【アトピー の戦略的治し方】歩き方がこんなに血流と密接に関係するの? | 皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

山本ファミリア皮膚科 駒沢公園の院長、山本綾子の美肌法則ブログ。つきあう病気とされてきたアトピー を根治させようと奮闘して見つけた、身体から健康になる美肌法則。

こんにちは。

目黒区東が丘

 『山本ファミリア皮膚科 駒沢公園』

院長の山本綾子です。


今日のテーマは「歩く」。

アトピー根治の最大のカギの「体の使い方」。


今日は、歩き方によって、どれだけ血流が変わるかというお話です。

ある方から「若い人が血流が悪いなんてあり得ないよ!」と言われました。

果たしてそうでしょうか?
普通に生活している人なら、みんな同じ??

歩き方を例にとってみましょう。Aさんは、高齢者のように背中を丸め、靴をすって、とぼとぼ歩いています。Bさんは、颯爽と見た目にもかっこよく歩いています。

さて、この二人、どちらが同じ距離を歩いたときに、身体がよりポカポカしているでしょうか?


Bさんですよね!


同じ距離を歩いていても、「歩き方によって運動量がまったく変わる」のです。


そして、その「歩き方」は、ただ、大股で歩くとか、早歩きで歩く、とかいう問題だけではないのです。


どんなに早歩きで歩いていても、「正しく筋肉を使えていないと、逆に負担がかかっている部分に過剰にお肉がつく」ということがあるのです!!!


●腰が張っていて、お尻が横に広がっている

●ふくらはぎが過剰にぽっこりしていて、「ししゃも足」になっている

●太ももの前側が異常に張っている


こんな方はいらっしゃいませんか?

私の外来でも、

正しい歩き方をマスターすることにより、お尻が横に広がったものが改善し、

アトピーがキレイになっただけでなく、

足の形もキレイになった患者さんが

何人もいます。


正しい歩き方をすると、

正しく筋肉が使えるようになり、

正しく筋肉を使えている部位の湿疹が

治ってゆきます。


そして、正しい歩き方をすると、

気持ちがシャキッとします。

「なんだかモデルさんになったみたい」

とおっしゃる患者さんも多いです。


そして、足の形までキレイになる!!


いいことずくめです。


残念ながら、

「歩き方」を習うことって

学校ではありませんよね?


そして、

もう一つ困ったことがあります。


ちまたに、いろいろと

「歩き方」のハウツー本があるのですが、

時々、間違ったことが

書かれていたりします。


その典型例が、「踵から入る」。

踵から入るのは

確かに間違いないのですが、

足をまっすぐしたまま踵から入ると、

踵への衝撃が強すぎて

踵を痛めてしまいます。

踵から入る前は、

わずかに膝が曲がっていて、

遊びがなくてはなりません。

着地の瞬間にまっすぐになるのですね。


誰からも習わずにきた「歩き方」。

間違って、

アトピーの治りを悪くしていたり、

冷え症をひどくしていたり、

足の形を悪くしている方が多くいます。


「見た目」も「血流」もよくなる

「正しい歩き方」。

一緒に学んでみませんか?