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アラカンな私が、平均的な生活をずっと送ってきたので、この歳で少しでも個性的な生き方をしてみたいと、始めたブログです。
土日、姑の介護を兼ねて、今は亡き舅が耕していた畑で野菜作りをしてます。
貸農園とは違い、それなりの広さ。
でも、野菜を栽培して出荷するほどの広さはない、という中途半端な広さ。
私が個人事業主で収入が不安定なので、家庭での支出部分をまかなえたらと思い、年間の野菜を作ろうと考えたわけです。介護で毎週ダンナの実家に帰る必要もあるし、一石二鳥というわけです。
野菜作りを初めて4年が過ぎました。
野菜作りを最初から知っていたわけではありません。正真正銘の初心者です。ほんの少しだけネギやホウレンソウを育てた経験があるだけでした。
ただ、野菜を作りたいとは20年以上前から思っていました。
でも、花とは違ってプランターで簡単に育てられるわけではないので、作ることはないだろうと思っていたのです。
まだまだ舅も姑もすこぶる元気だったので、手を出すことに躊躇いがありました。
でも、舅が体調を崩し入院する頻度が上がった頃から徐々に畑仕事をメインで行っていくことになりました。それが2018年の春ごろです。
その時、生まれて初めて鍬を握りました。テレビの時代劇で農民がやっていたように鍬を振るのですが、思うようには全くいきませんでした。
鍬は思っていた以上に重かったのです。振り上げるのにフラフラ。思っていた場所には鍬が降りることなく、鍬に振り回されていた感じがありました。
第一、「畝」って何? の状態でしたから……
畝はお野菜を植える場所のことで、通常地面より数cm高く、土が盛り上げられています。ちょうど野菜のベッドのような形をしています。
通常の地面より高くするのは水はけを良くするためです。
野菜によって畝の幅がだいたい決まっていて、90㎝幅や75㎝幅がほとんどです。
長さは畑の広さに比例するのですが、ウチではだいたい4m程度です。
農家さんならトラクターという土を耕す機械で簡単に畝を作ることができます。畝を作ることを畝を立てるとも言います。
でも、我が家にはこんな大きな機械はありません。
乗用のトラクターは一応ありますが、一番小さなタイプで中古を安くもらい受けました。
もう普通のトラクターからすると子どもサイズのトラクターです
それでも畑を耕すには大きいので、乗用ではなく押しながら耕していくタイプの耕運機が2サイズあります。1.5mくらいのサイズのヤツと50cmくらいのヤツです。
50cmのヤツが一番軽くて、人の手で抱えることもできます。私でも何とか使いこなすことができています。
ただ、パワーが足りないのと小さいので、春や秋の野菜の総入れ替え時、大きな面積の畑を耕すのは大変です。そこで少し大きい方の耕運機を使います。
この耕運機たちでも畝立てはできますが、ほぼ手動です
設定して同一サイズの畝はできず、目分量でテキトーな幅の畝ができるのです。
なので、よほどのことがない限り、畝立ては通常、鍬一本で行います。
この畝立て。最初の頃は1個作るのに2時間くらいかかっていました。今なら半分以下の時間で2つはできます
トラクターで一瞬で畝が立てられたら良いですが、トラクターでするには狭すぎるので鍬を振るいに振るって作るのです。
おかげで少しは二の腕に筋肉がついたと思っています。
畝が立ったら、そこに野菜の苗を植えつけたり、タネをまいたりします。それから3カ月から半年ほどで収穫が始まり、収穫が終わった畝は耕運機でまた耕され、新たな畝が作られることになります。
人によっては耕さず、前の野菜の畝に次の野菜を植え付けるということもしているようですが、私は耕運機をかけた後のフッワフワの土が大好きなので、前の野菜を片づけたらすぐに耕運機をかけます。
少しの雨でもドロドロになってしまう粘土のような土も何度か耕していくうちに毛布のような柔らかさになっていきます
そんな土のことをもっと知りたくて本を買って読みました。が、数ページで寝てしまいます
なので、最近はもっぱらYouTubeにお世話になっています。
もっともっと鍬使いの名手になりたいな、と思っています。
アラカンなのに、新しい目標に向かっております。
野菜作りだからこそ目標に向かおうと思えるのです。野菜作りは本当に楽しいです。
その基礎となる畝立ては大変だけど楽しいのです。野菜のベッドを作る作業だから
今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました