意外かもしれませんが、自分を頼ってくれた人に好意を抱くことってよくあることなんです☘
あなたが相手に何かをしてあげたから、相手があなたに好意を持つようになるのではなく、あなたが相手に何かしてもらうと、相手があなたに好意を持つようになるってことです。
そういえば、私と夫のなれそめもそうでした
夫に相談事をしたとき、夫が私を異性として意識するようになったのを機に付き合い始めたので
この心理行動は、「認知的不協和理論」で説明することができます。
人から何か頼まれたとき、それをする行為と、「なぜ私がそれをするの?」という思いとの間に矛盾が生じ、心の中がモヤっとします
この心理を認知的不協和と言います。
脳はつじつまの合わない状態を嫌うので、この不快感を解消・軽減させるために、すぐさま変えやすい方を合理的な内容に変えちゃいます。
つまり、人から相談を受けたとき、脳が思いを変える方が楽だとした場合、「私はこの人のことを好きだからこれをしているんだ」と思ってしまうわけです。
この認知的不協和理論を利用した「好かれたい作戦」は、自己評価(プライド)の高い人に使うとより効果的だと言われています。
「デキる自分がこれをするのは、それなりの理由があるはず....」と思った結果、「自分はこの人に好意を持っているんだ」と思うことにしてしまうからです(笑)
逆に、自己評価の低い人に対してはあんまり効果がないかもしれません「私のことを下に見ているからこんなこと頼むんだろうな」で終わってしまいますから(苦笑)
いずれにしても、頼み事、相談事はあまり重すぎてはいけません
「これ頼んでもいいですか」「ちょっと相談に乗って頂けますか」くらいがいいんです。
この認知不協和理論(つじつまの合わない事態に陥ったとき、もっともらしい理屈をつけて自分の良いように解釈し納得しようとすること)は、私たちが日常的に無意識に、良くも悪くもよくやっていることです。
政治家がつく嘘も大いにこれが関わっています
この理論を知って、恋愛、仕事、家庭がより楽しく面白くなればいいなと思います
続きは、あや相談室の今月のひとことに書きましたので、よろしければそちらもご覧ください