改めて書きます
経済というのは循環して成り立つもの
一方的に片方だけが儲かる、よい思いをする
それでは長続きしません
アメリカは移民で人口増え続け
国内で作るより中国など安く作り提供するところにシフトしました
iPhoneなど典型ですが、アップルはアメリカの超大企業ですが、台湾のホンハイに製造委託し、今までほとんど中国国内で製造しています
アメリカで製造したら小売価格は今の倍以上になるでしょう
T大統領はどこまでわかっているのでしょうね?
農産物も国際貿易で成り立っています
小麦は貿易量とてつもなく大きい
米は生産量に対して貿易量の割合が少ないのが特徴です
日本のコメ
消費量はピークの半分になりました
人口が年80万人も減れば消費量も年々下がります
農水大臣変わり
コメの小売価格高いので平均値下げたいとということで
政府手持ち在庫の備蓄米を入札価格の半値以下で随時契約(財務省の言葉)で売り飛ばし
米卸、精米会社飛び越して小売事業者などに玄米で販売
そりゃ安く販売できます
平均小売価格下げにはなるでしょう
が、
根本的なものではありません
政府在庫カラカラ
備蓄米在庫はない(5年前のコメ少しだけ)
預かっていた倉庫会社大損
毎年20万トン出る予定のエサ米も無くなり
7年産のコメ相場に大臣が口出し?
JAは委託販売やめて買い取りにせよ?
農協というのは政府の出先機関ではないし
組合ですから組合員のものです
農業協同組合法により運営されています
共計(共同計算方式)をやめて買い取りにせよ?
そんなことが一方的に出来るものでしょうか?
JA集荷は米全体生産量の3割以下です
しかも、大規模農家は数では少ないが、生産量では大きい
現状、数では2%の農家だが、生産量ではおよそ半分占める
2030年(もうすぐ)には7割になるのではと予測されている
わたしの会社で直接取引、取り組む先はそういう大きな農家です
実は、コメ生産、流通は劇的に変わったのです
流通がブラックボックスだと大臣が言ってました
大手小売りのあるトップもそんなこと言ってました
まったく馬鹿げています
今は、取引は自由化され、生産者どこに販売しても良いし、消費生活者もどこから買ってもよい
事業会社、販売会社、小売会社もどこから仕入れてもよいし、どこに販売してもよい
トレーサビリティ法で仕入、販売、在庫も管理されてます
ブラックボックスなんてありません
経済循環の話し
国内で生産されるものなら最終消費まで付加価値はみなさんで分け合います
奪い合いではなく分け合い
小売価格2千円はよくない
小売価格4千円は高すぎる
小売価格3千円から35百円くらいが望ましい
望むのはよいが、小売価格を政府が口出しするものではない
価格というのは需給の関係で市場で決まるものです
ただ、政治が介入するとおかしなことにもなります
農業者に対しての所得補償
日本の米農家ように兼業農家多いところに所得補償すればどうなるか?
大規模専業農家に所得補償すればどうなるか?
日本においては所得補償というのはかなり難しい
民主党政権の時代にやりました
所得補償したら現品の相場下落しました
あれからデフレも相まって大変なことになりました
小売価格2千円の米では経済がうまくまわりません
小売価格4千円ならみなさん豊かになります
生産者、肥料屋、JA、運送会社、米卸、精米会社、小売業者
物価高対策なら買う側を支援すればよい
政府は米価格下げる努力ではなく
経済が循環し皆が豊かになる政策を打って欲しい