ちょい追記&写真追加;本気感想②Kiss Me You ~がんばったシンプー達へ~ | 元玉拾い(もと、たまひろい)のスポーツとか草花とか

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ユニットみよまる公演


Kiss Me You ~がんばったシンプー達へ~

@恵比寿エコー劇場


土日、観劇した4公演、すべて、受付は栗さん(栗本有美子さん)がやられてました

B班のときは、「応援してるキャストさんは・・」と聞かれることなく

にーにゃん(新名杏梨ちゃん)とこから、チケット取り出してくれました


「ちんちくりんず、です♪・・って、だれがちんちくりんや!」

にーにゃん


B班・浅井麻紀子役

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ちんちくりんず、相方、
須藤宮子(森実咲ちゃん;ミサキング

(ミサキングは撮影NGなので、写真は、なしよ)


B班の宮子の恋人、内田洋介伍長・楠瀬仁くん

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ビックリだったのは、シングルキャストなのに、

毎回、開場時の場内案内をやってた、みよまるメンバー・水沢幸恵ちゃん

津田徳男少尉の妻・晴恵役

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大山食堂のシーンは何度も出てくるんだけど、

麦茶を飲むだけで、いっつも、おばちゃん(中山久美子さん Shi-show♪)がなんか作って台所(上手)から出てくると、だれもいなくなってるってのが、毎回そのパターンだったのが、ちょっときになりました。こんだけ毎回ってことは、意図的なんだと思うけど、違和感があったなぁ。


あと、女子から見て、武村さんはキモいゴキブリ男で、さっちゃんが「二号さんでもいいんだって」ってくらいに惚れてる、津田少尉のことを「武村さんよりはましでしょ」みたいなことを言ってたよね

津田少尉は、既婚者だけど、女子から見て、カッコいい、あこがれの存在ってした方がいいんじゃなっかなって思いました。実際、かっこいいし。


武村は自分ら(麻紀子ちゃん、宮子ちゃん)と恋人との中を邪魔する上に、自分らをちんちくりんって言う、見た目もキモい。津田は、優しくてカッコいい、っていう役割分担にした方がいいと思うな。

その方が、後半の武村軍曹の優しさが際立つし、
津田少尉は最後まで、1度も弱い部分を見せないし、見た目もスマートだから、
その方がいいと思いました。


その、武村軍曹、土曜日は、序盤からあんま、キモくなくて、そんなに女子に嫌われるほどかぁ?って感じたけど、日曜、特に最後のB班のときは、いい感じに、かなりキモかった。


武村軍曹役、みよまるメンバーの前田虎樹郎くん


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長谷川伍長のお母さん、長谷川スミ(スーちゃん)(宮澤有さん)が、息子を訪ねてきました。
みな、家族に会いたいのをガマンしているのに、なんで来たんだ!と怒る、長谷川伍長

結局、スーちゃんは変装して、大山食堂に滞在することに。
長谷川伍長は地元に恋人を残しており、母ひとり・子ひとり、なんです。




特攻隊員と安部大尉は、大きな靴音を響かせながら、走るシーンが印象的


走りながら、最近、武村の様子がおかしいんじゃないかと言う、安部大尉。
走りながら、「武村軍曹殿は恋しているのであります!」

その会話のたびに、津田が「へぇ、相手は誰だ?」

「さっちゃん、好きな人はいるのか?」とか、武村軍曹殿を刺激する発言を繰り返し、

見かねた内田伍長(だったと思う)が、走りながら安部大尉殿に、耳打ち。

さっちゃんは、津田少尉殿が好きなんだ、と。

津田少尉(特攻隊員の中で、一番位が上、みよまるメンバーの相武進さん



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安部大尉(松丸さん)「おい、津田、きさま、あっち走ってこい!」


よーし、邪魔者はいなくなった。

全体、とまれ!

