広島遠征♯4 2日目 ついに江田島上陸!❶海上自衛隊第1術科学校(旧海軍兵学校)へ行く | ぽんたの山行食育日記

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2020年2月8日(土)9日(日)10日(月)一斉有給休暇取得日)11日(火)建国記念日

の四連休で広島遠征してきました!

 

またまた2ヶ月以上前の話となりますがおつきあいいただけましたら嬉しいですラブ

 

広島遠征♯4 1日目 ついに呉上陸!❶てつのくじら館へ行く

 

 

広島遠征♯4 1日目 ついに呉上陸!❷灰ヶ峰から呉を眺める

 

 

広島遠征♯4 1日目 ついに呉上陸!❸大和ミュージアムと海自カレー♡

 

 

の続きです


2月9日(日)

 

Good morning.

 

A new day's comin'.

 

Even the darkest night will end and the sun will rise.

 

おはようお願い

 

江田島に朝がやってきました

 

ねすぎた~!滝汗

 

第一便が到着するところだった!

 

 

きみちゃんとまーくんが乗ってきた船だ!と大興奮でお迎えにいったラブ

 

 

海を挟んで反対側に昨日登った灰ヶ峰がみえた

 

 

今日はまず海上自衛隊第1術科学校へ

 

アクセスと時間についてはひろしま観光ナビがとってもわかりやすいのでそちらをおすすめ

 

土日祝は1日4回(①10:00-11:30②11:00-12:30③13:00-14:30④15:00-16:30)の集合見学があります

 

海上自衛隊第1術科学校(旧海軍兵学校)

 
猫しっぽ猫あたま重要黒猫しっぽ黒猫あたま
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月末まですべての見学を中止します。
5月以降については未定です。決まり次第お知らせいたします。
ご理解の程、よろしくお願いいたします。
 
と案内がありました
 
案内がいつ更新されたのかわからないけど5月6日までは延期かな?
 
まずゲートを通り駐車場へ向かいます
 
ゲートにいる方が既に凜々しくてどぎまぎします
 
そして車を停めたらもう一度ゲートの方に来て、氏名・住所などを書きバッヂを受け取ったら
 
駐車場からすぐのこちら「江田島クラブ」の1階で案内してくれる方を待ちます

 

 

待っている間、広島に来るまでにどこに寄ったのか何を食べたのかいくら使ったのかどこに泊まったのか、

 

などのアンケートを受けました

 

広島にまた来たいですか?広島を友人に勧めたいですか?

 

というアンケートの締めくくりには

 

広島が大好きだから絶対またくるし絶対にともだちにおすすめしますと書きましたラブ

 

アンケートミニタオルもらっちゃったラブ

 

そうこうしているうちに案内係の方がいらっしゃいました

 

その方はもと海上自衛隊の方でした

 

写真は最後に案内される教育参考館以外は好きにとっていいですよとのことでした

 

10人ぐらいの人と一緒に案内してもらいます

 

早速しゅっぱーつ!

 

まずはこちら

 

出てすぐにある大講堂

 

鉄骨煉瓦石造の大講堂は大正6年に建てられたそうで、

 

兵学校生徒の入校式、卒業式また精神教育の場として使用されていました

 

現在は幹部候補生や第1術科学校の学生等の入校式、卒業式等に使用されているそうです

 

写っているスロープ付き入口は車が入れるようになっていて、

 

当時車で直接入ってこられる方と言えば?

 

天皇陛下、そして貴族の方、そして海軍兵学校のトップの方だけだったとのことで

 

どきどきしますね

 

 

回り込んで反対側

 

こちらが生徒が入る入口です

 

 

中に入るとものすごく荘厳!

 

歴史を感じます

 

 

舵輪を型どったシャンデリア

 

 

あちらは天皇陛下が着座される椅子

 

 

上は貴族の方々

 

 

生徒が壇上に上がる際には天皇陛下にお尻を見せるわけにはいかなかったので

 

後ろ向きで階段を降りるのに何度も練習したとか

 

こんな大事なところでこけたくないですもんね

 

どれほど緊張したことでしょう

 

 

大講堂は空間がこのように吹き抜けで広いのでマイクなどいらなかったそうです

 

号令や返事などが響き渡って生徒たちがぴしっと整列している様を想像するだけで

 

身が引き締まりました

 

 

こちらが入口正面から撮ったところ

 

 

美しい

 

 

こちらには桜の木があり、毎年桜が咲く年には特別公開などもあるのだと教えてくれた

 

今年はまさかのことになりそれも中止だそうです

 

残念だね

 

あとまっすぐな松の木についてお話してくれました

 

こんなまっすぐな松はそうそうないと

 

教官の「気をつけ!」という号令を聞いていたからまっすぐなんだ、という面白い話もあるそうですがここが本当に穏やかなところで風も吹かないからなのだとお話してくれました

 

 

幹部候補生学校庁舎(旧海軍兵学校生徒館 通称赤レンガ)

 

この海軍兵学校、世界三大兵学校と呼ばれるほどの超名門校

 

ここを受験しに来る生徒は東大を滑り止めにしていた!!!というほどの学力だったらしいです!

