夏といえば怖い話… キング・ダイアモンド『ゼム』 | 愛しのジャンポール

愛しのジャンポール

友だちはスズメとカエルさんだけ


元BASSIST、現在ALTO SAX吹いてます♪

ヘンな音楽とかフツーの音楽とか、楽器、サクラ大戦、スズメ、カエルさんとか… 
ドーデモイイ日記ですがよろしくよろよろですのだ (・o・)

 
8月19日(日)晴れ雨



暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い
暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い
暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い




みなさま
コンバンまークマ


「暑い暑い」と言ったら余計に暑くなるとよく言います。
試しに字で書いてみたら、書いた自分自身で物凄く腹が立ってきました。

すみません。



暑い毎日でありますが…
音楽で涼しくなりたいなら“北欧メタル”に尽きます。

北欧メタルには共通して「シュワ~ッ」という感触の特有の清涼感があります。
この「シュワ~ッ」という感触はメジャーなバンドになるほど希薄になります。

例えばメジャーどころなら、スウェーデン出身のヨーロッパ…
1stアルバム『幻想交響詩』(1983)収録のこの名曲↓


Europe “Seven door hotel”


お判り頂けたでしょうか?
まるで真冬にサイダーを一気飲みしたかのようなシュワ~ッとしたヒンヤリ感。

このシュワ~ッとしたカンジは北欧メタル特有のもので、他の欧米のメタルには感じられません。
しかしヨーロッパも2nd以降になると、このシュワ~ッとした感触があまり感じられなくなりますね。不思議です。



そんな北欧メタルの中でも、背筋も凍るほどのヒンヤリ感を味わいたいなら…

キング・ダイアモンド!


デンマークはコペンハーゲン出身のヴォーカリスト、キング・ダイアモンド。
そのキングがマーシフル・フェイト解散後の1985年に結成、自身の名を冠したメタル・バンドです。
キングによるホラーストーリーを様式美サウンドで表現したコンセプト・アルバムが特徴と言えます。



キングはこんなメイクをしてます↓

$愛しのジャンポール-rrcy23042_ed.jpgアルバム『コンスピラシー』より




関係ないけど、これも「キングダイアモンド」↓

$愛しのジャンポール-kingdiamond.jpg
懐かし~い。ダイヤモンドゲーム。子供の頃よくやりました。





キング・ダイアモンドの最高傑作といえば、やはり1987年の2nd『アビゲイル』ですが…
ストーリーは次作のこちらの方が優れています↓



$愛しのジャンポール-apcy2013_ed_ed.jpg←クリックしてねサーチ
CDKING DIAMOND “THEM”



1988年リリースの『ゼム』です。
背筋も凍るストーリー&北欧メタル・サウンドによる、コンセプト・アルバムの名作です。


ジャケットにもあるように、館を舞台としたホラーストーリーです。
保養所にいたおばあさんが館へ戻ってきた所から物語は始まります。

お茶の時間、おばあさんの部屋に呼ばれるキング少年、血染めの紅茶、日に日に弱っていくキングの母…
一部はキング自身の実体験に基づいているとの事です。恐ろしいですね~。


そのストーリーを後押しするドラマチックなツイン・リードと疾走するドラム。
北欧メタル特有のシュワ~ッとした透明感のあるサウンド。
そして、低~中音からいきなり裏声の高音へと行き来するキングのヴォーカル!



百聞は一見に如かずなので動画です↓



“Welcome Home”

館での出来事という点で、ヒッチコックのサスペンスの古典「サイコ」を想起させます。




ついでに、前作『アビゲイル』の曲も貼りますね。名曲です!


“Family Ghost”

このアルバムではアンディ・ラ・ロックとマイケル・デナーのツイン・リードも聴きものです。
残念ながらマイケル・デナーは『アビゲイル』を最後に脱退します。




CDを買うなら国内盤がお薦めですよ!
是非、歌詞の対訳を読みながら聴き進んで下さい。

もちろん、歌詞をヒアリング出来る方は輸入盤でも問題ありません。


まー。






ランキングに参加してます音譜

$愛しのジャンポール(仮) にほんブログ村 “CDレビュー”

↑どうかカエルさんをクリックして下さいませカエル(←懇願)





P.S.

中古ベースで気になるものを見つけて、ここ数週間ほど悶々としています。
買おうかどうしようか。売れてしまったらどうしよう…とか。

明日また楽器屋へ行ってきます。ほぼ買うつもりで行ってきます。
しかし、もう売れてしまってたらどうしよう…

今夜は眠れないかもしれません。もんもん。