアは芳香を持つものが多く、蜜が多いので、蝶を呼ぶ花として知られています。英名もバタフライブッシュです。芳香に誘われて蝶がひらひらと現れる様から、ブッドレアの花言葉は「魅力」「恋の予感」「あなたを慕う」等となっています。ただし、ブッドレアの蜜には人間に毒となるサポニンが含まれているので、蜜を口に入れることのないようにしましょう

 

 

ブーゲンビリア

 

 

 

 

 

怪しい少年少女博物館の国道側の垣根に咲いたブーゲンビリア

 

こちらはブーゲンビリアです。今年はとっても花つきが良くて元気いっぱいです! ブーゲンビリアの花言葉は「 情熱 」や「 あなたしか見えない 」などです

 

 


次回も謎の動物や妖怪、お化けの話が続く予定です
 
次回の更新は8月23日頃になる予定です