謎の動物ドーバーデーモンをご存知ですか? | 伊豆高原「怪しい少年少女博物館」のブログ

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レトロで可愛くて気持ち悪い。伊豆高原「怪しい少年少女博物館」の展示品などを紹介します。

 

 
 
怪しい少年少女博物館1階の入口付近左側の食玩とガチャガチャのコーナーに展示をしているムー 未確認動物2  〜UMAの謎〜 のドーバーデーモンの食玩フィギュア。ハート製で2002年頃の物。通常彩色バージョンです
 
 
 
 
正面のやや左側から見たところ。えっ? 宇宙人のグレイじゃないの?と思った方も多いでしょう.見た目はよく似ていますよね。よく似ていることから、ドーバーデーモンの正体は宇宙人や宇宙生物ではないか?と考える人もいます
 
 
 
 
正面の左側から見たところ 
 
 
 
 
後ろ側に向かって、やや右側から見たところ。サイズは高さ約5cm、幅6cm、奥行き4cmです
 
 
 
 
後ろ側から見たところ
 
 
 
 
後ろ側に向かって、やや左側から見たところ
 
 
 
 
ドーバーデーモンの背中側から見たところ
 
 
 
 
背中側に向かって、やや左側から見たところ
 
 
 
 
正面に向かって、やや右側から見たところ
 
 
 
 
上方から見下ろしたところ
 
 
 
 
台座の裏には©️Gakken月刊「ムー」©️HEART.CO.LTD NO6 の表記が入っていました
 
 
 
 
フィギュア単体を下から見上げたところ
 
 
 
 
フィギュア単体を反対側から見たところ
 
 

  
 
上記のフィギュアを展示している辺りの様子
 
 
ドーバーデーモンって、どんな生物?
 
ドーバーデーモンとは、1977年の4月21日~22日にアメリカ合衆国のマサチューセッツ州のドーバーの住宅地で目撃された未確認生物で、アメリカでは比較的メジャーなUMAと言えます。ドーバーはボストンの南西24㎞ほどにある緑が多い高級住宅地です
 
1.2mくらいの大きさで、瓜型の大きな頭にはオレンジ色もしくは緑色に輝く大きな目が一対あるのみで、まぶたはなく、口や鼻や耳は見当たらなかったと言います。体毛はなく、ぬめりがあったと言う話もあります。身体や手足は頭に比べて、小さく細身。身体の色はピンクもしくはベージュとするほか、エイリアンっぽい灰色系に見えたと言う話もあるようです。四つん這いで移動し、細長い手足と指で歩くと言います。二足歩行する可能性もあり、前足で木を掴んで二本足で立ち上がった姿も目撃されています。宇宙人説もありますが、服は着ていないようです。ドーバーデーモンと言う名前は目撃談を聞いた、未確認生物や超常現象の研究家のローレンス・コールマン氏が名付けたものです
 
 
最初の目撃
 
1977年4月21日ウィリアム・ビル・バートレット( 当時17歳 )は友人2人と、夜22時30分頃ファームストリートをフォルクスワーゲンで北にドライブしていました。すると車の前方約6m先の壊れた低い石の壁の上に犬か猫とおぼしき生物を見つけます
 
車のライトで照らすと、その動物はゆっくりとこちらを振り返ります。全長1.2mくらい、身体のその他の部分と同じ大きさの特大の瓜型の頭部に、大きくて丸いガラスのようなまぶたのない目が二つのオレンジ色のビー玉のように明るく輝いています。巻きひげのような指を持ち、細長い手足の見たことのない生物でした。肌は無毛でピンク色でざらざらした質感に見え、濡れたサンドペーパーのようだったと言います。それは壁に沿って進んでいましたが車のライトに驚いたようでした
 
目撃はほんの数秒の出来事で、バートレットが話す前に車は現場を離れた為、残念ながら友人2人はその生き物を見ていませんでした。バートレットは友人を降ろした後、ウォールポールストリートの家に帰りますが、目に見えて動揺していた為、父親に何が悪いのか尋ねられたと言います。バートレットは目撃した生き物の話をし、後でそれを絵に描きました
 
 
 
 
ビル・バートレットが描いたドーバーデーモンのイラスト
 
 
第二の目撃
 
その2時間後の22日の0時30分頃、当時15歳の少年だったジョン・バクスターはガールフレンドを家に送り帰る途中、ミラーヒルロードで、その生物を目撃します
 
彼は誰かが近づいてくるのを見て、知人かと思って声をかけますが、応答はありませんでした。お互い近づき続け、その後バクスターは立ち止まり、誰?と尋ねます。空は暗く曇っていて、影の形しか見えません。よく見ようと、バクスターは一歩前進すると、人影は左に急いで走り、浅く樹木が茂った谷を下り、対岸を駆け上がりました。その時、バクスターは乾いた葉を踏む足音を聞いたと言います。バクスターは坂を下って人影を追いかけ、立ち止まって辺りを見渡すと、彼は生き物が約30フィート離れた所に木につかまる形でシルエットで立っていて、その足が木から数フィート離れた岩を掴んでいるのを目撃します
 
 生き物のシルエットは、8の字の形をした頭を除いては猿の身体を思い出させましたが、頭の真ん中にある二つの明るい点は、バクスターをまっすぐに見ていました
 
バクスターは、こんな生き物は見た事はないと気づき、次に何をするのかと考えると怖くなりました。心臓がドキドキしましたが、慎重に坂を上って、ファームストリートの交差点への道を非常な速足で歩きましたが、車で通りすがったカップルが彼を乗せて、家に連れ帰ってくれました 
 
