古代の建機? 黄金ブルドーザーをご存知ですか? | 伊豆高原「怪しい少年少女博物館」のブログ

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レトロで可愛くて気持ち悪い。伊豆高原「怪しい少年少女博物館」の展示品などを紹介します。

 
   
   
 
怪しい少年少女博物館1階入口付近の左側にある食玩とガチャガチャのコーナーに展示をしている大神秘博物館 第2集のマヤのブルドーザー (通称 黄金ブルドーザー)  のフィギュア。メディコムトイ製で2002年頃のもの
 
正面に向かって、左斜めから見たところ
 
 
 
 
右手から見たところ。サイズは長さ約8.5cm、幅3cm、高さ2.5cm
 
 
 
 
後方に向かって、右斜めから見たところ 
 
 
 
 
後方に向かって、左斜めから見たところ
 
 
 
 
左側から見たところ
 
 
 

正面に向かって右斜めから見たところ
 
目玉が飛び出ているのが印象的です
 
 
 
 
顔の正面から見たところ

 

ジャガーがモデルで、口の両側から伸びているのはヒゲと言う人もいますが、ヒゲと言うよりも何かのペダルのようにも見えます。ジャガーが蛇を咥えていると言う説もあります
 
 
 
 
尻尾の部分には歯車のようなものが付いています
 
 
 
 
尻尾の部分の断面は長方形で、歯車と共に何か機械的な印象を受けます
 
 
 
 
建設機械がモデルで、尻尾の付け根から両脇に付いているものと、尻尾の先端に付いている三角形のものは泥よけではないか?という人もいます
 
 
 
 
上方から見たところ。見下ろすと、エメラルドがはめ込まれている部分は台座でヒゲがペダルがハンドル、尻尾に付いた三角形の板が泥よけという説も納得がいきます
 
 
 
 
お腹側から見たところ
 

 

 
 
付属のカード 
 
裏には外国の方が書かれた解説がついています
 
 
 
 
上記のフィギュアは食玩とガチャガチャのコーナーの一番下の段の中央付近に展示をしています
 
 

黄金ブルドーザーって何?

 

中南米のパナマ南部のコクレ地方の遺跡の地下墓所から他の沢山の副葬品と共に発見されたコクレ文化の黄金の装飾品で、背中にエメラルドが埋め込められています。コクレ文化は黄金の装飾品で知られ、西暦500年頃から900年頃にパナマで栄えた文化です
 
現物はアメリカのペンシルベニア大学考古学人類学博物館に所蔵されています
 
考古学者によって、はじめはジャガーかワニをモデルにデフォルメした装飾品ではないか?とされていましたが、尻尾に歯車が付いていたり、足の関節の付き方が変だったりと奇妙な部分が多く、全体的に機械のようなイメージを受けるのも事実です
 
前回や前々回のブログに登場した動物学者で超常現象の研究者でもあるアイヴァン.・T・サンダーソン博士は、これは古代のブルドーザーではないか?とし、オーパーツとしています
 
 
オーパーツの名付け親の見立て
 
同博士によると、これは土木工事用の機械の模型で、手足はパワーショベル、目はライトでブルドーザー兼クレーンのような大型機械だったのではないか?としています
 
尻尾の先端が歯車連動式の巻き上げ機、尻尾は堀削用のアーム、三角形の小片は泥よけ、頭部は歯状のバケット、胴体周囲の装飾はキャタピラ、足の関節部分は重量のあるものを支える際の緩衝装置ではないか?と推定しています
 
 
 
 
 
バックホー付きホイルローダー
 
建設機械だとしたら、普通のブルドーザーより、むしろこのような建設機械に近かったと思われます
 
 
博士は、実際は動物の形をしていたわけではないが、初めて建設機械を見た古代人には、それが未知の動物のように見えた為、制作過程でそれぞれの要素が混じって、このような形に仕上がったのではないか?との見解を示しています
 
 
謎の文明や地球外生命体がもたらした?
 
遺跡の建設やジャングルを切り拓くのに使われたのでしょうか? 交流があったと思われるマヤ文明のピラミッド建設に使われているのを目撃したとか・・・
 
でも遺跡の建設に建設機械が使われた記録も証拠も見つかっていません。古代に現在は忘れさられた高度な文明が存在したか、地球外の知的生命体がもたらし、一時的に利用しただけで記録が残っていないのでしょうか?
 
黄金ジェットをはじめとして、周囲から機械を模したと思われるものが幾つか出土しているそうです。メキシコのウシャマル遺跡からは車輪や歯車のような遺物が、ホンジュラスのコパン遺跡からは石に刻まれたギヤボックスのような遺物が出土しているようです。これらのことは、古代に機械的な物が使われていて、それが目にされていた証拠ではないか?と黄金ブルドーザーとの関係性を指摘する人もいるようです
 
 
デザイン的に心惹かれる遺物
 
歯車は太陽を表していると言う人や装飾の為の花ではないか?と言う人もいます。全体のフォルムはどちらか言うと、ワニと言うより、ジャガーを思わせます。ジャガーは畏怖され、神聖視されており、エメラルドを嵌め込んだ豪華な作りと言い、権威者の為に作られたか、祭祀用とか、何か宗教的意味があるのかもしれません
 
古代の建設機械だったかはともあれ、デザイン的にどうしてこのようなメカニカルな形状になったのか興味を引かれます。オーパーツの代表的な例として取り上げられますが、想像を刺激する遺物である事に間違いはありません
 
 
追記:珍説? 裁縫道具説
 
ここまでは、オーパーツとしての検討なのですが、実は個人的に気になっていることが・・・この尻尾についた歯車って、家庭科の時間に見たことがあるような・・・?  これって裁縫道具の1種で布や紙に点線状の跡を付ける、あのルレットじゃないですよね? 現物も約12cmと手に持って扱えるサイズですし・・・
 
まあ、もしルレットだとしたら、他にも、もっと色々なデザインのものが出ても良いはずですし、歯車が実際に回転し、機能するかも調べていませんので、あくまで仮説に過ぎませんが・・・
 
 

 

ルレット 歯車が2つあるものもあるようです

 

(画像お借りしました)

 

 

ムスカリ

 

 

 
 
エントランス付近に放置してある植木鉢に今年もムスカリの花が咲きました
 
 
西洋ではムスカリは、その青い色から「失意」や「失望」などのネガティブな花言葉と結びつけられる場合が多いようです。ムスカリはまた世界最古の埋葬花とされています。イラクにあるシャニダール洞窟には、約6万年前のネアンデルタール人が埋葬されていましたが、そこにはムスカリの花が添えられていたそうです
 
一方、東洋では「寛大な愛」や「通じ合う心」、「明るい未来」というポジティブな花言葉と結びつけられています
 
可愛い花ですし、放置していても毎年花を咲かせるので、私は後者のイメージで捉える方がしっくりきます
 
 
 
次回も、お化けや妖怪、謎の動物やオーパーツなどの話が続く予定です
 
体調不良など諸事情により、更新や訪問が遅れており申し訳ありません。次回の更新は7月中になる予定です