2012年に買ったCDで(未紹介を中心に)良かったものベスト26ぐらい | 愛しのジャンポール

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友だちはスズメとカエルさんだけ


元BASSIST、現在ALTO SAX吹いてます♪

ヘンな音楽とかフツーの音楽とか、楽器、サクラ大戦、スズメ、カエルさんとか… 
ドーデモイイ日記ですがよろしくよろよろですのだ (・o・)

 
12月31日(月)晴れ



どうも みなさま
コンバンまークマ



とうとう今年も終わりです。
1年の経つのが早過ぎてイヤになってきます。



今日は今年最後なので、今年買ったCDで良かったものを載せます。
今年買ったものであって、今年発売されたものとは限りません。
ほとんどのが今年発売じゃないですガーン

載せた順番は買った順です。良かった順ではありません。
極力過去に紹介してないものを選ぶようにしました。
けど、本当に「良かったもの」は既に紹介済みだったりします。


では、枚数が多いので、内容は薄いですがザーッと行きます。
長いのでテキトーに飛ばしてくださいガーン





【1月】  ←これは買った月です。 気にしないで下さい。



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CDブラック・サバス 『ヘヴン&ヘル <デラックス・エディション>』


やはり1年の最初はブリティッシュ・ロックというのが、どうしても自分の中にはあるみたいです。今年最初に買ったのは、シン・リジィ『西洋無頼 <デラックス・エディション>』とコレでした。どちらも2010年に発売された紙ジャケCDで直ぐに完売しましたが、再プレスされたので喜んで購入ガーン

リマスター、SHM-CD化、大幅ボーナストラック追加による2枚組、そして紙ジャケ仕様という事ですが… 私はオーディオにこだわってないのでリマスターとSHM-CDに関してはあまり興味ありません。紙ジャケも、管理しにくいのであまり好きではありません。ボーナストラックのディスク2のために買いました。






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CDエヴァ・デマルチク 『エヴァ・デマルチク・ライヴ』


ポーランドの国民的女性歌手、エヴァ・デマルチクの本邦デビュー盤として92年に発売されたCD。長年廃盤状態で諦めてたところ、中古屋で見つけて喜んで購入ガーン

20年前にこの本邦デビュー盤が出て以来、彼女の作品が国内盤で出たことは1度もありません。過去に当ブログで紹介してますが、このまま埋もれてしまうのは実に残念なことなので、ここにまた載せます。

[過去記事] ポーランドの“黒衣の天使”ことエヴァ・デマルチク
 http://ameblo.jp/avant-sax/entry-11135800511.html





【2月】



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CDライオット 『イモータル・ソウル』


ライオットのギタリストであり中心人物のマーク・リアリが1月25日、57歳で亡くなりました。ちょうどその頃、実はそんなことも知らずにたまたまYouTubeで肉まんさんの「サンダースティール」の動画を見て、懐かしくなりアルバム『サンダースティール』を買って久々に聴いてたんです。



ところが2月に入ってから初めてマーク・リアリの死を知って、唖然としました。クローン病で長年闘病中だったことも知りませんでしたから。

この20年近く、ライオットのことなど一切頭に浮かばなかったほど遠ざかっていたのに、ひょんなことがきっかけでCDを買って… 20年近くも関心を失っていた私へのマークからの最期の知らせのようでとても不思議な気持ちになりました。

去年10月に発売されたこのニュー・アルバムが遺作になりました。死んだからCDを買うというのは嫌なのですが、昔の(80年代の)ライオットしか聴いたことのない私ですが、買わずにはいられませんでした。






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CDアルバート・アイラー 『ストックホルム、ベルリン1966』


去年暮れに発売された未発表音源。1966年11月10日のストックホルムと3日のベルリンのライブです。アルバート・アイラー(ts)、弟のドナルド・アイラー(tp)の2管に、ベルギー出身のミシェル・サムソン(vln)、リズムはウィリアム・フォルウェル(b)と、おなじみビーヴァー・ハリス(ds)という編成。ペットが弟のドンで弦の2人が白人、そしてビーヴァー・ハリスという、この時のメンバーが一番好きです。

コルトレーンの葬儀でも演奏することになる曲「Truth Is Marching In」で始まり、「Omega」、「Our Prayer」、「Bells」他、お馴染みのメロディを2管がハモりさらにヴァイオリンが絡み付きます。民謡的なメロディを主題としながらもやがて破壊的な即興へと展開するお馴染みのアイラーのスタイルが聴けます。






