Love in Palace ~星の行方~ -11ページ目

Love in Palace ~星の行方~

韓国ドラマ 宮 Love in Palace にはまりすぎて
日々の妄想を書き綴ったサイトです。

今日は世の中がチョコで埋め尽くされる日、St.バレンタインデー。
私はといえば特別にあげる恋人も居なければあげたいと想う人すらいない。
それではなんだか寂しすぎるから一応女の子らしくチョコだけは作ってみた。
当然パパとチェジュンには失敗作を、ちょっとだけ良く出来たのはガンヒョンたちに…いわゆる友チョコって奴ね、それを渡した。
わざわざあげたってゆうのにヒスンたら…、


「失敗作はいいからこのまともな奴をよこしなさいよ~どうせあげる人なんていないんでしょ?」


なんて言うのよ?
来年ヒスンにあげるチョコには隠し味に唐辛子でも入れてやらなくちゃ!
それにしても高校2年にもなってチョコを渡す相手すらいないなんてちょっとヤバイ……。
形だけでも隣のクラスのジュノに渡してみようか?
あいつ結構カッコイイし。
それか先生に賄賂として渡す?
それも良い案よね。
それとも……。


「キャッーー! 殿下が登校されたわ!!」


あの黄色い悲鳴の中心にいる人物、この国の皇太子殿下は今日も重役出勤みたいね。
あぁ、彼に渡すって手も?
ダメダメ!!
そんな事したらあの黄色い連中にもみくしゃにされてとろけたカレーになるのがオチよ。
結局私はこのチョコの有効な活用法を思いつかずふところにしまったままだった。




放課後、今日も長い一日がようやく終わり気分よく家路につこうとしていたらガンヒョンからお声が掛かった。


「ちょっとチェギョン、あんた本命チョコは誰に渡したのよ。教えなさいよね」


チョコ?
チョコ……チョコ……チョコ……チョコ!


「ない…チョコがないわ!」
「えぇ?! んとにドジなんだからっ」
「確かに昼休みまでは持ってたのよ?…さては誰かが私のチョコ欲しさ…ィテッ!」
「おバカな事言ってないで諦めなさい。あんたには縁が無かったの。精々カッコイ~イ王子さまが拾ってくれる事を祈るのね」
「あははチェギョンらしぃ~最初に私達に渡さないからよ!」
「なにおーそう言うあんたたちこそ皇太子に渡せてないんでしょ? 私が食べてあげるわよー」


そう言って私はヒスンとスニョンからチョコをひょいっと盗むと教室中を逃げ回る。
鬼ごっこの始まりだ。


「たかがバレンタインじゃない、何をそんなに熱くなってるのよ…」


いつも通りクールに決め込んでいるガンヒョンだけど私は知ってるの。
あの鞄の中にちゃーんとチョコが入っている事。
こうなったらガンヒョンも道連れよ!
私はガンヒョンから鞄ごと奪い去ると素早くそれを取り出した。


「じゃぁこれはなーに?」
「それはべ、別に…」
「じゃ食べちゃおーっと」
「あっ!ちょっとチェギョン待ちなさい!!」

「「「こら、待てチェギョーーーーン!!」」」


バレンタインなんて大っ嫌い!




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病院での簡単な取材を終え俺達はようやく宮殿へと戻ってきた。
本来ならすぐにでも退院の報告に本殿へと赴かなければならない所。
だが俺はチェギョンの様子が気になっていたから少し話がしたかった。
マスコミへの写真撮影の時も気丈に笑顔を振舞ってはいたが、その笑顔は俺の良く知る心無い作られたものだと思った。
その笑顔が忘れられなくて……。


「チェギョン、久しぶりに戻ったんだ、少し散歩しないか?」
「…でも、すぐにお祖母様達の所へ挨拶に行かなくちゃ……」
「いいから、少しだけだ」
「あっ、ちょっとシン君……」


俺は少し強引に腕を掴むとそのまま東宮殿の外庭へと連れ出した。
青々と生い茂る木々と沢山の花が咲き乱れる庭園は今が一番美しい。


「綺麗だろ。チェギョンは初夏の王宮は初めて見るよな?」
「うん」
「この季節が一番綺麗なんだ、生き生きしていて。一番好きだ」
「うん、綺麗……」


夏の日差しが良く似会う、チェギョンお前の様だから。
その太陽のような笑顔を取り戻したかった。
歩いていた足を止め繋いでいる手を強く握る。
そしてチェギョンの顔を覗き込みそっと微笑みかけるとその柔らかな唇に口付けを落とす。