武村軍曹(前田虎樹郎さん)に、「武村、告白しろ!」


ここは、けっこうベタな、女っけのない、筋肉バ○が、

安部大尉「ぼくは」はいっ(言ってみろ)

武村軍曹「ぼ、ぼくはぁ、はいっ」

安部大尉「はい、は言わなくていいんだよ。それは、『うながし』みたいなもんなんだから」

「あ、な、た、がぁ、」

「す、き、で・・・す」


高校の部活だよね

しかも、告白の練習してるのは、1年坊主ではなくて、2年生という。





さっちゃん(木村幸子;みよまるメンバーの小林沙織ちゃん・さおりんご)を内田伍長が呼んできました

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ぼくはぁ、はい、
あなたがぁ、おぉ、す、す、すっぱい・・・

結局、告白失敗。



次の作戦は、チンピラに変装した4人(特攻隊員候補の伍長3人と司令官の安部大尉(教官))が、さっちゃんにいちゃもんを付けて、襲われそうになったさっちゃんを武村軍曹が助ける

大作戦

ここでも、3人の伍長を指導する安部大尉、

というか、松丸ワールド炸裂


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練習でさっちゃん役をやった内田伍長と


ほんとに、この4人に襲われたさっちゃんが同じ動きをするんです

(倒されて、正座を崩した座り方でトントントンとバウンド)

土曜日のA班のさっちゃん(さおりんご)が、特にタイミングがよくてすげーおもしろかった



ってことを、さおりんごさんに日曜の終演後に話したんだけど

やってる自分としては、その回が特別に上手くハマったとは感じなかったとおっしゃってましたけどね。


ここでお約束。武村軍曹が来る前に、津田少尉が偶然通りかかってしまい、
サングラスで顔を隠していた4人は、津田少尉にボコられました・・


翌日のランニングでは、津田少尉に対して、冷たい安部大尉


いちゃもんをつけて、津田少尉を殴ろうとして、

「きさま、たるんどるぞ。歯をくいしばれ!足を踏ん張れ!」

殴ると見せかけて、股間を蹴り上げました

(自分も、津田少尉に、股間を蹴られたので)


「んな、痛いよな。きん○ま蹴られると、痛いな。」


武村軍曹「もう、もう、けっこうであります」


しかし、あきらめない、4人



安部大尉、奥の手、嘘電報を津田少尉の妻に送りました


みなが大山食堂にたむろしてるところ(さっちゃんもいます)に、


電報を握り締めた、津田の妻、晴恵(水沢幸恵ちゃん)がやってきました


「なにしに来たんだ?!」

「だって、電報で・・『キンカンモッテキテ、カユイノ』」

「バカだなぁ、こんなのいたずらに決まってるじゃないか」


ここからは、津田少尉と妻・晴恵のお笑いタイム


晴恵(、部下がいる津田の妻として)、「長居してはいけないんだよね」って、
言うと、客席の後ろのPAさんに手でBGMのボリュームを落とすよう指示した安部大尉

「いいんでない?」

「は?でも?」

「ねぇ、奥さんもせっかく来てくれたんだし、(しばらく、ここに残って)いいんでない?」




仲の良いふたりを見て、思わず大山食堂を飛び出す、さっちゃん



さっちゃんを追いかけていく、武村軍曹



ここで、ふたたび、松丸ワールド



傷心のさっちゃんに、どうにか話しかけて、元気づけようとする武村軍曹


これを、野球のピッチャー(武村軍曹)とバッター(さっちゃん)にたとえ、


たとえてるだけじゃなくて、


丸めがねに、ビールジョッキ片手に、恋愛「野球」解説者として登場した、安部大尉と、

アナウンサー役は、平井伍長だったかなぁ


1球目は、変化球から入って様子をみた方がいいんじゃない?


「あっ、ハートブレイクの女子、みっけー」

ハッと振り返るさっちゃん。

おぉ、いきなりストレートでストライク。


しかし、その後は、ボールがワンバウンドして、さっちゃんにスルーされたり、

なかなか、上手くいきません


しかし、最後、まさかのダジャレで、さっちゃんに笑顔を取り戻させた
武村伍長


そして、「半年もすれば忘れるよ。まぁ、その半年がつらいんだけどねぇ。さっちゃんがぁ、辛かったら、オレも一緒に落ち込んでやるから。こうやって(コミカルなポーズ)」


オレ、待ってるから


待っててくれるの?その間、ほかの男の人のこと、考えてるんだよ。それでも、いいの?


・・待ってていいの?


私、やな女だよ。
上から目線だよ。  オレ、スゲーしたから目線。
掃除嫌いだよ。  散らかしません。
朝起きるの、苦手だよ。  寝かせません。
髪の毛切っても、気づかないよ。  オレ、ずーっと坊主。



待ってていいの?


うん。


だってさー



待ってていいの?