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CDWEATHER REPORT 『LIVE IN COLOGNE 1983』(DVD)


去年夏に出たウェザー・リポートの『ザ・ジャーマン・コンサーツ』という3枚組DVDから、1983年のライブを単発したもの。ヴィクター・ベイリー在籍時のウェザー・リポートです。ジャコの頃よりも断然好きです。『ジャパン・ドミノ・セオリー』がなかなかDVD化されないので、まさに待望でした。

ヴィクター・ベイリーが弾いてる65~6年製の赤ジャズベですが、プリアンプ内蔵の改造が施されており、半分はこのベース見たさで買ったようなものです。ヴィクター・ベイリーの音色が好きです。太くて少し歪み気味の音が好きです。






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CDインペリテリ 『クランチ』


去年末、ヤングギターのクリス・インペリテリ特集をきっかけに、今さらながらインペリテリにはまりました。デビュー・ミニ・アルバムとファースト・アルバムは国内盤CDの初発売の時に買って持ってるのですが、それ以降のビクター移籍後の作品は一切持ってないので買い揃えました。(問題作『グリン・アンド・ベアー・イット』と今のところの最新作『ウィキッド・メイデン』はまだ買ってませんが…)

中でもこの『クランチ』(2000)と、グラハム・ボネットがヴォーカルの『システムX』(2002)が良かったです。しかしその次の『ペダル・トゥ・ザ・メタル』(2004)は、アメリカのモダンなラウド・ロックっぽい音を取り入れ、ヴォーカルがラップ調の曲もあったりして私にはイマイチでした。こうなったら全アルバムを揃えたいですが、『グリン・アンド・ベアー・イット』は買うかどうか未定です。『ウィキッド・メイデン』は近いうちに買おう。そうしよう。





【3月】



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CDジョージ・アダムス 『サウンド・サジェスチョン』


1979年の、ジョージ・アダムスのアルバムでは唯一のECM作品。長らく廃盤でなかなか再発しません。これは1992年発売の国内盤ですが、オビ付き美品を中古屋で発見&喜んで購入ガーン

ブキャブキャ吹くフリーキーなジョージ・アダムスですが、透き通ったケニー・ホイーラーの音色が上手くECMのイメージへと中和しています。私はトランペットという楽器があまり好きではないのですが、ケニー・ホイーラーの演奏を聴くといいなぁと思います。(あっそれと、オーネット・コールマンのトランペットも…)

この1枚を皮切りに、何度目かのECMのマイブームが到来。しばらくはECMを求めて中古屋めぐりの日々でした。






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CDCORRUPTED 『PASO INFERIOR』


コラプテッドはドラマーの長谷川チュウさんが想い出波止場脱退後に結成したスラッジコア・バンド。世界一へヴィーでスローなバンドです。

コラプテッドといえば、1995年の初音源『Anciano』の列車に轢かれた死体写真ジャケが強く印象に残ってます。当時、自分が勤めてた店でも置いてましたが、何せ7インチEP、すなわちレコードなので結局買いませんでした。実は私、コラプテッドはまだ1枚も持ってなかったんです。本当はその初音源『Anciano』が欲しいのですが、CD化ってされてないですよね?(因みにその7インチは現在物凄いプレミアが付いてます。当時買っとけば良かった…)

このCDを買った帰り道の横断歩道で、車に轢かれた猫の死骸がありました。その体はまだ毛がフサフサしており轢かれて間もないようでした。信号が青に変わると、僕も含め通行人は見ないようにしながら避けて通っていました。まだ体温がありそうなその死骸の横を通り過ぎる時チラと見ると、体はきれいなのに頭が完全にありませんでした。何ともコラプテッドな1日でした。








【4月】



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CD『ギャルド・レピュブリケーヌ 1984/1961』(DVD+2CD)


ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団は、伝統と格式を誇る世界一の吹奏楽団です。吹奏楽に否定的な私が唯一認める吹奏楽団です。というのも、私が崇拝する“サクソフォンの神様”ことマルセル・ミュールもソリストを務めていた楽団なのです。その名の通りフランス国家憲兵隊のれっきとした軍楽隊でありながら、マーチングや鼓笛隊の活動は一切行わないという、一貫したポリシーを持ちます。

DVD1枚とCD2枚のセットで7140円のが、30%オフだったので喜んで購入。そもそもCDは要らないんです。DVDを観たかっただけなのです。84年の日本公演の映像です。61年の初来日公演の映像があれば見てみたいものですが、たぶんないのでしょうね。





【5月】



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CDTHE GIUSEPPI LOGAN QUINTET


