鉱山都市キルナ(Kiruna)の大移動-その2 | Yの部屋 -スウェーデンからあんなことやこんなこと-

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スウェーデン暮らしの方が長い関西人。日常生活を中心に、過去・現在・未来について気が向くままに綴っています。

キルナの移動は決定したものの、移動は段階的に行われているわけで、まず最初に鉄道キルナ駅電車が移動され、ハイウェイ車も移動されました。

 

ひび割れなどの影響を受ける地域に住む6000人の人々の「新キルナ」への移動もすでに始まっています家 現在のキルナの人口は、2万3千人 (2020年)。

 

2018年には、キルナ市のシンボルであった市庁舎も「新キルナ」に移りました。

 

(旧市庁舎)

 

(新市庁舎)

 

(庁舎内)

 

ただ、町の中心部の移転は2020年を目標としていましたが、2023年まで遅れるようです。それで、当分は、旧キルナと新キルナの共存が続く模様。

 

キルナ教会が2025年に引っ越しすることは、以前書きました。

 

 

 

私たちが町の中心街に行ったときには、閉じてしまった店も多く(私のお気に入りのチェーン店「Pinchos」も一時あったようです)、昔の面影は残っていますが、活気もなく(コロナの影響もあるのでしょうが)「朽ちていく町」という印象がぬぐえません。たとえ、中心街が新しい土地に建設されるとしても。

 

同じことを夫も感じたようで、ひとこと「寂しいなあ」とショボーン

 

キルナに残っている人たちは、また違った感情があるのかもしれません。新しい「キルナ」に期待を込めて拍手

 

2035年以降も鉱山の採掘が継続されれば、他の地域もおそらく移動せざるを得なくなるということです、、、

 

(終わり)