半沢直樹ブームでコントロール出来る国民感情 | さなじゅんオフィス

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ドラマの主人公の他力で代弁する国民のじれったい心
国会議員の不正やコロナや災害で国民はストレスのはけ口がなかった
そこに来てリバイバル版的なあのTVドラマだ


いいタイミングで視聴率を上げる
「倍返し」が流行になってスッキリする時間だ
国民の思想統制なんていとも容易だ


現実的にあり得ない銀行が展開する「やられたらやり返す」ドラマに日本中が
酔いしれて言いたかった世の中へ交差させる言葉なのだろう
騙されたフリして物語りとして見れば面白いのだが銀行内部を知らない人たちは


あたかも銀行員という職業観を吸収しているとすれば問題だ
世の中は政治不信に陥って自民党の不公平な選挙で総理になった事実に
多くの支持率があった


ドラマでは善悪がハッキリしている役柄が正義を貫き
有名人が演じる世界に没頭する
「土下座」と言う言葉を3歳児が喋って大笑いしている


法律的にはドラマの随所に犯罪が生じているのだが主人公をお構いなしに応援する
ゲーム大好き大人が少年の感覚で半沢にエールを送る勝ち組合戦
確かに私がいたメガバンクは金融再編成の中で大きくなり人事差別もあった


特に最後の勤務先のメガバンクでは「あいつは旧Dだ!」「俺はF出身だ!」と
ののしるような差別発言が日常茶飯事にあったことを思い出す
現実的には銀行頭取の席は大蔵省からの天下りだった


銀行のことをわかってもいない官僚が末端金融機関にまで天下っていたが
カネを動かす銀行は力を振るう快感だったとも言えよう
ともあれ半沢直樹


こう言う番組が今の国民にはウケる
心の真実はわからないが国民感情なんてどうにでも操られる気がする
事実は小説より奇なり


シナリオライターは「菅」総理に移行され
日本の行く先の心構えのセリフに国民は目線を変えて踊り出された
真実のドラマがどういう構図になるのか役者が決まっただけに過ぎない