ジュゼッピ・ローガンの2010年リリースのまさかの復帰作です。録音は実に45年ぶりだそうです。ジュゼッピ・ローガンは、60年代フリージャズの伝説的リード奏者。ESP-DISK’に2枚のリーダー作と、何枚かの他アーティストへの参加作品を残したのみで、シーンから消え消息を絶ちました。

それからは麻薬の売人になり逮捕されたとか、その後はホームレスになって死んだとさえ言われてましたが… 数年前に公園でホームレスしているローガンが発見され、YouTubeでその動画がアップされ話題になりました。

ローガンの記事はそのうち詳しく書きたいと思っておりますが、作文が苦手なのでなかなか実行しません。う~ガーン


一応、発見された頃のローガンの姿を捉えたYoutubeを貼っておきます↓


相変わらずのヘロヘロなプレイは感動的です。





【6月】



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CD電気ジプシー・スペシャル 『空飛ぶ円盤』


ちんどん通信社のクラリネット吹きの瀬戸信行さんのライブに久々に行きました。瀬戸さんは沢山のユニットで活動されてますが、この時のライブはSidewalk Salon Orchestraでした。瀬戸さんのクラを聴くのは、実に2年ぶりぐらいかも知れません。フレイレフ・ジャンボリー時代は可能な限り毎回ライブに行ってたのに…

その時に物販で買ったのが、去年リリースされた瀬戸さんの電気ジプシー・スペシャルのこのCD。編成は瀬戸さんのクラを筆頭に、テナー、ヴァイオリン、エレキ・ギター、エレキ・ベース、ドラムス、ダルブッカ。フレイレフ・ジャンボリーのコンセプトを継承しつつ、さらに尖鋭性を取り入れたバンドです。






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CDナパーム・デス 『ユーティリタリアン』


2月に出たナパーム・デスの新作。私にとってナパーム・デスは、1990年の3rdフル・アルバム『ハーモニー・コラプション』まで。それ以降はデス・メタルになってフツーになるのでもういいです。けど、この新作ではジョン・ゾーンがアルトで参加(1曲だけですが)してるので購入しました。

私もグラインド・コアとかデス・メタルのバンドでアルトを吹きたいのですが、怖そうな人達と一緒にやる勇気がありません。お客さんも怖そうですし。恰好だけは(いい歳しながらも)いつも髪を逆立ててライダース・ジャケット、アーミーパンツにマーチンのブーツを履いてるんですけど… ヘタレなもんでガーン






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CDTIM BERNE 『SNAKEOIL』


2月に出たティム・バーンの新譜は、なんとECMからのリリースです。マンフレート・アイヒャーの手が入ってるせいか、やはりECMっぽい音に仕上がっています。編成はティムの他に、クラリネット、ピアノ、ドラムで、ベースレスです。アルバム・タイトルの「SNAKEOIL」は、バンド名にもなってるようですね。

ティム・バーンって、私にはジョン・ゾーンとの『スパイvsスパイ』でのフリーキーなイメージが強いので、本作は随分とジャズっぽくて大人しくて物足りないです。けど私はそんなことより、ティムがバリトンは吹かずにアルトに専念してくれてるのでオッケルです◎



やっぱりティム・バーンのアルトはかっこいい。





【8月】



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CD高田みづえ 『ゴールデン★ベスト』


昭和歌謡やりたいです(ただし女性ボーカル曲に限る)。昭和歌謡のあの無駄の多いアレンジが大好きです。女性ボーカルの昭和歌謡バンドをやってる方、当方アルトで最近ソプラノを入手し練習中です。どうかバンドによしてください。

以上、メン募(加入希望)でした。う~ガーン






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CD濱瀬元彦 E.L.F Ensemble&菊地成孔 『The End of Legal Fiction - Live at JZ Brat』


今年8月にベースを買いました。ネックを交換して、最高のベースになりました。大変気に入ってます。

そのベース購入の記念にと、ベーシストのCDを買って帰りました。それがこの2010年にリリースされた濱瀬元彦さんの新作です。実に20年ぶりの新作になります。

[過去記事] ナビゲーターのプレベ・タイプを購入&濱瀬元彦のCDを購入
 http://ameblo.jp/avant-sax/entry-11339614728.html





【10月】



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CD非常階段・フィーチャリング・坂田明 『メイド・イン・スタジオ』


非常階段の新譜はライヴ盤とスタジオ盤の2タイトルが同時発売されましたが、まだこのスタジオ盤しか買ってません。2タイトルともに私の最も尊敬するサックス奏者、坂田明さんが参加しています。