うん。


だってさー


バンザーイ、バンザーイ、バンザーイ

(出撃ではなくて、眼中なしから、公認片思いになったことにバンザイすることが、あとからの涙へとつながるんだなぁ)


A班の麻紀子・清川真由ちゃん


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A班の宮子・みよまるメンバーで物販スタッフをしてた、高島南ちゃん

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B班・麻紀子の恋人、平井伍長・みよまるメンバーの池田裕くん

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B班・母ひとり、子ひとりで、恋人は地元に残してきている長谷川博伍長・
みよまるメンバーの石丸裕紳くん

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A班の長谷川伍長・みよまるメンバーの安達慶幸くん

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A班の内田伍長・山本裕太くん

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実は、ここまで、こうした、軽いノリのお笑いシーンが多い中、


ここで、一番偉い司令官、鈴木守大差(松本健司さん)が、

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伊藤中尉(ここの基地の事務方)に、もはや、特攻しかないことを告げるシーンや

(劇中の伊藤中尉;これはA班の石丸裕紳くん;は一切笑顔を見せません)

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上(大本営)は、現場を分かってないから、作戦が失敗するんだ!

と、大本営を批判するシーン


また、おちゃらけてる、安部大尉と平井・内田・長谷川伍長の前に、
大本営から送り込まれてきた、薄井貴少佐(三好忠幸さん)が現れ

(三好さんも、芝居中は、ずっと無表情で笑顔は一切みせません)

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本部建物の場所を問います

安部大尉「はっ、ここをまっすぐ236歩、右に曲がって154歩(スイマセン、歩数は忘れちゃったので、適当です)行ったところにある、白い建物であります」

薄井少佐「分かった。・・・(歩き出して)、いち、に、さん、よん・・」

三好さんの「オレにも、1箇所くらい、笑わせるシーンが欲しい。顔は無表情で行くから」
っていう感じかな


これ以外の三好さんは、冷徹な大本営に徹していました


こうして、平和な、笑いが絶えない中にも、刻一刻と戦争は、深刻な自体へと向かっていることを暗示していく中


花火大会に、みなが集まりました。最初は全員一緒にご座を敷いて、
お酒を飲みながら、花火を見物してましたが(女子は、浴衣)

平井は麻紀ちゃんと

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内田は宮ちゃんと、

そして、なんと、武村はさっちゃんと

ござから離れて、二人ならんで、海辺に上がる花火を観ています



幸せなシーンは、ここまで





空襲





防空壕へと逃げ込む





翌日、状況が切迫していることを悟りながらも、
燃料がないため、どうしようもなく、呆然とする平井・内田・長谷川

このとき、「クソ、おれが撃ち落としてやる!」と一番決起盛んだったのが、
内田でした






特攻は志願制のはず






しかし、薄井少佐は、すでに名簿を作成し




そこには、教官の安部大尉の名前はなく


津田少尉、武村軍曹、平井・内田・長谷川伍長の名が




「しかし、中には母ひとり、子ひとりの者もおります」



「分かった、その腰抜けはだれだ。外してやる。だれた!!」



答えられない、安部大尉




特攻に行く者、残される者

両方に重くのしかかる現実


燃料が届き、特攻に行くまで、4、5日



「あんたたちがそんな顔してどうするの!
 泣きたいのはね、あの人たちなんだよ。
 嘘でもいいから笑ってなさい。
 それが出来ないなら、出て行け!」

と、麻紀子、宮子を怒鳴りつける、大山食堂のおばちゃん


晴恵が身ごもっていることを知った津田は、
動揺することなく、晴恵に「あとは頼んだ」と




さっちゃん、そんな顔しないで、笑ってぇ~

ダイジョウブ、1年もすれば忘れるから

いい、ひとつだけ言っとくよ

もうすぐ戦争は終わる。

オレと・・津田少尉とオレでこの戦争を終わらせる

だから、さっちゃんは戦争が終わってから結婚しなさい

これからね、ここにはどんどん新しいやつらが送り込まれてくると思うんだぁ

でもね、そいつら、みんな、死ぬやつらなの

そいつらを好きになっちゃダメだよ、お互いツラいから。分かった?



「武村さんのことも忘れなきゃ、いけないんですか?」


笑顔の武村軍曹「そう、そういう、優しい言葉を待っていたのよ。これで思い残すことはない」





今さ、津田少尉タイヘンなんだ。
だから、津田少尉のこと、手伝ってあげて。



んもう、くらーい。
さっちゃん、くらーい。

よし、武村式体操をしよう!



・・武村式ですか?


なにか、文句でも?


