クルーNO.1001

アニおた担当のYOU-MINです。
アニおたシリーズは、悩みの答えや幸せになるヒントをアニメや映画に求める

アニおたYOU-MINがお届けするお話です。

 

発達障害(ADHD・ASD・LD)、境界知能グレーゾーン、イジメ、不登校、抑うつ、PTSD、引きこもり、毒親育ち、アダルトチルドレン等、悩めるあなたを応援しています。

 

伝えたい“こえ”がある。
聞きたい“こえ”がある。

「週刊少年マガジン」に連載され、数々の賞に輝いた、大今良時の漫画

 

2008年の「週刊少年マガジン新人漫画賞」で入選し、「マガジンSPECIAL」にて掲載される予定を差し止められたほどの「壮絶な聴覚障害者に対するいじめの描写」から、掲載を見送られていたこの作品。

 

 

「聲の形」 

 

をお送りします。

 

あらすじ

 

 

 

用-映画『聲の形』公式サイト

  

 

 

微笑みの障害

 

微笑みの障害

これは聴覚障害の人が無意識のうちに身に付けてしまった処世術と言えるかもしれません。 

 

聴覚障害者は、耳が聞こえない代わりに、口の動きや表情・身振りなどの動作から言葉を認識しようとする口唇術のような能力を持つ様になります。

 

ただ、複数人と話すときは

見るべき対象が多いので会話の内容が全く理解できません。

そこで手に入れたのが微笑むこと

 

微笑んでいるのに罵声を浴びせられるとどうしても、自分に非があるように感じてしまい、

 

ごめんなさい

 

つい謝罪の言葉が出てしまうのです。

 

すると、さらに相手を怒らせてしまうこともあるでしょう。



 

小学校のクラスでいじめに合っていたことは、西宮さん本人に責任はありませんが、彼女自身の聴覚障害がイジメの原因になった事は間違いありません。

 

いじめられた子供に責任は無いけど、原因はある。

私はそんな風に理解しています。

 

西宮さんのお母さんが彼女を普通のクラスに行かせたことも、いじめられたことの原因の1つです。

ただ、それにはアニメでは語られていない理由があります。

 

異質なものを排除するという行為は

長い暮らしの中で、日本人が持っている遺伝子に組み込まれた記憶で、それに抗う事はとても難しいです。

 

イジメ、人類・文明の進化からの考察↓

弱さが醜さに見える時

 

私はこのお話が嫌いです。

いいえ、嫌いでした。

 

1番の理由は、主人公に共感できないからですが、それは単純に主人公がいじめっ子で好きになれないからという理由ではありません。

 

初めは自分でも理解できていませんでした。

 

この作品の世界の美しい表現とは裏腹に

人の醜悪さを感じるからなのか?

 

アニメの展開がどうしても理解できなくて

原作(漫画)を読みました。

そこに描かれていたのは私が知りたかった理由

 

  • 妹が、男の子の様に振る舞うわけ
  • お母さんが冷たく接する様になったわけ
  • 佐原さんが手話を覚えたわけ
  • 西宮さんを助けた時の言い訳の意味
  • 病院で将也の母の西宮さんへの無言の対応
  • イジメていた子に友達と言うわけ
  • 西宮さん自身が普通のクラスを選ぶわけ
  • 植野さんが西宮さんをボコったわけ

 

他にも多くの疑問の答えがありました。

そして、もう一度映画を見たのです。

 

良い作品だとは思いますが、悪意を強調したいが故なのかあまりに不必要かつ不自然にキャラクター達が醜悪に見える描き方がされている。それを違和感として感じていたのかもしれません。(尺が短いので仕方ないのですが)

 

主人公と同じように、過去の自分、過去の自分の過ちを振り返ること

その行動は、トラウマを克服する時に最も辛くなる瞬間です。

 

私はイジメのない学校クラスなんてないと思っています。そして、そこには、加害者、被害者、傍観者、そしてイジメがあること自体を認識してない人もいるでしょう。

 

過去を振り返ることは、とても辛いことですから

多くの人は、過去の事を振り返ることは無く、自分がやった行為やイジメを傍観していたことを顧みようとはしません。

 

その過去を思い出してしまう話だから嫌いだと感じてしまったのだと思います。

 

言い換えれば、この話を見ていると過去の自分をさらけ出されているようで辛くなるのです。

 