これまでの非常階段のサウンドとは随分と違います。坂田さんとの共演とのこともあり、かなりフリー・インプロヴィゼーション寄りのサウンドになってます。メンバーは全員による1曲のほかは、曲ごとで組み合わせを変えています(坂田さんは全曲に参加)。

特に坂田+美川+コサカイ(すなわち坂田さん+インキャパシタンツ)のトリオが良かったです。あと坂田+JUNKOの絶叫デュオもこの世のものとは思えぬ危険なサウンドで面白いです。けどやはり全員による31分に及ぶコレクティヴ・インプロヴィゼーションが激烈を極めており、紛れもなくこれは非音楽、音の垂れ流し、すなわちノイズです。




私は2009年にベアーズでの坂田さんと非常階段との初共演を観に行ってますが、その時はもう二度と共演は無いだろうと思ってました。それが、まさかCDまでリリースされることになるとは思いもよりませんでした。坂田さんがここまで付いてくるとは、正直驚きです。さすが、我が心の師匠!






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CD『シークレット・ポリスマンズ・コンサート』


1~2月に「ジムコ・レコード」の作品をシリーズで連載しました。その後もまめに中古屋をチェックしておりますが、たまにお宝に出くわします。

これはジムコ・ジャパンから93年に発売された「シークレット・ポリスマンズ・コンサート」のCDです。DVDは持ってるんですが、CDは買ってませんでした。もう20年近くも昔のCDで、Amazonでは結構な高値で出品されてますが(たいていオビ無し)、なんとブックオフでオビ付き美品が1250円でありました!ありがとうございます。

1981年に行われたアムネスティー・インターナショナルのチャリティ・ライブです。スティングのエレキ・ギター弾き語りによる「ロクサーヌ」と「孤独のメッセージ」は名演です!

実はこの中の1曲を高校生の時にたまたまラジオで聴いたのですが、それが私の運命を変えたと言っても過言ではありません。詳しくは長くなるので、また改めます。






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CDカール・リヒター指揮 ミュンヘン・バッハ管弦楽団 『J・S・バッハ:ブランデンブルク協奏曲』(DVD)


リヒターの「ブランデンブルク」の1970年の演奏です。リヒターがチェンバロを弾いている姿を見ることが出来る垂涎モノの映像作品です!弾き振りをしています。この時リヒターは44歳ですが、既に巨匠の貫録を湛えております。画面から溢れんばかりの張り詰めた緊張感が、観ているこちらまで厳粛な気分にさせられます。

リヒターのDVDは国内盤で5枚ほど出ていて、以前に「ヨハネ受難曲」を買ったら、演奏シーンの合間にやたらと絵画だか壁画の静止画が挿入されててガッカリだったので、他のタイトルを買うのを躊躇していました。けど他のタイトルは問題なかったです。「マタイ」と「ミサロ」も買って全部揃えました。バッハ好きはたまりません!






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CDサタニック・ウォーマスター 『ストレングス・アンド・ホナー』


今年の秋にブラック・メタルのマイブームが到来しましたが、結局CDを5枚ほど買ったら、あっけなくブームは過ぎ去りました。全てビンボーが悪いのです。

中でも良かったのは、フィンランドのプリミティヴ・ブラック・メタルのサタニック・ウォーマスター。2001年発表の1stフル・アルバムです。絶叫デス・ヴォイスにブラスト・ビートが炸裂!ハードコア・ファンも必聴。






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CDダリズ・カー 『イン・グラッド・アローンネス』


ミック・カーンの遺作です。たった5曲ではあるけど、最後に我々に残してくれた音を前にして、もう何も言葉はありません。

国内盤はフォトブックレット付き。





【11月】



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CDフィリップ・ウィン 『スターティング・オール・オーヴァー』


R&B、ソウル、ブルースの名盤・レア盤が1枚なんと1000円という、ワーナーミュージックジャパンの「アトランティック・R&B・ベスト・コレクション 1000」からの1枚。中でも本作は今回が世界初CD化とのこと。

スピナーズを脱退したフィリップ・ウィンが1977年にリリースした初ソロです。ニューヨーク&フィラデルフィア録音。バックを務めるのはコーネル・デュプリー、リチャード・ティー、スティーヴ・ガットらスタッフのメンバー。ベースはもちろんゴードン・エドワーズですが、ウィル・リーの名もクレジットされています。

