【相談員のホンネ】①捨てて欲しいのは罪悪感と◯◯心。 | 飲兵衛シングルマザーの*酒とアテと弁当と*

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実家なし養育費なし公的支援なし。2014年、子供2人を抱えたどん底離婚から完全自立を成し遂げたシングルマザー。自立し過ぎて、お付き合い6年目の彼とは結婚願望少なめ。
趣味は飲み歩きと貯金と桑田佳祐。極限まで手を抜いたありのままのお弁当も綴っています。




訪問介護歴 5年
デイサービス主任 1.5年
180床規模の施設相談員 5年目


50代になり

私の周りでもそろそろ「親の介護」の話題が上がるようになってきました。
介護職歴10年以上のノンベーが

施設の相談員として働く中で感じる
本音をお話しします。




新しいシリーズ「相談員のホンネ」

最初は

「施設入居のあるある」なお話です。





入居にあたり、大なり小なりみんな心の中にあるアノ気持ち。



それは





 高齢の​親を施設に預けることに、罪悪感を感じてしまう




ケアマネジャーさんから実際に相談を受けて、

入居のお話をさせて頂いた方のケースをご紹介します。






ケアマネ依頼の相談ケース①寝たきり4年目の母(92歳)


を、ひとりで自宅介護している70代の娘。

自身も高齢となり介護負担が大きい。

疲れから、娘は母親を怒鳴ったり

要望を無視しすることもある。

ケアマネが必死で入居を進めているが

娘は「施設に入所させるのは可哀想」と

なかなか進まない。





ケアマネ依頼の相談ケース②祖母も母もしてきたから


祖母も母も、親を自宅で介護をして

看取ってきた。母もそれを望んでいるから

自分が母を看取らないといけないと考える娘。

親を施設に入れ

自分だけが楽をすることに罪悪感がある一方で

自宅介護に限界がきて鬱傾向にある。

ケアマネの入居提案にも

「親戚の目もあり、母も拒否しているから

施設入居には踏み切れない」

と言う娘さん。







その罪悪感、捨ててください!














入居相談時、ご家族はよく

入居させる事に対して「親への申し訳なさ」や「罪悪感」を口に出すけれど、このご時世、お家で過ごす事だけが正しい幸せではないと思うの。



家庭事情も家族事情も昔とは大きく変わっているし、同じ様に施設の事情だって大きく変わっているのを知って欲しい。

今や、施設は明るくて楽しい。

決して「姥捨山」ではないからね。



具体的には、


疲れ切り声を荒げながら娘がする24時間介護より、24時間体制の職員がいる方が快適。



週2回、自宅に来る訪問看護より

24時間看護師がいる施設の方が安心。



おうちのごはんより

カロリーも塩分も栄養も計算されていて

嚥下状態に応じて素早く刻みやペースト、とろみ食を提供できる施設の方が安全。




「母は私が居ないと寂しがる」

「母の事は私が一番わかっている」

「母は私の料理しか食べない」



と言うならば、

必要な時にご飯を持って泊まり込みでヘルプに来てくれれば良い。





専門職であるケアマネが入居を勧めるご家族に、

私がここまでお話ししても尚踏ん切りがつかない時は



母と娘の共依存


のケースが殆ど。





私の仕事は、施設のメリットを家族にお伝えすることなので、こういう案件は深追いせずにケアマネジャーにお返しします。





​まとめ

施設入居には、罪悪感と依存心は不要です。


介護者が潰れてしまったら、困る人がたくさんいてます。そうなる前に施設入居をオススメしますニコニコ









最後まで読んでくれてありがとう。

ノンベー赤薔薇