人間関係のベースは親子関係です。
子どもは親(大人)の態度を見て学習(知る→分かる→出来る)します。
子どもにとって、親は最初の他人です。
例えば、「親は自分のことに興味がないんだな」と感じたならば、「他人に自分の本心や本音を話したところでなんの意味もない」と学んでしまいます。
そもそも、自分の意見を自由に言えずに育ったならば、「本音が言えない、言わない」ではなく、「本音を言うことに慣れていない(知らない)」となります。
子どもの頃に親の機嫌(気分)に振り回され、親に気を使いまくって暮らしてきた人は、他人の機嫌(気分)にめちゃくちゃ敏感です
周囲の人が全然気づかない、気にしないことにもすぐに気づいてしまいます
子どもの頃から親の機嫌に全神経を取り澄ませてきたのですから当然です。
いつも他人の問題を自分の問題として捉え、「どうしよう!私がなんとかしないと!」となります。
これをいつも無意識にしています。(無意識の反応・癖)
全ては、親(他人)に嫌われないため、好かれるため、喜んでもらうため、認めてもらうため、穏やかに暮らすため、怒られないため、悲しませないためです。
自分が幸せになるためではありません。
幸せになることに慣れていない(知らない)とも言えます。
そんな子どもにとって、親の機嫌を察知して行動することは、生きるための必須スキルです。
そして、多くの人が大人になったら今もそのスキルがないと生きていけないと思い込んでいます。
親とは健全な関係だったけど、親以外の大人(学校の先生や部活動の顧問)との関係やいじめなどのトラウマによって、自分軸が分からなくなっている人もいます。でも、そうなった理由は上記の通りです。
これ、私のことだなーと思った方。
大丈夫ですよん。
あなたは今まで無意識にしていたことを自覚できた(知った)のだから、次の「分かる→出来る」の学びのステップに進みましょう
次に続きます。