現在の地に建つキルナ教会は、キルナのシンボル
1912年建造の木造教会で、サーミ族のテント小屋を模した三角形の屋根が特徴的です。
祭壇の絵画はスウェーデン王族のエウシェン王子(1865-1947)の作ですが、その絵画の下にある祭壇に十字架があります。
興味深いのは、その十字架を囲むようにひざまずいているサーミ人と立ったまま腕組をしているサーミ人の木像があります。
これは、キリスト教を受け入れたサーミ人とこれに反発したサーミ人を表しているとのこと。教会内にいたボランティアガイドさんが説明してくれました。
このキルナ教会、2025年に少し離れた所にある教会墓地の近くに引っ越すそうです
教会の建物そのものを移すそうで、大掛かりな移動です
これも、キルナ鉱山の地下採掘による町の沈没危機をさけるための町ごとの移動という大規模プロジェクトの一つです。
町ごと引っ越すという世界的にも珍しいプロジェクトについては、また別の機会に。