こんにちは、
目黒区東が丘 「山本ファミリア皮膚科 駒沢公園」
院長の 山本綾子です。
***<2019年4月22日最新版>***
5月1日(水)5月2日(木)は、
通常通り診療を行っています。
なかなか診察に行けなかったけれど、何とかして
アトピー改善のきっかけを作りたい方、どうぞいらしてください。
現在、スタジオプログラムを改変中のため、
新規のスタジオセッション(小学生以上)の受付を
一時中止しています。より効果のあるプログラム作成のため、
もうしばらくお待ちください。
乳児~幼児のアトピーの場合は、
スタジオセッションはなく、診察室内となります。
土曜日は非常に待ち時間が長くなりますので、
平日の受診を強くお勧めしています。
また、赤ちゃんのベビーフィットネスは、
赤ちゃんの成長に応じて、月齢ごとに学ぶのが理想的ですが、
遠方で頻繁に通えない方は、
クリニックのお問合わせフォームからご相談ください。
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今日は、
外来でよく見かける、赤ちゃんの向き癖について。
右ばかりとか左ばかり向くというとき、
横抱きのことが多いです。
(写真は日本整形外科学会・日本小児整形外科学会による「先天性股関節脱臼予防と早期発見の手引き」から
非常に参考になるサイトですので、ぜひ、読んでみてください)
上の写真のとき、赤ちゃんの首が背骨の軸に対して右にねじれているのがおわかりになりますか?
授乳や抱っこのときに、このような横抱きだと、
首が右にねじれていることが多いです。
このねじれが蓄積すると、
こんなふうに首が雑巾絞りのようになってしまうので、
首の湿疹がなかなか治らないということになってしまうのです。
そして、横抱きのとき、
問題は首だけで終わりません。
実は、股関節脱臼の危険性が上がってしまうのです。
上の写真は右の向き癖がある赤ちゃん。
左下肢が縦膝~内倒れとなっていると、
左股関節の隙間がなくなって、真っ赤になりやすいです。
この写真も右の向き癖で、左下肢が伸びてしまっています。
大切なのは、股関節部分がM字になること。
おむつ替えのときなどに、下肢がまっすぐに伸びすぎないように
注意が必要です。
そして、なにより、
首の向きぐせをできるだけ作らないこと
いつも背骨の中心軸を意識して、左右対称になるようにお世話すること
赤ちゃんにとって抱っこは毎日の積み重ねです。
毎日毎日、首をねじられながら、
股関節がずれながら湿疹をひどくさせるか否かは、
パパママのお世話の仕方にかかっています。
当院のベビーフィットネスでは、
「赤ちゃんが健やかに成長できるように」
日々のお世話のコツと、どのように身体遊びをしてあげれば
よいかについて学んで頂きます。
赤ちゃんの月齢は若ければ若いほど、すっと吸収してゆきます。