◆アトピー発症機序理論って、一体何ですか? | 皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

山本ファミリア皮膚科 駒沢公園の院長、山本綾子の美肌法則ブログ。つきあう病気とされてきたアトピー を根治させようと奮闘して見つけた、身体から健康になる美肌法則。

こんにちは。





今日は、私が提唱するアトピー根治のカギ、


「アトピー発症機序理論」って何?


ということについてお話しようと思います。





まず結論から言えば、


「アトピーの湿疹は、どうしてAという場所に出るのか?」


ということを、「このような状況の時に出ますよ」と、


理論的に誰にでも納得できるように説明する、


湿疹発症のルールです





(※私の治療は、この理論をベースに進めていますが、


他にこの考えを持つ医療機関は、ほんとどありません。)






これまでは経験則として、


ストレスがかかっている時とか食生活に問題ある時だと、


医師も患者さんも、なんとなく知っていました。




でも、どうしてストレスは全身にかかるのに、


湿疹の出る場所に偏りがある」のでしょう?


顔やデコルテだけ、という方も大勢いるはずです。


しかも、顔は顔でも、顔の生え際やフェイスラインばかり??





食事が大切なことは誰もが知っています。


サプリメントが改善をもたらすときもあります。




でも、どうして、食べ物やサプリメントを消化したら


栄養素は全身に届けられるはずなのに、


脇や脇腹、すねや太ももの外側ばかりに


湿疹が出るのでしょう?


あれ?おかしいなと思いませんか?




ときどき、身体の各々の部分に湿疹が出る理由を、


「怒り」だとか「自分の気持ちが出せていない」


などと説明する方々がいます。


また、東洋医学的に「この部分は肝臓」とか


「この部分は肺」だとか説明する方々もいますよね。




確かに「そうかもしれないな」と思わせる


経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。




でも、なんだか曖昧すぎて納得しきれないと


思いませんか?





そうなんです!


東洋医学は経験学なので、西洋医学のように、


理論詰めで説明ができないのです。




「昔からの経験で、そう言われている」


というところでしょうか?




「どうして、その部分が肝臓なの?」


という疑問には答えられないから経験則。




1+1=2。四角形の面積は、たて×よこ。




これくらい誰でも納得できる、


誰がどこでやっても同じ答えになるほどの


理論が欲しいと思いませんか?





私も、研修医のころから、ずっとそう思ってきました。





「どうして、湿疹がその部分だけなの?」


残念ながら、この疑問に答えられる皮膚科の教科書も、


経験を積んだ偉い先生も、これまではゼロでした。




遺伝子の研究をしても、タンパク質の研究をしても、


「アトピーの仕組みが解明された」と言っているものの、


「どうして、その部分なの?」に答えた研究はゼロです。





しかし臨床的に見ると、


明らかに、湿疹の分布には偏りがあります。


いつもそこに出る、という湿疹部位があります。





これは、真面目にアトピー治療に取り組み、


真剣に患者さんの皮膚を観察し続けてきた


皮膚科医と患者さんだけが知る真実です。




「かゆいの?じゃあ、とりあえずステロイド出しとくね」


「かゆいの?じゃあ、漢方これ試してみる?」




こんな適当な治療をしている医師には


絶対気付かない「湿疹のルール」。




でも、真面目に取り組んできた皮膚科医ならば、


絶対に気づいている事実。




ならば、「なんとかしてそのルールを解明してやろう」。


そう決意したのが、皮膚科専門医の資格を


取得したあとからでした。





皮膚科医には、「皮膚科専門医」という資格があります。





「皮膚科医として、最低限の全体的知識と


経験は持っていますよ」という意味合いがあります。


(臨床経験がある程度あり、テストに合格する必要があります。)





専門医の資格を取得して、


「これから自分は皮膚科医として


どうしていきたいかな?」と考えたとき、


医学部生時に、皮膚科医を目指した時から抱き続けてきた、


「なんとかしてアトピーで苦しむ患者さんを助けたい」


という気持ちがどんどん強くなってゆきました。




私も、皮膚科医としてステロイドだけで


治療するやり方に疑問を感じていたのです。





「ステロイドは非常に有効な薬だけれども、


それだけでは必ず再発する。


患者さんたちが、こんなに真剣に治療していても、


必ず再発する。




これをなんとかして止めてあげてたい!!!


こんなに真面目に治療しているのに


報われないなんて、おかしい!!!」




今でも、こう最初に思ったときの


患者さんの姿を覚えています。





医師2年目の派遣病院先での男性患者さんでした。




いつもサボることなく定期的に受診されて、


しっかりステロイドの使い方を理解しているのに、


どうしてもいつも同じ場所に湿疹が出る。




はっきり言って、虚しさを感じました。


西洋医学の力不足を感じました。




でも、そこで「仕方ないな」で終わらせては、


これまでの皮膚科医療と何の進歩もありません。


患者さんは救われません。




朝から晩まで、ずっと「湿疹の法則」を


考え続ける日々が続きました。


勤務時間以外でも、自分の身体や、


街ゆく人々の身体を見ながら、ヒントを探してゆきました。




見つけた法則は、自分の身体でもすべて実験しました。




そうした、日々の努力と、その理論を実際に自分の診療で


実証させ、結果を出してきた「汗と涙の結晶」とも言うべき


「湿疹の法則」こそが、「アトピー発症機序理論」です。




素人的に「アトピーは血流だ」と言っているわけではありません。




しっかりとした理論と日々の診療で実証してきた、


臨床に根ざしたものです。




現在、この理論は完全形となり、


全身のほぼすべての部位で、


「その部分に出る理由」を解剖学的・生理学的に


説明することができます。




ですから、それに対応した運動などを行うことで、


その部位の湿疹を治すことが可能です。


(勿論、ここには、食事の見直しやメンタルケアが


関係することもあります)




勿論、「自分の作り上げた理論は本当に正しいのか?


一例でも、このルールから外れるものはないか?」という、


できるだけ「独りよがり」の理論にならないよう、


常に客観的に観察し続けてきています。




しかし、性別、年齢にかかわらず、


この理論は一例の例外もありません。


子供も大人も、男性も女性も、若者も高齢者も、


同じルールに従っていることがわかりました。




私もびっくりだったのですが、アトピーの患者さんも、


アトピーではない、普通の湿疹の患者さんも、


「湿疹の出るところの法則」は全く同じだったのです!


しかも、お年寄りまで!!




これまで、誰もが知りたかった、「どうしてその場所なの?」。


「どうやったら、その場所の湿疹を止められるの?」




これを説明して、必ず結果を出してくれるのが、


「アトピー発症機序理論」なのです。














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