 

こちらの庁舎はそのずば抜けた頭脳を持った人ばかりが勉強していた建物

 

陸上にいる間から船での生活に慣れるために当時の駆逐艦の平均の長さと同じに作られているそうです

 

ちなみに平均の長さは全長144.8mだけどあの戦艦大和はこの2倍近くあったそう

 

この建物の前に美しい枯山水みたいなのがあるんだけど、

 

それはこの建物が船なら海も必要だということになり、毎日綺麗に波を作っているらしい

 

 

この方が案内してくださった方でしたラブ

 

遠くに見える戦艦陸奥の主砲と同型艦長門の主砲砲弾について説明してくれました

 

 

この2連装砲は、かつて日本海軍戦艦「陸奥」の4番主砲として搭載されていた40センチ砲であり、
 
昭和10年(1935)海軍兵学校生徒の教材としてこの地に移設されました

 

 

グラウンドではお休みにもかかわらず自主的に手旗信号の訓練をしていた

 

手旗信号と言えば「点の記 劔岳」を思い出して泣きそうになりました

 

おやすみの日まで修練お疲れ様です!!

 

 

第1術科学校学生館(旧海軍兵学校西生徒館)

 
兵学校西生徒館として昭和13年(1938)に建てられましたが、
昭和31年(1956)、横須賀にあった術科学校がここ江田島に移転し、
現在第1術科学校学生館として使用されています
もともとはクリーム色の3階立ての建物でしたが老朽化に伴い、
平成10年(1998)から全館改築し、真新しい現在の建物となったとのことです

 

 

先ほどみた美しい幹部候補生学校庁舎(旧海軍兵学校生徒館 通称赤レンガ)

 

を横からみたところです

 

 

この美しい廊下は回廊と呼ばれている

 

「この世界の片隅に」のドラマの方ですずさんの旦那さんの周作が海軍軍法会議の録司という役務で仕事をしていたけど

 

そこの職場のロケで使われた廊下

 

とっても印象的だったラブ

 

あと、みたことないけど「坂の上の雲」というドラマでもでてきたらしく

 

中庭には「同期の桜」があるらしい!よくわからないけど

 

「坂の上の雲」もみてみたいな

 

ドアの外に帽子をかけるフックがあり、それで中に人がいるいないがわかるようになっていたそうだ

 

 

ここを設計した人がイギリス人だったそうでイギリス産の煉瓦を使いイギリス積みをしたのだとか

 

イギリス積みとは煉瓦を長手だけの段、小口だけの段と一段おきに積む方式

 

一段に煉瓦の長手と小口を交互に積むフランス積みと比較すると強度が高く使う煉瓦が少なくすみ経済的と言われている

 

当時貴重なこの煉瓦は1個づつ油紙に包まれてイギリスから運ばれてきたんだって

 

煉瓦1個の値段は当時の大工さんの日当と同じでいかに高価な建物かって話、、、

 

未だに美しい赤れんが

 

 

そしてこちらは教育参考館

 

海軍関係者の遺影や遺品など資料16000点が展示されています

 

「ここだけは写真撮影はしないでください。あと入るときに一礼をお願いします。」

 

とのことでした

 

昔は靴を脱いで上がったという大理石の階段の上にはカーペットが敷かれていました

 

そしてあがりきった先には東郷平八郎元帥の遺髪が納められていました

 

参考館には知覧のように若き特攻隊員の遺書がありました

 

手紙が本当に泣けてまいりました

 

また一通一通読んでいたら時間がなくなってしまいました

 

3割ぐらいしかみれてないかな

 

またここに来たいです

 

 

この細長いものはハワイの真珠湾攻撃に加わった特殊潜航艇5艇のうちの1艇

 

「回天」と同様に死を前提とする特攻兵器だったが実際に戦いに出て行くことはなく終わったとのこと

 

その前にあるのは戦艦大和主砲砲弾

 

奥に写っている建物は学生館

 

今の学生たちはみんなここで夜中まで勉強してるんだって

 

それぐらい勉強しないととてもじゃないとついていけないらしい

 

そして朝早く起きて奥に写っている古鷹山まで走って登りに行ってトレーニングするんだって

 

ほんとすごいなぁ

 

 

第二次世界大戦時、多くの戦艦が停泊していた呉は大空襲の被害にあい、絶大な被害を受けました

 

「この世界の片隅に」でもその壮絶さがしっかりと描かれていました

 

ここ江田島は呉のすぐ近くで同じように空襲の被害にあっていてもおかしくないのに全く被害がなかったそうです

 

なぜなら、後にこの海軍兵学校を使用しようという企みがあったそうで、空襲禁止区域になっていたそうなのです

 

この話を聞いてわたしは戦争のおぞましさを感じました

 

海上自衛隊第1術科学校は見所満載で素晴らしいところでした

 

来ることができて本当によかったです

 

よし、次は古鷹山に登るぞ~!

 

 

 

 

 

猫しっぽ猫あたま古鷹山へつづく黒猫しっぽ黒猫あたま