「チェギョンが考えている事、話してみないか?」
「…………ッ……ヒック……ヒックッ……」
「言っただろ?俺の許可なく苦しむなって。大丈夫だから……」


堰を切ったように涙があふれ出るチェギョンを強く強く抱きしめた。



ようやく少し落ち着きを取り戻したチェギョンを連れて俺達は池のほとりに腰を掛けた。
見上げる空はどこまでも清んでいて美しいのに俺達の心には激しい嵐が渦を巻いていた。


「ごめんね、心配かけて。先生に言われた事が頭から離れなくて……」


【妃宮様は検査の結果以前よりも体力、免疫力などが低下しており非常にお体が弱くなられておいでです。この先病に罹らぬよう我々も尽力いたしますが、日々の生活の中でもお気をつけください。
それと非常に申し上げにくい事なのですが……妃宮様がもしもご懐妊されたとして、ご出産に耐えられるお身体ではないかもしれません。これは今後の経過を見ないとなんとも言えないのですが……。
今の状態ですと命の危険に関わります。】


「私はシン君の妻で、シン君は皇太弟。この国の皇族の血を受け継ぐ人よ。
でも私にはその血を後世に伝える事ができないんだって…きっともうシン君の側にいられないって……そう思ったら怖くてたまらなかった」


聞いた時はあまりに突然の事でチェギョンの身が心配であっただけだったが、冷静に考えるとこの事が公けになればチェギョンへの風辺りがひどくなる事は明白であった。
俺が皇統を継ぐとしている今ならなお更…。
だがいざとなったら俺は皇族を退く覚悟はある。
そんな事よりチェギョンと離れる方が生きてはいけないと分かっているから。
離れている間痛いほど感じたチェギョンが必要だって言う事は。
だからこの先何があってもチェギョンを守り抜く決意だけは揺るがなかった。


「この先何を言われようとお前の事は俺が守るから。またお前を傷つけるかもしれない、それでも俺の側に居て欲しい。俺の妃はお前だけだから」
「でも!こんな私が側にいたらシン君にも迷惑だよ」
「じゃあ皇太弟をやめて、二人で宮殿を出ようか、俺は覚悟は出来てる」
「それはダメッ!シン君までそんな事しちゃだめだよ」
「じゃあ、諦めるのか? チェギョンらしくない。医者も言ってただろ経過を見てみないとわからないって、その可能性を諦めるのか?」
「………………」
「一人で抱えないでくれ、チェギョンの問題はお前一人の事じゃない、俺達二人の問題なんだ。
これから二人で向き合って行けばいいんだ、わかったか?」
「シン君……」
「おい、返事は!」
「……はい、ありがとうシン君」


ようやくこの空に似会う笑顔が見れた。
これからも沢山の問題が降りかかる事だろう…
それでも繋いだ手は二度と離さない。
この口付けに誓うから。


少しだけ夏の通り雨が降ったのであろうか
水を弾く木々の葉がいつもよりも煌めいて見えた


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真夜中、目を覚ますと隣で眠るチェギョンの様子が少しおかしい


ひどく息が荒く寝苦しそうだ


眠りにつく前も寒気がすると言っていたし、風邪だろうか


額に自分のそれをあてがうとやはりひどく熱っぽい


俺はそっとベッドから抜け出すと薬の準備をさせた


淡い色の綺麗な茶器に入れられた薬をチェギョンへ飲ませようとするが身体を起こす事も辛そうだ


仕方が無いので自分の口にそれを含むとうなされている彼女へと口付けを落とした


いつもよりも熱っぽいその唇は拒む事を知らない


上手く飲ませる事に成功した俺は幾度かその行為を続ける


一口


また一口……


この一口からお前の熱を奪う事ができたらどれ程良いか


この一口からお前の辛さを俺に移せたらどれ程良いか


そう願わずにはいられない


お前の背負う悲しみも苦しみも俺が全て背負うから


どうかこれ以上苦しまないで欲しい


笑顔のお前を何よりも愛してる





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こんにちは~!皆さんお元気ですか?
今日はなんだか寒いですね~(;´Д`)
明日から天候がまた崩れる模様。皆さん温かくしてお過ごしくださいね♪

さてイイワケのお時間ですよ~!
創作本編更新させていただきました!!
何やら怪しい雰囲気ですね…。
読者の皆様には何事かと疑問だらけかと思いますが、次回明らかになります。
この長編を通してシンチェが向き合っていく問題の一つになりますので
次回の更新は少し大事に書かせていただきますね。
できれば今日UPしたいですが…う~ん明日になるかなぁ。
でももやもやしたままではいけないのでなるべく早くUPしますね!
今しばらくお待ちください(´・ω・`)

バレンタインのお話もちょっとビビビッと降って来ましたよ!
チェギョンとシン君両方のお話になると思うので2日続けてUPする予定です。
どんなお話になりますか…決して甘くならないと思いますが!(笑)
楽しみにしていてくださいね!


