１章→
２章→
受講生さんの例を挙げながら、
「ダイエットは、つらいことじゃないんだよ」
というお話をします。
私たちは小さな頃から
「苦労しないと、成功できない」と
教わってきましたよね。
「苦労は美徳」
「努力する人は、偉い」
逆に、
「楽をするのは邪道。ずるい・・・」
それも一理ありますが、
これからの時代は
メジャーな思想では、なくなっていきます。
もっと楽をしていいし、
そもそも「楽をする」というのは、
ズルとか邪道とか
そういうことでは、ありません。
そんな聞こえの悪いものではなくて…(^◇^;)
なんていうか、
もっとやさしくて温かいものなんですよね。
今日のお話で、それが伝わったら嬉しいです。
最高の変化
前の記事では、
「やせる心診断」のご感想を紹介しました。
こちらの方には、昨年末に
「体質診断」を用いたカウンセリングも
させていただいていたのですが、
そこから、
「体脂肪が
じわじわ減ってきている」
と、お伝えくださいました＾＾
体脂肪が、じわじわ減ってきている。
この変化って、とても理想的
だって・・・
私たちは「やせたい」と言うけれど、
それは
「ただ痩せられれば、何でもいい！」
ということでは、ないですよね。
”やつれた印象は与えずに、
健康的で、ほどよく締まった体になりたい”
”余計なお肉だけ、きれいに落としたい”
そうおっしゃる方が多いですが、
それを叶えるのが、まさに・・・
体重よりも「体脂肪を減らす」こと。
どんな体型も良いと思うけど、個人的には、
あんまり「細ーい体」よりも健康的な感じが好みです。
さらに、良いなと思ったのが、
「じわじわ減ってきている」ということ。
じっくり起こした変化は
体にしっかり定着するので、
そう簡単にはリバウンドしません。
世の中的には「素早い変化」や「劇的な変化」が
フィーチャーされがちですが、
じわりじわりと時間をかけて起こした変化には、
より高い価値が宿るのです^_^
さて・・・
こんな風に
”着実に”体脂肪を落とすには、
何が必要だと思いますか？
脂肪１キロの模型を添えて。
ちなみに
運動や食事制限などのアドバイスは、
お伝えしておりません。
むしろ
「食べること」に、力を入れていただきました＾＾
どういうことなのか、お話していきますね。
運動も食事制限もしない理由
「運動」や「食事制限」も、
体脂肪を落とす１つの手段ではあります。
無理なくできる場合は、
もちろん、それで良いと思います。
ただ・・・
「運動」で体脂肪を落とそうと思ったら、
結構、頑張らないといけないし、
しっかり継続する必要があります。
運動が「好き！」ならば良いけれど、
私のように「苦手」「習慣化できない」
という場合は、なかなかにハード^^;
この写真を見て「筋トレしてるんですか？」と聞かれますが、一切してないです。
（してないというか、できないというか^^;）
日常で、姿勢や歩き方に気をつけるだけ、ですね
「食事制限」も同様で、
糖質やカロリーを調整することで
体脂肪を落とそうと思ったら、
それなりにストイックに行う必要が
出てきます。
また、食事制限をすると
ひとまず体重は落ちるのですが、
そのほとんどは「水分」と「筋肉」で、
本命である【脂肪】が落ちるのは、
『その後から』なんですよね。
そこに至るまで食事制限を頑張り続けるのは、
なかなか大変です。
食欲は生存本能に結びつく欲求なので、
”理性だけでコントロールする”
というのは、至難の業になります。
そんなわけで
「運動」や「食事制限」も
体脂肪を落とすための１つの手段ではあるけれど
”なかなかにハードだから”という理由で、
おすすめはしていません。
じゃあ、どうするの？
ということですが・・・
今お話した「運動」「食事制限」というのは、
”努力”によって、体脂肪を減らす手法 です。
そういった”努力”に頼るやり方ではなくて・・・
体の中の”仕組み”を変える
という手法をとります。
努力によって体脂肪を落とすことが
手動だとしたら
仕組みを変えるのは自動という感じかな。
お部屋の床をキレイに保つために
・雑巾掛けをする
・モップがけをする
というのも１つの手段だけど、
ルンバのようなロボット掃除機を導入すれば、
自動でキレイになりますよね。
そんな感じです。
「脂肪がなくなる仕組み」をつくる
「体の中の仕組みって、何ー？」
という話ですが、
私たちの体の中には、
さまざまな組織や器官が
協力し合って働く仕組みがあります。
その中には
”食べたものをエネルギーとして消費する”
”蓄積してある脂肪を分解して燃焼する”
といった仕組みも、あるわけです。
こうした仕組みや一連のシステムは、
ロボット掃除機のように
「買わないといけない」ものではなく、
誰の体の中にも平等に、すでに備わっています。
ありがたい初期設定ですよね。
もしも今、
「食べたら太る、、」とか