スピナーズはフィラデルフィア・ソウルの代表的グループですが、元々はデトロイト出身のモータウン系でした。フィラデルフィアに移ってからヒットを連発し、フィリー・ソウルとして親しまれるグループとなりました。しかし、時代の流れに乗り次第にディスコ・サウンドに移行。グループを脱退したフィリップ・ウィンが本作で提示したサウンドこそが本来のスピナーズの音と言えます。






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CDコンラッド・シュニッツラー 『エンドタイム』


2011年8月に亡くなったジャーマン・ロックの異端児、コンラッド・シュニッツラーの遺作です。なんと死の4日前に完成させたそうです。恐るべき創作意欲です。

1970年にタンジェリン・ドリームでシーンに登場して以来、40年以上にもわたり全く商売にならない音楽を作り続けてきました。まさにアーティストの中のアーティストでした。

[関連過去記事] 追悼 コンラッド・シュニッツラー
 http://ameblo.jp/avant-sax/entry-10975939454.html






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CDSTEVE LACY 『ESTILHACOS ‐Live In Lisbon』


ソプラノ1本で即興に命を懸けたスティーヴ・レイシー。1972年リスボンのライブ盤が春頃に再発されました。レイシーは多作家で、ソロ、デュオ、トリオからコンボまで様々な形態の作品を多数残しており、特に70年代前半に名盤が集中しています。本作はその中の1枚です。おなじみ奥方のイレーネ・アエビとサックスのスティーヴ・ポッツが参加しており、かなり激しい集団即興演奏を展開しています。

因みに、もっと激しくやかましい作品が好みの人には名盤『WEAL & WOE』(EMANEM)の“WOE”のパートがお薦め。同じく72年の演奏でイレーネ・アエビ、スティーヴ・ポッツも参加し、爆撃音等の戦場の具体音とともに凄まじい集団即興演奏を繰り広げています。





【12月】



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CDエリック・ドルフィー 『タイムスパン』


先月発売されたドルフィーの未発表音源CDです。999枚限定(シリアル入り)です。61年と62年の他、ドルフィーの初ソロを記録した49年のセッションも収録。音質に難はあるけど、資料的価値という点で極めて貴重な音源です。

えげつないことにAmazonでは既にプレミア価格で出品されてますが、まだ探せばいくらでも在庫はあります。まぁ、ファン以外の方には必要ありませんが、ドルフィーの作品を少なくとも10枚以上持ってる人は買うべきでしょう。そうです…

ある時に買わな、無くなってから欲しくなっても遅いのです。
(これはダメな大人の教訓です。)

因みに私の買った物のシリアルは↓

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ぞろ目の333でした。
やったー! (・o・)/






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CDスティング 『ライヴ・イン・ベルリン』(DVD)


私にとって今年最大の出来事といえば、ソプラノ・サックス購入です。そのソプラノ購入記念に買ったDVDです。(正確にはネット注文した日に買いました。)

詳しくは過去に書いておりますので…

[過去記事] スティング・バンドでのブランフォード・マルサリスのソプラノは絶品!
 http://ameblo.jp/avant-sax/entry-11423778452.html






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CDイングヴェイ・マルムスティーン 『スペルバウンド ~デラックス・エディション』


昨日、今年最後のCDを買いに行きました。候補は色々あって散々悩んで決められなかったので、結局イングヴェイの新譜にしました。正直イングヴェイは惰性で買ってます。う~ガーン

アルバムを出す度に、同じような曲ばかりだの手ぐせフレーズばかりだのと叩かれますが、マンネリなのは誰もが最初から周知のこと。しかし、これこそがイングヴェイが創り上げてきたオリジナルのスタイルであるのは、否定しようがない事実。文句のある人は、一体彼に何を求めているというのだろうか?

とはいえ、今回のアルバムはちょっと酷いです。クオリティ低いです。インストが多くてヴォーカル曲が少ないのはいいのですが、その3曲のヴォーカルもイングヴェイ自身が歌ってしまってます。それだけでなくドラムもベースも、その他の全ての楽器も1人でやってしまってます。

限定盤についてるDVDは毎回ながら酷い内容です。通常盤とは1000円もの差。メーカーの誠意が全く感じられません。CDが売れなくなった昨今、何のための付加価値かを、メーカーはもっと真剣に考えるべきです。





以上です。




ダラダラと長すぎるだけの内容ですみませんでした。
我ながら酷い記事だと思います。

最後までお読み頂いた方、本当に有難うございます。



今年1年、本当に有難うございました。
では、よいお年をお迎え下さいませ。




ジャンポール(仮)クマ







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