いえっ、表向きには、ありません



よーし!



ふんどし、ふんどし、しめすぎたー


もっと、もっと、こう!


こうですか、
ふんどし、ふんどし、しめすぎたー!


そう!、いいねぇ、気に入ったんじゃない?

こう?
ふんどし、ふんどし、しめすぎたー!


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武村軍曹の笑顔には、何度も涙しました




そして、コミカルな武村式体操で、泣かせる、このシーンが好きです



さっちゃん、最後、「わたし、津田さんに似た人と結婚します。そして、津田さんに似た男の子をうみます!」と津田少尉に別れを告げるシーンがあるんだけど


男としては、さっちゃんには、この武村式体操で終わりか


または、別れを告げるのも、津田少尉ではなくて、武村軍曹に告げて欲しかったな





武村軍曹の思いやりは、半端ない



すべての特攻隊員が「オレのことを忘れないで」という中



武村軍曹だけが、「忘れなさい」と



また、「武村軍曹殿はだれのために死ぬのでありますか?さっちゃんのためですか?」

「そんな、恋人でもないのに、君のために死にマース!なんていったら、さっちゃん、迷惑だろう。だれのためでもいい。オレが死ぬことで、だれかが助かるなら、それでいい」


武村軍曹の思いやりが、何度も観てる僕の心に突き刺さりました




特攻前日の夜、大山食堂には、おばちゃんと武村軍曹だけ。


津田少尉は、大変だよね。だって、赤ちゃんもいるんだよ。
でも、俺たちがいるから、弱いところ、見せられないのよ。
死ぬとき一緒なのは、晴恵さんじゃなくて、俺たちなんだしね。



残される人がいる奴らはつらいよね。
麻紀ちゃん、宮ちゃん。長谷川なんて、母一人、子ひとりなんだよ。
その点、オレは気楽なもんよ(両親、兄、すべて戦争で亡くなっていて、身内がいないし、恋人もいないから)。ほんとはさ、俺みたいのが特攻に行けばいいんだよね。

上も分かってないよなぁ。



あいつら、偉いよ。ほんと、偉い。


ずーっと、笑顔を絶やさない、武村軍曹。


「泣きなさい。ここにはおばちゃんしかいないんだから。
 あんた、よく頑張ったね。よくがんばった。
 明日は。おばちゃんだけは、あんたのことを見てるから」


あぁ、なんか、腹減っちゃったなぁ


いいよ、何が食べたい?


おにぎり!

え?そんなんでいいのかい?

うん、おばちゃんが作った、あったかいおにぎりが食べたい


分かった、すぐ作るね




おばちゃんが台所に行っている間に、「辞世の句」を書いた色紙の裏に急いでなにか
書き込んで、店を出て行く武村軍曹


そこには、「ありがとう」の文字が


切り替えのスゴさは、なんと言っても、松丸さん演じる安部大尉


中盤までは、「司令官」側の人間とは思えない、特攻隊員たちとの仲の良さ

むしろ、一番のやんちゃ坊主だった、安部高光大尉(松丸雅人さん)


武村を殴ろうとして、操縦不能になっている、武村の股間と、武村の顔を見比べなら

「武村ぁ・・・」とか、チンピラの親分とか、野球解説のおっさんとか


特攻が決まると一転、顔つきが別人

自分が特攻に行けない(教官なので)ことへの無念さ

若いやつらの特攻を止めることができない、自分への憤り


鈴木大佐「やつらに、声を掛けたのか?」

安部大尉「いえ」

鈴木大佐「掛ける言葉もないか・・」



ここはね、出来れば、声を掛けて欲しかった


指令官側の人間として、あえて、特攻隊員との距離を置いたのは分かるけど

安部大尉なら、彼らにどんな言葉を掛けるのか、聴いてみたかった





夜12時、基地に戻った4人(津田だけが、いない)


「麻紀子、おれが死んだら、だれかと結婚して、子供産むんやろな」

武村「そうだ、お前は、麻紀ちゃんの子供のために死ぬんだ。50年先、100年先が、この国にあったとしたら、そこにいる子供たちは、オレたちの子だ!」

「そうですね、そしたら、死ぬか」



津田少尉が戻ってきた

なんだ、お前ら、まだここにいたのか。もう12時になるぞ。
まぁ、いい。座れ。



内田だけ、まだ、表情に覇気がない


津田「どうした、内田、怖いのか?」

内田「すいません、明日までには、なんとかします」

津田「気にするな。誰だって怖いさ。お前だけじゃない。



なぁ、国家ってなんだろうな。

政治は国を動かす
国民は働く
軍人は国民を守る

内田、お前は学生で徴兵だ。
だが、軍人だけで国民を守れなかった
このことは、恥ずかしいことだと思う
国に変わって、謝罪する。すまなかった。

戦え、と言われるならまだしも、死ねと言われた
国民を守るはずの国から、死ねと言われた
・・犬死ににはさせない、それはオレが保証する


よし、編隊を変更する

武村、きさま、下から行って、敵艦へ突っ込め!」

えっ?わたしがですか?いいんでありますか?!