「脂肪が減らない！」という場合は、
こうした仕組みが
うまく回っていない というだけのこと
そして、これをうまく回るようにするのが、
仕組みを変える ということです。
たとえば
家電の製造工場で、流れ作業で家電を組み立てる
ラインがあるとします。
そのラインのどこかで、
機材がうまく動かない箇所や
人手が足りないセクションがあったら、
ラインが稼働できずに
作業が止まってしまいますよね。
その場合は
・機材を入れ替える
・人手を増やす など、
部分的なメンテナンスが必要になります。
メンテナンスって、基本的には、
ものすごく大変な努力！とか
苦痛を伴うこと…という印象では、ないですよね。
それよりも
「必要なことをやる」 という感じになりますが、
体についても、まったく同じなのです。
私はよく、体を整えるアクションについて
「ケア」という言葉を使いますが、
意味合い的には、
「努力」とか「行動目標」というより、
「メンテナンス」に近いんですよね。
体のために必要な、ケア。
それは「努力を伴うこと」や「大変なこと」
では、ないのです。
たとえば
自分に不足している【栄養を補給】して、
体がより元気に動くようにする とか
体を【休める】時間を増やす とか。
やせるためには気合いを入れて、
自己犠牲の精神で、ガマンをして…
ということではなくて、
「大切な体に、愛情を注ぐ」
というスタンスなんですよね。
体脂肪が減った受講生さんも、
特に「食養生」に積極的に
取り組まれていましたが、
日々「自分の体のために」という思いを持って
実践する姿勢が、素晴らしかったです。
自動的に体が変わる
必要なケアをすることで
体の中の仕組みが、本来通りに回り始めると、
体脂肪は、じわじわ減っていきます。
力技では、ないんです。
なんていうか
「自分の内側の仕組み」そのものが
アップデートされた感覚になりますが、
これが結構、面白いんですよ。
（「不思議」とおっしゃる方も多い
）
自分が何かを頑張ったり、
特別つらいことをしなくても、
するりするりと自動的に
体が変わっていく感じ。
これを自分の体で実感すると、
”努力しないと成功しない！"
という考えも、薄れていきます。
というわけで・・・
じわじわ体脂肪が減る秘密は、
「仕組みを変える」ことに、ありました。
「仕組みを変える」というのは
根本的な体質改善にもなるので、
リバウンドする心配も、ありません。
余分な脂肪だけを落としながら、
より健康的に、美しくなります。
あなたを太らせる３つの重り
最後に・・・これは私の考えですが、
ダイエットって
”重りを外すこと” だと思ってます。
ここでいう「重り」には、
３つの意味があります。
１つは、そのまま。
余計な脂肪、その分の重さが落ちる、という意味。
続いて２つ目は、
体の中の仕組みを滞らせている、
その原因となる「重り」を外す
という意味。
工場のラインが動かない直接的な問題点や、
体内の流れが滞っている、明確な原因。
ここでいう「重り」は、
流れをせき止めるブロック、ボトルネック、、
という感じかな。
それを「取り除いていこう」ということです。
そして、最後の３つ目は
心の重りを外す、ということ。
「ストレス太り」という言葉がありますが、
ストレスやプレッシャーは
目には見えないけれども、
確実に、体にダメージを与えます。
そうした心の中の重たいものを手放す、
ということ。
ストレスやプレッシャー以外にも、ありますね。
無意識のうちに自分を縛っている
思考の制限や思い込みも、解放していきましょう。
「どうせ自分には無理」
「ダイエットは難しいこと」
「私なんて、、」
「やせていなければ、価値がない」
こうした無意識下にある思い込みも、
ダイエットを邪魔する原因になっています。
いずれの場合も（体についても、心についても）
自分の場合の「重り」が何なのか、
知ることが、大切です。
知ることで、必要なケアがわかりますし、
ケアができれば、
だんだんとわかってきますよ。
ダイエットは
苦労や努力に依存するものではなくて、
世界に1人の自分について、
理解を深め、愛情を持って、
かしこく取り組んでいくもの
なのだ、と。
とにかく知って欲しいのは
”つらい思いは、しなくて大丈夫”
ということですね。
今日のお話は、こんな感じです＾＾
質問や感想などあれば
気軽にコメントかLINEして下さいね。
そして！
明後日3/28(木)21時より、
ニコニコ生放送をしようかと考えています。
テーマは「体と心の重りを解放」
今日の記事に関連したお話ですね。
先日「心の傷と、ストレス由来の食欲」について
ご相談メッセージをいただいたので、
そちらに回答する形で進めていきます。
（そのほか、何か取り上げて欲しいことがあったら気軽にお伝えください）
では、また更新しますね！
■関連記事
◆読むだけで、やせ思考
各種お知らせ・ここだけの話も。
