こんにちは。今日は、湿疹の出る場所から、
自分でも意識していなかった、身体のクセまでも見えてしまうくらい、身体ってものすごく正直なんだよ、というお話です。
毎日毎日、これだけたくさんのアトピー患者さんを診ていると、全身の湿疹を見ただけで、
いつもどのような姿勢をしていて、
どのような歩き方をしていて、
どのような身体のクセがあるかが
ほとんど一瞬でわかってしまいます。
患者さんに「こんな風に身体を動かしていない?」と聞くと、
「あ、ホントだ!どうしてわかるんですか!?」と、
まるで占い師かなんかのように言われることがよくあります。(笑)
そんな時は、いつもこのようにお答えしています。
「身体はものすごく正直でね、
ぜ~んぶ、身体の湿疹が教えてくれているよ!」
アトピーの発症の仕組みが理解できていないと、
それらの湿疹は、ただのでたらめの暗号のようにしか見えませんが、
一度「アトピー発症機序」を理解してしまうと、
それらの不可解な暗号たちが、
すべてつながっているのだとわかります。
そして、日々のどのような身体の使い方のクセが、
どの湿疹を作り出しているかが瞬時に見えてしまうのです!
先日、こんな患者さんが偶然二人もいました。
何度か私の外来に通院していて、
ステロイドの使い方や、歩き方についてはすでにお話をしていたので、ひどい湿疹はもうありません。
しかし・・・
湿疹はほとんどないのですが、
足のすね(前側というより外側)に乾燥が残っていました。
おかしいなあ、と思って私はこう言いました。
「足のすねが乾燥するということは、
”まだO脚気味”ってことなんだけれど、
歩き方には気をつけているよね?
湿疹にはなっていないから、
ものすごく変な歩き方をしている訳ではないのだけれど、
まだ足の外側に力がかかっているみたいだよ」
それを聞いた患者さんは、こう言いました。
「あ!そういえば、私、
足首をパタンパタンと外側にたおして
(これが不意に起こると捻挫してしまいそうな動きです)
すねの外側に力をいれる動作をクセでやっていました!!」
患者さん自身も、普段は気にしていなかったクセ。
これまで何気なくやっていたこと。
実は、これが脚にとっては非常に負担になっているのだと、
この「湿疹にすらなりきっていない」ちょっとの乾燥が
教えてくれていました。
人にはいろいろな身体のクセがあります。
座るときに腰をまげてしまうクセ
デスクワークのとき、力が入って肩が上がってしまうクセ
デスクの左右どちらかによく使う物があって、その方向ばかりに身体を縮めてしまうクセ
立つときに腸骨(デニムを履くときに擦れる腰骨)をちょっと前に出してしまうクセ
膝を曲げたまま歩くクセ(とくにヒールの女性に多いです)
がに股で歩くクセ などなど・・・
長ければ何十年とやってきているため、
人に指摘されなければ、やっていたことすら自覚していないことも多いですが、
身体は本当に正直ですので、
それらの「自覚していないクセ」すら
「身体にとっては負担ですよ」と教えてくれています。
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