こんにちは、
目黒区東が丘 「山本ファミリア皮膚科 駒沢公園」
院長の 山本綾子です。
＊＊＊＜2019年３月１３日最新版＞＊＊＊
現在、スタジオプログラムを改変中のため、
新規のスタジオセッション（小学生以上）の受付を
一時中止しています。
乳児～幼児のアトピーの場合は、
スタジオセッションはなく、診察室内となります。
土曜日は非常に待ち時間が長くなりますので、
平日の受診を強くお勧めしています。
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当院では、最近とくに
0歳児の赤ちゃんの治らない湿疹の受診が増えています。
「じくじくとして浸出液が止まらない」
という赤ちゃんの多いこと、多いこと！
しかも、他の小児科、皮膚科でステロイドを
処方されても治まらないと、
困り果てての受診が非常に多いです。
そのような方には、
まず、この記事を読んで欲しい！
浸出液が止まらない部分は、
皮膚が潰れて、皮膚の下の血管やリンパ管が潰れている
部位なのです。
（イラストは看護roo! 「毛細血管のしくみ」より）
毛細血管→細胞→リンパ管のへの流れが詰まってしまうと、
間質液の圧力が高まって、それが浸出液として出てきて
しまうのでしたね。
さて、そんな湿疹にお困りの赤ちゃんのママから
こんなことを言われることがあります。
それが、
「うちの子、赤ちゃんなのに、
セクシーポーズをするんです。変ですよね・・・」
え、赤ちゃんのセクシーポーズ！？
そう、こんな人魚のようなポーズのことです。
私も最初は、どういうことだろう？と
不思議に思っていたのですが、
実際、診察室で見て、わかりました。
この赤ちゃんの、脇腹部分に注目！
お腹の筋力が低下しすぎて、
脇腹も、完全に落ち込んでいますよね。
セクシーポーズ（マーメイドスタイル）を
する赤ちゃんの脇腹も、こんな感じに
完全に潰れて、脇腹が落ち込んでいました。
そう、脇腹の筋力が低下しすぎると、
脇腹を縮めてしまって、
このイラストのようになっていたのです。
「赤ちゃんなのにセクシーポーズしてかわいいね」
と言っている場合じゃなかったのですね。
皮膚は、きちんと張ることができないと、
皮膚の下の血管やリンパ管が潰れてしまい、
潰れたところに湿疹がでるのでしたね。
となったら、
脇腹が潰れている場合は、
脇腹を伸ばすような運動をすればよいわけですね。
湿疹発症部位の法則（アトピー発症機序理論）を考えながら、
赤ちゃんにどのような遊びをさせてあげればよいか。
それが、
ベビーのためのエクササイズなのです。
◆◆◆アトピーの湿疹発症部位の法則を知ろう！◆◆◆
皮膚科専門医 山本綾子の解決！オトナの皮膚病・肌トラブル
https://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20140121/1054660/
もっと、自分の身体で何が起こっているかを理解して、
上手に「卒ステ」しよう！