七福神の悩み | さなじゅんオフィス

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「大黒天」が口を開いた
日本の総理大臣が変わって困っている
この打ち出の小槌が意味をなさなくなった


どうもデジタル庁とかのせいでキャッシュレスの世の中になったのだ
大判小判をどっさり蓄えた小槌は一瞬にしてカネの移動が出来るカードにお手上げ
更にデノミネーションにでもなったら袋の中身まで替えないといけない


いやいやワシの方も悩みがある
「恵比寿」が言うにはどうもコロナウイルスとかで商売が出来ん世の中になった
ワシを崇めても商売が繁盛しないとクレームが止まん


特に「寿老人」はもっと深刻だと言う
コロナに感染したら命が危ない高齢者だからだ
既往症はないが健康と長寿をアピール出来なくなった


「毘沙門天」が言う
北朝鮮のミサイル開発が進み迎え撃つ日本は弾道ミサイル防衛にもうワシらに期待せず
イージス・アショアを購入する契約をしたそうだ


時代遅れになっちまった
いやいや勝敗は時の運だよと喋りだした「福禄寿」は語気を強めて
幸運はいつの時代にも必要なんだと説く


どんなに人間社会が変化して菅総理が改革推進派とは言え「布袋尊」なくして
福を呼び寄せる事は出来ないはずだ
彼は神々の中で唯一実在した人物だから侮れないはずだ


この内閣では女性の大臣が少なかったと稲田朋美が菅さんにお願いしたのだが
却下されている
「弁財天」が菅さんは学徳が乏しいと嘆く


こうなれば神々が二階幹事長の言葉ジリからもう1人神様を入閣させ
「八福神」にする案を提出し満場一致で了承された
「デジタルの神」を追加して国民の目を崇拝させると言うモノ


世の中の情勢は変化に富みデジタル化の成長に寄与すべきだと考えた
参拝する心と信仰心は人間の基本にある
室町時代から引き継がれている七福神の長期政権はこれで揺るがない