原作のラストでは、過去の自分を見つめ直すことの怖さと

見つめ直す事を決めるのは自分だけで、これはトラウマを克服して前に進むためにとても大切な事であると教えてくれます。

 

主人公に共感できない理由は、そこに私自身の弱さを投影してしまったからなのかもしれません。

弱さによってやってしまった事やらなかった事

人の醜さとして曝け出されるのが怖いから、嫌いだと感じてしまいました。

 

私と同じ様に、映画だけを見てこの作品を嫌いだと感じており、

更に、原作を読んだ事がないという人がいたら、 
ぜひ一度原作(漫画)を手に取ってみてください。

 イジメのSOS

 

 

引用-映画『聲の形』公式サイト

 


いじめは一部の子だけの問題ではなく、どの子もいじめられる側にもいじめる側にもにもなるかもしれない問題です。国立教育政策研究所生徒指導研究センターによる「いじめ追跡調査2013-2015」によれば、「仲間はずれ、無視、陰口」について小中学生が「された経験」も「した経験」も9割の子供たちがあると答えています。

 

また、いじめっ子といじめられっ子のように直接の関係でなくても、周りで見ている子も「いじめ」を止められる重要なポジションにいます。なぜなら「いじめ」を知っているからです。知っていて止めないこと、何もしないことも問題だと考えています。

 

まずは、ひとりで抱え込まずに、友達、家族や学校の先生などに相談しましょう。あるいはスクールカウンセラーの方に悩みを伝えてみてください。

いじめを見たり、知ったりした人は保護者や学校の先生など信頼できる大人に伝えてください。みなさんの勇気ある行動が友達を救うことになります。

また、いじめられたり、いじめを見たときに「24時間子供SOSダイヤル」に電話することも相談方法の一つです。

 

24時間年中無休で、どこらかでも悩みや相談を広く受け止めるダイヤルです。家の電話でも携帯電話からでもつながります。

平成28年4月から通話料が無料になっています。

電話番号は0120-0-78310(なやみいおう)です。

 

詳細を知りたい方は↓

  

イジメが無くならないのには理由がある

それは、イジメを楽しいと感じてしまう

脳の機能が存在するからです↓

 

扉を開く

 

 
  • 聴覚障害のある少女へのイジメ
  • 異質な者を受けいれる事による人間関係の変化
  • 人の弱さや醜さ
 
聴覚障害をもつ人とのコミュニケーションの難しさをきっかけとして、人間同士の関わりを考えさせられるお話です。
 
そして、過去に向き合うことでしか
前へ進めないことを教えてくれる作品でした。
 
大人になるために
将也と硝子が開けなければならない扉は
過去への扉でした。
 
その意味は、あなた自身が読んで確認して見てください。

 

 

今日は、大今良時さんの

 

「聲の形」

 

を紐解き、PTSDなどのトラウマにどう向き合うのかについて考えてみました。

 

 

どんな個性を持っていたとしても、それを伸ばしていける社会
 
アニメで人の醜さとして描かれたいた事も、原作では人の弱さとして表現されています。

原作で明確に悪人として描かれていた人は、アニメでは登場していません。
彼らが西宮さんの家族の幸せを奪ったきっかけとなっていますが、彼らも弱い人なのは否めないのです。

 

 

では、今日はこの辺で
 
『聲の形』
Netflixでの配信は
6月4日までです。
ぜひお楽しみください。

 

いま、私にできる事は少ないですが
何かを伝える事が私ができる事の一つだと思っています。

 

YOU-MIN

サムネイル

 

最後まで読んでいただき

 ありがとうございます。

 

 苦しんでいる人へ

苦しんでいる家族へ

伝えたい

でも、私たちの発信力は弱く

届ける事ができません。

 

もし共感して頂けるのなら

 

フォロー・いいねをお願いします。

 

あなたの幸せを祈っています

 

 よろしければフォローお願いします。

 

 

 

絵本を作りました

 

よければ読んで見てください。

kindle アンリミテッドの読み放題です。

子どもの心を強くするための絵本です。


marumomomoより

 

SNSリンク autumn.leaves.coaching

 

テーマ別リンク集

SAKUCHIN           鳥かごシリーズ

MARUMOMOMO    教えない教えシリーズ

TAICYO                  僕は社長なるシリーズ

YOUーMIN              アニメオタクシリーズ

PAPPY                   社長を目指せシリーズ