すい臓がんの早期発見につながる新たな検査方法が生み出される? | 群馬県安中市の地域に密着≪あやこまごころ診療所≫院長女医あやこ先生のブログ

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すい臓がんの早期発見に繋がる新しい血液検査を開発した、とアメリカマサチューセッツ総合病院の研究グループが発表しました。
 
わが国では毎年30000人以上の方がすい臓がんで亡くなっています。残念なことに、その診断と治療はいまだに難しいことが知られています。すい臓がんは、早い段階での発見がかなり難しく、見つかったときにはすでの進行した状態、ということも多いんです。手術が行えたとしても3年以内に再発する可能性が極めて高く、5年後の生存率は100人中10~20人程度とされています。すい臓がんの早期発見はとても重要ですので、どうしたら早く発見出来るのかというのが世界中で研究が続けられています。
 
一般的にすい臓がんのマーカーは血液検査でのCA19ー9(シーエーナインティーナイン)というものです。ただ、このマーカーはがんが進行するまで数値が上昇しないことが多く、またすい臓の炎症などによっても上昇することもあるんです。「CA19-9は治療中の経過を確認する際には有用だが、診断法としては「極めて不完全」である」と研究代表者は言います。

今回の研究では・・・
すい臓がん患者の血液中に存在するとある構造体を分析したもので、その構造体が膵臓がんの優れたマーカーとなる、ということだそうです。約10分で測定が出来、1人60ドル(日本円で6000円強)だそうで。早いし安い!
 
研究代表者は「この研究は小規模であるため、結論を導くことはできない」と説明した上で「今後はスクリーニング法としての実用性を明らかにするため、まずは家族歴のあるリスクの高い患者を対象に検討し、最終的には一般集団に利用できるスクリーニング法を開発したい」と意欲を示してということです。
 
医学の世界ってどんどん進んで行きますね!
これ、実用化に多いに期待したいです!

 



あやこ先生の自己紹介
 
群馬県安中市磯部に2017年9月≪あやこ まごころ診療所~一般内科・糖尿病・ダイエット・予防接種・在宅~≫開業に向け現在準備中です。安中市の地域に密着した医療に力を注ぎます。【いつでもだれでも気軽に寄ってね】という理念の元、健康の事、体の事、病気の事、福祉や介護の事、日常のお困り事、など…をいつでも気軽に相談出来る診療所でありたいと思っています。現在建物を建築中です。

神棚、分かりますか?