さぁ~私事ですが…。
先日オペラ座の怪人を一緒に見に行った友達が大のキンキキッズファンで
今度は私のミュージカルに付き合えやぁ~~と言われました。
かの有名な堂本光一主演 『Endless SHOCK 』ですね( ´-`)
面白そうだし一度見てみてもいいな~と思うのですが!!!
ですが!!!
チケット取る為に電話しろって言うんですよ~(笑)
明日が発売日なんです…(苦笑)
あの公演は本当に人気があるそうでチケット即日完売だとか(゜Д゜)
なので電話かけまくり隊をします♪
明日は朝から受話器片手にがんばりますよ…グスンッ
がんばるもん!!
以上いらぬ報告でした(;´Д`)

それでは今日はこの辺で
バイバ~~ィ♪




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朝の挨拶を早々にすませ俺は病院へと向かう。
病室に向かうとすでに身支度を整えたチェギョンが迎えてくれた。


「おはよう、シン君」
「おはよう。準備はできてるみたいだな」
「もうバッチリよっ。久しぶりにカメラに映るから気合入れちゃった。ねぇおかしくない?」
「あぁ綺麗だよ。ほら」


そう言うと俺は後ろに隠し持っていたあるものを差し出した。


「わぁ~綺麗。これは?」
「退院祝いだ。本当は花束とかの方が良いんだろうけど、どうせ撮影用に準備された物があるしな。
だから東宮殿の外庭にあったこれを手折ってきた。綺麗に咲いていたし」
「ありがとう、ねぇお姉さん。これなんていう花?」
「『クチナシ』かと思われますが」
「クチナシ……あぁ!」


チェギョンの荷物を片付けるためマカオに残っていたチェ尚宮も俺達から遅れて数日後には帰国した。
怪我を負った彼女への配慮から休むようにと言ったのだが、こうして常にチェギョンの側に居てくれる。
俺にとってはありがたかったが、そのチェ尚宮から言われた事に、チェギョンが何かを思い出したのか笑っている。
それも俺の方を見てなにやらニヤケ顔だ。
チェギョンの意図を察したのかチェ尚宮も何やら笑っている。
居心地の悪い俺はすぐさま聞き返してやった。


「何笑ってるんだ?」
「ふふっ。シン君、クチナシの花言葉知ってる?」


花言葉、そういう物の存在は知ってはいるがどれが何かなど知るわけもない。
いくら本を沢山読んでいてもそんな知識はない。
ユルくらいなら知っていそうな気もするが……。


「クチナシの花言葉はね、『私は幸せ者』って言うのよ。シン君。幸せ?」
「なんだよそれ、どこで覚えたんだ?」


偶然目にとまった花にそんな意味があった事に驚いたがそれ以上に気恥ずかしかった。
それを誤魔化すかのようにチェギョンの頭を小突いてみせる。


「本を読みなさい、本を」
「なにっ、それは俺の台詞だ」


チェギョンのイタズラな笑顔に思わず笑わずにはいられない。
あぁ確かに俺のは幸せ者だよ。
でも癪に障るから口に出しては言ってやらないけどな。


「殿下、少しよろしいでしょうか?担当医が挨拶をしたいそうです」


外に控えていたコン内官に連れられて担当医が病室へと入ってきた。
この部屋に何度も通っていたいた為すっかり顔なじみである。


「殿下、妃宮様ご退院誠におめでとうございます」
「ありがとう先生、色々とお世話になりました」


そう言うチェギョンの背中はすっかり妃宮らしくなっていて以前よりもずっと美しく見えた。
そんな彼女に見惚れていると担当医は静かにそして神妙な面持ちで口を開いた。


「お二人に大切なお話があります……」



…………。



どれだけの時間が経っただろうか。
担当医が部屋を出てから俺はチェギョンを抱きしめたまま動けないでいる。
チェギョンもじっとしたたまま身動き一つ取らない。
それがまた俺の不安を煽っていた。
するとチェギョンがゆっくりと顔を上げた。


「シン君、そろそろ時間でしょ? 行かなきゃ」
「大丈夫か?」


掛ける言葉が見つからない俺は、たった一言口に出すので精一杯だった。
チェギョンも力無く頷いて見せるがとても平気そうには見えない。
その表情に胸を掴まれたように苦しくなる。
だが誰よりも辛いのはチェギョン自身、俺は傍にいて支えてやるしかないのだ。
しっかりとチェギョンの肩を抱いてマスコミの待っているロビーへと向かう。

チェギョンの胸元には『クチナシ』の白い花が悲しげに咲き誇っていた。



花の香りは香しく時には人を惑わせる
朽ちることないその花は 今はただ蕾が開くのを待つばかり


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