おぉ、おれは、こいつら3人とおとりになる
その間に、きさまがつっこめ

内田、お前は2番手だ
オレの後ろについてくればいい
オレがつっこんだら、お前も突っ込め


いいか、これだけは言っておく
乗り込むときは笑顔で乗り込め
残される人たちのことを考えろ
それが俺たちに出来る、最後の優しさだ


はい!!


特攻服に身を包んだ5人が、かろやかにサザンの「みんなのうた」に合わせて、笑顔でダンス
このダンスが、軽やかで爽やかで、とっても暖かいのです

それを笑顔で観ている、麻紀子、宮子、幸子、おばちゃん、長谷川のお母さん
笑顔はない、鈴木大佐、薄井少佐、安部大尉





このダンスは、特攻のため、ゼロ戦に乗り込む直前のイメージ
軽やかで爽やかで、とっても暖かいイメージ
観ているものを笑顔にするイメージ
でも、笑顔になりながらも、涙は止まりませんでした(わたくしが、ね)


そうそう、内田伍長が、武村軍曹のあそこが操縦不能になったとき、
それを沈めるために出したなぞなぞ。

最初のは、「ここにランプとコンロとストーブがあります。全部に火をつけたいのですが、マッチは1本しかありません。なにから火を付けたらいいでしょうか?」

「答えはマッチであります」

・・長谷川と平井に押さえられて、武村軍曹の顔面オナラ攻撃をくらう、内田伍長

もう1問は「ここに1から10までの番号がついた駐車場があります。1箇所、停められないところがあります。それは何番の駐車場でしょうか?」

このなぞなぞは、答えが出てませんでした。

ダンスの間奏中、「そういえばさ、あのなぞなぞの答えはなんなんだ?」
「答えは9番であります。車はきゅーに停れない」


高校の部活のような雰囲気だったあのころに、一瞬戻りました。




そして、ダンスが終わると・・実際の映像がスクリーンに映し出されました

BGMは、サザン、希望の轍




日本側が撮影したであろう、特攻へ向かうときの映像

特攻隊員の皆さん、本当に笑顔なんです
衝撃的でした。


アメリカ側が撮影したであろう、カラー映像


飛んでくるゼロ戦に、容赦なく、軍艦からロケット砲を発射


ほとんどのゼロ戦は、アメリカ軍艦に突っ込んで、大きな花火を上げることなく

海へと落ちていくのです



これを観ていて、(せめて、軍艦に突っ込ませてあげたい)


そう思っている自分がいました


犬死には、させない


でも、観劇回数が増えていくと、




それは、違うな、と。



どうせ死ぬなら、でっかい花火をあげさせてやりたかった

どっぷりこの舞台に入り込んでいると、そういう気持ちになります



でも、ポイントはそこじゃない


特攻があったという事実



薄井少佐は、「99敗しても、1勝すればいい。勝ちでなくても、負けではない。」と安部大尉に言った。


でも、現実には、特攻で1勝はしていない。
国に、死ね、と言われた
残された人のことを考えて、笑顔で死んでいった
花火を上げられたかどうかの問題ではないと思うのです


映像の最後に、鹿屋基地から特攻へ行った方の、お母さんへ宛てた遺書のテロップが
流れました


特攻だからって、べつにえらいものでもありません。
でも、お母さんだけはほめてくださいね、惜しんでください。



そして戦後70年
「戦争を知らない子供たち」を知らない子供たちが増えている


1年半かけて、ユニットみよまるメンバーが準備して、上演された、全6公演


お疲れさまでした

ありがとう

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今週末は、下北沢で、秋山ゆずきちゃんが3年前に自身がヒロイン役を演じた短編映画「恋する小説家」の舞台化、ゆずにゃん、映画と同じ南川奈緒役で出演します。


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