明けましておめでとうございます。
皆さんはどんな年明けとなったでしょうか？
昨年はアトピー治療がうまく進んで、
今年はそのまま頑張るぞ、という方。
脱ステで今後どうしていいか、
困り果てている、という方。
ステロイド治療はしているものの、
治ったと思ったら
また湿疹が湧いて出るので、
本当にこのままの治療でいいのかな、
と不安な方。
さまざまな方がいらっしゃるでしょう。
そんな、いろいろなバックグラウンドの方でも、
共通して、「新年の始まり」だからこそ
是非行って頂きたいことがあります。
それは、
『自分の身体の感覚を研ぎ澄ます』
ということ。
アトピー治療を、
「自分の心身との対話」と
位置付けている私が考える、
アトピー治療の極意です。
外来で患者さんを診ていて
驚かされるのは、
「いかに、自分の身体の感覚が
鈍っている患者さんが多いか」
です。
例えば、
「裸足で床の上にまっすぐ立ってください」と
患者さんにお願いしたとき、
ピサの斜塔のように（！）斜めになっていたり、
ヨボヨボのお年寄りのように膝が曲がり、
猫背になっていたりしていても、
ご本人が全く気づいていないことが
本当によくあります。
こう、文章にすると、
「え～！？冗談でしょう？」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
このパターンが本当に多いです。
なぜ、こんな風に
身体の感覚が鈍くなってしまったのか？
それは、普段、
身体の隅々まで意識せずに生きているから。
例えば、足指一本一本と
背骨の位置がどうなっているか、
思いっきり空気を吸って肺がどれくらい広がるか、
顔の筋肉がどのように動くか、
こういったことを意識せずに生きてきたから。
本当は自分の大切な身体の一部であるはずなのに、
まるで自分がロボットであるかのように、
身体を「ただの箱」であるかのように扱い、
身体の隅々まで、意識してこなかったから。
それでは、身体がどんなに
一生懸命サインを送っていても、
受け取れるはずがありません。
今日は、身体からのサインを
きちんと受け止めるための練習として、
こんな動作を一つ、お伝えしたいと思います。
「目をつぶったまま、
ラジオ体操の最初の深呼吸のように、
両手を頭の上に5秒かけて、
ゆっくりとあげてゆきます。
このとき、手が上に上がってゆくにつれて、
軽く背中を反る感じで
大きく息を吸っていきます。
そして、両手が頭の上に来たら、
今度は、約１０秒かけて
（手を上げるときの約2倍の時間）
ゆっくりと息を吐きながら、
両手を下ろしてゆきます。」
ポイントは、
「目をつぶったまま」
「指先の感覚を感じながら」
「ゆっくりと深呼吸、とくに吐く時間を長く」
です。
深呼吸、とくに吐く時間を長くすることで、
自律神経の副交感神経を活性化させながら、
目をつぶって指先を感じることで、
身体の感覚を研ぎ澄ます。
決して難しい動作ではありませんが、
こうやって身体の感覚を
取り戻す練習をすることは、
実は、「自分の心」を
見つめることにつながります。
私は、いつも、
「心と向き合う」ことが難しい、
と言う患者さんに、
「まず身体と向き合ってみてください」
と伝えています。
なぜなら、
心と身体は表裏一体だから。
嬉しいときは、身体は柔らかくなり、
悲しいときや怒っているときは、
身体はガチガチに硬くなります。
ものすごく落ち込んでいるときに、
胸を張るなんて、できませんよね。
見せないようにしようと思っても、
身体に心が現れてしまうのです。
なぜなら、人間には心があるから。
だから、
「身体ばかりと向き合って、
心は向き合わなくていいのですか？」
と心配になっても、
しっかり身体と向き合っていれば、
いつか必ず心が見えてくるのです。
せっかくの年初めです。
身体としっかり向き合うために、
この動作をやってみてくださいね。
きっと何かが変わるはずです。
■■無料メルマガのお知らせ■■
アトピー根治に向けたお役立ち情報を、ブログよりも先に、メールマガジン読者様に優先的にお届けをさせていただいています。セミナーなどのご案内もしています。
ご興味のある方は、下記のURL、もしくは右側にある登録フォームから、ぜひご登録をお願い致します☆彡
（ご登録後も、解除はいつでもできます。）
【アトピー撲滅プロジェクト 無料メルマガ登録ページ】
http://mail.os7.biz/m/pxjG
■■Facebookページスタートのお知らせ■■
Facebookページ
【現役皮膚科医が教える、アトピー卒業の方法】
https://www.facebook.com/ayakoder
※タイトルの右側の「いいね！」をクリックしてください。
日々のコメントが皆様の元に届きます♪
