ジール再生計画第3部.今回はラジエターです.
ラジエター液を交換した時にラジエター液を抜くため,ラジエターポンプにつながっているホースを抜いたのですが,ノズルの一部が腐食して欠けていました.その時にポンプ内部に腐食したカスが溜まっていると思い,ポンプのフタを開けて清掃しました.
サービスマニュアルにも書いてあります.
「バラしたら交換しろ」と.
(「NEW」の表示は組み直す時は交換してくださいと書いてあります)
両方ともしばらくして漏れは止まりましたが,見た目も悪いので,パッキン交換と欠けた部分の修復をすることにしました.
交換するパッキンはこちら.漏れ出してすぐに注文はしていたのですが,交換せずにいまに至ります.
ポンプに接続されているパイプのパッキンも交換しました.
ポンプの内部.漏れ出したラジエター液が固着しています.
欠けた部分の修復はキャブレターの時に使った耐火パテを使いました.セメントのような材質です.
補修後の状態.セメントのような材質なので,水を足してして陶器づくりをしているようでした.
ラジエター液の全容量は約2リットルなのですが,水と1対1で薄めることを知らなかったので,ラジエター液が1缶余っていました.
某宇宙戦艦ヤマトの真田さんのように,
「こんなこともあろうかと...」
と予備に買っておいたものではありません.
前にもやりましたが,ヤマハのラジエター液はかき氷に合いそうな体に悪そうな色をしています.ブルーハワイです.
組み直した状態.ポンプ,パイプ,ホースとも漏れは確認されませんでした.
これで一通りの整備は終わりました.このあと100キロほど走っていますが,とくに問題はありません.燃料コックを除いては.
燃料コックが固くて動かず,流れも良くありません.ガソリンが送られずエンストすることもありました.ガソリンが空になったら診てみようと思います.
【おまけ】
諸先輩に教わった,シートのネジの交換.
元はボルトですが,蝶ネジにすることによって工具の必要がありません.
写真上のバネを一回り切るとハマりが良いとありましたが,とくに問題はないので,そのままとしました.