燃料タンク 再サビ取り | イルカに乗った中年

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ジール再生計画.今回は燃料タンクです.

 

エンジン不調の原因が燃料タンクの汚れにあるとわかったので,燃料タンク内のサビ取りをもう一回することにしました.

 

中を覗くと,何やら膜のようなものが壁にへばり付いています.

はがしてみると,こんなものが出てきました.

 

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どうやらコーティング剤のようです.前回のサビ取りの時にサビが浮いてはがれたのか,もともとサビではがれていたのか,今となってはわかりません.

この汚れというより,異物をすべて取り除かなければなりません.

 

 

 

まずはタンク内の油脂をはがします.燃料コックを外してあるので,その穴にはゴムを板に当てて塞ぎます.

 

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タンク内に水を満たし,洗剤を入れます.

前回は水ですすいだのみで,油脂をはがす工程が抜けていました.

 

これがいちばんの原因でしょう.

 

洗剤はセスキ炭酸ソーダを使いました.

写真にもあるとおり,重層の10倍のアルカリ性を持っています.台所のレンジ周りや,風呂掃除,洗濯にも使えるので,残ったものは日常にも役に立っています.

 

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かくはん後の様子です.こんな状態でキャブレターにガソリンを送っていたのです.これではにエンジンはまともに動きませんね.

 

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数十分放置してから水をぬいてみると,泥団子のように固形化したものりと,はがれたコーティング剤がどんどん出てきます.水を入れ直してタンクをシェイク.4,5回繰り返しましたが,なかなかきれいな水になりません.

 

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作業途中の中の様子です.コーティング剤がまだ残っています.

 

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これではらちが明かないので,高圧洗浄機を使ってみました.

すると,タンクをシェイクした時よりも出てきました.床に落ちているものは,すべてタンク内から出てきたものです.

 

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高圧洗浄機使用後の様子です.底面はサビは見られませんが,側面はサビが見られます.

 

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残っていたガソリンの油面より上の部分がサビているようです.図にしてみました.

 

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高圧洗浄機のおかげで,固まりやコーティング剤が出てこなくなったので,いよいよサビ取りです.

 

つづく