 
 
 
影法師で、目はかすかに光っていた。足は岩にぴったりくっついていて、木を掴んで二本足で立っていたと言うジョン・バクスターのイラスト。形状はビルが描いたものと共通している
 
 
第三の目撃
 
次の夜の真夜中頃、当時15歳の少女であったアビィー・ブラバムはスプリングデールアベニューで、やはり木を掴む格好で直立している同じ見かけの生物を目撃しました。三人に接点はなく、同じ生物を目撃したものと推測されます
 
その後の調査で、同じ街に住むマーク・セノット氏がその事件の5年前の1972年に同じ外観的特徴を持つ生物を林の中にある池のほとりで目撃したと言う証言をしました。ただ、同時期に他の目撃証言がない事から、他の生物の見間違いではないか?と言う話もあるようです
 
 
ドーバーデーモンの正体は?
 
ドーバーデーモンについては目撃証言が、ほぼ1日間のみの出来事で、目撃者もティーンエイジャーのみの数人に限られている為、検証するのが難しい事案と言えます。有力な説として挙げられるのは以下の通りです
 
 
宇宙人説
 
宇宙人のスタンダードな形態と言えるグレイに見た目が似ている事から、宇宙人や宇宙生物ではないか? と言う説があります。宇宙人がUFO等に乗って降り立った所を目撃され、その後立ち去ったと言う説です。UFOが飛来すれば、必ず誰かの目に入るとは限りませんが、UFOの目撃が同時期にない事から、疑問視する人もいます
 
 
突然変異した動物説
 
突然変異で見た目が大きく変わった生物の可能性はないか?と言う説もあります。突然変異ではなくても、疥癬等の皮膚病にかかった動物が本来の見かけと大きく違って、別の動物に見えるケースがあるようです。疥癬にかかったと思われる野犬やコヨーテ等の野生生物が動画で撮影され、UMAの映像と言うことで取り上げられるケースもあるようです
 
 
逃亡したサル説
 
ドーバーデーモンの場合はどちらかと言うと人型ですが、実験動物のサルやペットとして飼われていたサルが逃亡した姿を目撃されたものではないか?という説もあります。ペットとしての飼育が禁止されているテナガザルの中には、赤ちゃんがオレンジ色をしている種類もあり、その可能性もあるのではないか?と言う人もいるようです
 
 
未知の水棲動物説
 

体毛がなく、身体にぬめりがあったと言う話から水棲動物の可能性を指摘する人もいます

 
 
精霊説
 
ネイティブ・カナディアンの伝承にある水の精霊のマネギシではないかと言う説もあるようです。マネギシは川の中に棲み、小柄な人間のような姿をしていて、すみかの近くを通るカヌーを転覆させると言われているそうです
  
 
ヘラジカの子供説
 

ドーバーデーモンの正体は、子馬や子牛、もしくは生まれたばかりのヘラジカ ( ムース ) の赤ちゃんではないか?と言う説もあります

 
ドーバーデーモンの外観的特徴がヘラジカの子どもによく似ていると言う指摘があります。体長が1.2mほどで、瓜型の頭部、細長い手足など共通点があります。ヘラジカの子どもには耳があるものの暗がりでは、よく見えなかった可能性もあります
 
有力な説ですが、ドーバーはヘラジカの通常の生息地ではないと指摘する人もいます。毛皮がオレンジ色の迷子になった子牛や子馬と考えた方が筋が通っているとする人もいるようです
 
 
 
 
 
 

上記2枚はヘラジカの赤ちゃんの画像です。耳がありますが、手足が異常に長いプロポーションが似ているかもしれません。ただこのような足で、木や岩を指で掴んでいたように見えるかというと、ちょっと疑問も残ります。いずれにせよ、暗がりで見たら細部の見間違いはあるでしょうし、異様な生物に見える可能性もあります

 
 

ティーンエイジャーのデマ説

 
警察は当時AP通信に、ティーンエイジャーによって報告された生き物は,おそらく学校の休暇のデマに過ぎないと語ったと言います。でもビル・バートレットは描いたイラストに「私、ビル・バートレットは、この生き物を見たことを、聖書の山にかけて誓います」と記しています。デマはちょっと言い過ぎで、見間違いや思い違いから生じた騒ぎと言う所でしょうか? また、目撃者が青少年に限られているため、ドーバーデーモンは青少年にしか見えないと言う若者に優しい説もあります
 
 
ドーバーデーモンの目撃情報は短期間で目撃者も数名に限られており、情報が非常に少ないのが難点ですが、日本で目撃されれば、体色はともあれ、カッパの仲間として認識されるように私は思います
 
 
桜と菜の花咲いてます
 
 
 
 
弊館と同じ伊豆高原エリアにある姉妹館のまぼろし博覧会の駐車場入口付近に咲いた河津桜。河津桜にも花言葉があります。「 思いを託す 」などです
 
 
 
 
同じく まぼろし博覧会の駐車場の花壇に咲いた菜の花。菜の花の花言葉は 「 明るさ 」や 「 快活 」、「 小さな幸せ 」などです
 
 
伊豆は春の訪れが早いです。河津桜や菜の花も咲き始めました。是非遊びにいらして下さいね
 
 
次回も謎の動物や妖怪、お化けの話が続く予定です
 
次回の更新は3月14日頃となる予定です