故意に否定する言葉 | さなじゅんオフィス

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全く思いやりのない業者や担当者の「ことば」
今夜のNHKのTVで思い出す数々のケースがある
コロナ事変で浮浪者になり その後に生活保護者になった人の住居探し


不動産への問い合わせに 役所の無能なバリエーションのない担当者が
「この方、生活保護者なんですけど大丈夫ですかねえ」って最初のアプローチをする
完全にこいつバカだねえ


言わないでいいフレーズだ
生活保護者だってきちんと収入は見込めるし コロナでこうなった人だ
だらしない生活観の人間が適当に生活保護を申請したわけではないケースだ


こう言うべき
「非常に紳士的で今回たまたまコロナ無職で、収入の原資は生活保護受給なのですが」
「十分に再就職される能力をお持ちなので、住居の申し込みをお願い出来ますか?」


これが人間の営業力であって、相手の不動産も面談をする気になればOKになるのだ
最初から「どーぞ、断って下さい」という否定語から始めるから
相手は「うわー、そう言う人には貸せないや」となるのだ


ハローワークでもそうだ
沢山の求人票を見て ホトホト疲れている心をブッタ切る無能な担当者が多い
「求人の紹介何ですが・・45才のシングルマザーの方なんですが大丈夫でしょうか」


「求人の紹介何ですが高卒の方で50才ですけど・・大丈夫ですかねえ」
こう言う窓口の担当者は私なら即刻クビだねえ
「45才ではありますが大企業での役職経験も豊富で非常に前向きな方です」


こういうことで相手の会社が、それなら1度会って見ようかと言うことになる
本気で誠意をもって 対応すれば面接率は上がる
求人先が短大卒はダメだとか35歳未満でないと受けないと暗黙事項があれば


そもそも、最初から受けさせるパフォーマンスはすべきではない
担当者が 最初から言う必要のない「ことば」
悪い内容を先に言う事で その人のチャンスは潰されて無能人と見做されるのだ


こう言う資格を持っておられますよとか
経験豊富なのできっと御社にとっていい人材の方とお見受けしますと言えば
相手も是非、紹介をお願いしたいとなるのだ


窓口で他人事だと思って対応する役所の連中は 自分の職務を理解していない
もちろん ヴィトンのバックを引っ提げて若い美人がいつまでも仕事をせず
こっそり自営業を試みる不届きモノは 受給の追跡調査する必要があろう


私は長崎から福岡に転職する際に 転職企業が本当にいい会社かどうかを
確かめるために 福岡の公園に車を停めて3か月車の中で生活したことがある
何も武勇伝ではなくて 男はそういう根性を持つべきだと思うのだ


こうなるのは、誰のせいでもなく自分のせいだと思うこと
素直に受け入れて 運命を変える気持ちが必要だ
厳しい現状がコロナウイルスのせいではなく そういう環境にいた自分の力を感じる事


前向きに生きる覚悟は 自分自身の後姿を変えるとき
コロナ倒産やコロナ解雇に遭った人たちには強く自分を戒めて
周囲はそういう人間性に応えるべき 積極的な対応が求められている


ハローワークの窓口の半数近くは キャリアコンサルタント試験を受けて
実は 自分自身も求職活動を兼務している人も多い
他人の身の苦しさを知っていればこそ 安易な否定ことばを使うべきではない