日に日に春めいてきたので、園芸作業を再開する気力と体力もよみがえりつつある今日この頃。
この機を逃さず、色々とやってしまいたいと思います。
ムラサキカタバミの植え替え
ということで、まずはムラサキカタバミ(紫片喰)の植え替えの記録。
野草ですが、園芸品種のオキザリスよりもこちらの方が品があって可憐で好きです。
花の色はイモカタバミに似ていますが、ムラサキカタバミは花の中心部が緑で涼し気というか清楚な感じがするのも気に入っています。
とはいえ、大切なお知らせ。
注意事項
ムラサキカタバミは旧要注意外来生物 で繫殖力旺盛かつ駆除が大変なので、よその畑や田んぼ、敷地にひろげないようにしましょう。
要注意外来生物リスト(廃止済) | 日本の外来種対策 | 外来生物法
まだ確認途中ですが、新しく定められた「生態系被害防止外来種リスト」にはムラサキカタバミが入っていないような。
生態系被害防止外来種リスト | 日本の外来種対策 | 外来生物法
オオキバナカタバミは引き続き、「総合対策外来種」に入っています。
我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト(PDF)
「その他の総合対策外来種」→ 122 カタバミ オオキバナカタバミ(キイロハナカタバミ)
さて、今回植え替えたのは、一昨年頃、わが貧乏長屋の敷地内に自生していたのをプラ鉢に移植したもので、順調に増えてきたので、より大きな鉢に植え替え(根鉢はあまり崩さずに鉢増し)しました。
➊昨年6月9日。
自生のムラサキカタバミ(褐斑病つき)。
➋昨年(2023年)6月9日。
移植した鉢苗に少しだけ花が咲きました。
➌今年(2024年)3月11日。
植え替え前。
冬の間に若干黄変したり、葉が傷んだりはしますが、晩秋~初冬あたりまではイキイキ緑でした。
というか、これは褐斑病なのでは…と今更気が付く私💧
褐斑病なら土を全部落とす位の勢いで清めたかったけど、あとで薬を散布してみよう…って12月にダコニールを散布したなあ。
自生苗よりは大分マシだけど。
(なにせ、元の自生株の殆どが、褐斑病とカビ病になってたしね💦)
➍鉢から出すと、びっしり発根していて、見事な根鉢が出来上がっていました。
➎大粒の赤玉土は鉢底石代わりに底に敷いていたものです。
土はケチってアイリスオーヤマのゴールデン培養土の使い回しで~す
でも、この培養土は二年目位からようやく水はけがよくなって扱いやすくなるし、特に問題なく育てることができたのでヨシとします。
➏鉢はFLET’S(現・WATTS)で購入したビオラポットを白く塗装したもの。
(ダイソーのプライマー+百均のツヤありカラーペイント×2。内側は見えないので適当塗り。)
ビオラポットは本来は鉢カバーなのか何なのか、水抜き用の穴が一個あるだけで排水性が悪いので、白いネットに入れたキャンドウのかるい鉢底石をセット。
実際はグレーがかったホワイトですが、ビオラシリーズはお洒落でいいと思います。
楽天市場でも販売されてました。
➐ムラサキカタバミは移植を嫌うのか何のか(※)、あまり根をかまわない方がいいような気がしたので、根鉢は赤玉を落とすだけにして、殆ど崩さずに植え付けました。
(※) 根ごと引き抜いたものを水挿しにしても、すぐダメになることから、根はかまわない方がよさそう(?)でした。
というか、切り花にしても、すぐクタっとなるんだよね。
➑ということで、植え替え直後は、やや元気がなくなります。
➒2024年3月11日。
植え替え二日後。
わかりにくけど、しなだれていた茎が少し起き上がってきました。
褐斑病疑惑のある葉は取り除いて、これからは中央から出ている新芽の生長に期待しま~す。
最初の植え替えの経験から、地上部は一旦枯れこんでも仕方ないと思っていましたが、今回はそこそこ順調にいきそうです。
使用した土と薬剤
ダイソー かる~い花と野菜の土:3
豊能ファーム このまま使える 花・野菜の土:2(メインで使いたかったけど、残り少なくなっていたのでダイソーの土と混ぜました。)
赤玉土(小粒):0.5
ゼオライト:適当
オルトラン:適量
ベニカXガード粒剤:適量(入れたような入れなかったような~。)
マグアンプK 中粒:あまり要らないので少量
リキダス希釈水:仕上げの水やり用
植え替え後の所感
ムラサキカタバミはわりとジメジメしたところにも生えていますが、より健康に育てるためには水はけのよい土の方がいいようです。
なので、今回は鉢の特性を考慮して、水はけをよりよくするためにパーライトや川砂、軽石等も入れたらよかったのかもしれませんが、しばらくは様子見で。
因みに、ムラサキカタバミは日当たりの悪さに比例して葉が巨大化して、花の色が濃くなる傾向があるようです。
あと、オオキバナカタバミ(大黄花片喰・キイロハナカタバミ)も貧乏長屋に生えていたのをポリポットに移植しているので、これも植え替える予定です…総合対策外来種だけど💧
最近、手がかからなくて、繫殖力旺盛な野草の方が一般的な園芸品種より気楽なので、気に入っちゃってま~す。
ムラサキカタバミの栽培法ほか
園芸品種のオキザリス以外は人為的に増やしてはいけないような気もするけど、備忘録として私がやった移植法を書いておきま~す
が、自己流だったので、まともな方法は関連リンクの各サイトに委ねます。
私の場合、夏か初秋の花がおわりかけの頃に、ムラサキカタバミを木子(キゴ)=球根みたいなもの付きで根ごと引き抜いたものや木子だけを鉢に植え付けました。
植え付けて間もなく、地上部はほぼ枯れてしまいましたが、しばらく放っておいたら、新芽が出てきたり、土中で木子も増えたりして、今に至るという感じです。
しかしながら、調べてみると、地上部は不要で、木子を植え付けるだけでよかったような気がします
木子の扱いについて大雑把に言えば、フリージアとかの球根植物と同じ感じかな~(植えっぱなしでもそれなりに何とかなるけど)。
カタバミは花後の実がはじけて種をとばすものもあるようですが、Wikipediaによると、ムラサキカタバミは両性花で虫媒花だが日本では種子を付けず、木子による栄養繁殖クローンが主とみられる。
とあるので、やはり木子で増やすのがよさそうです。
尚、木子が増えるのは6~7月頃らしいです。
関連リンク
注意喚起のために。
栽培管理| オキザリスの育て方のポイントは? |住友化学園芸
オキザリスの育て方・栽培方法|失敗しない栽培レッスン(花の育て方)|サカタのタネ 家庭菜園・園芸情報サイト 園芸通信
(球根の形別の植え方図解が便利です。私は向きを気にせず植えちゃいましたが💧)
タキイの花 | 花なんでも百科 | 栽培基礎講座 | 球根草花 | オキザリス – タキイ種苗
オキザリスとは|育て方がわかる植物図鑑|みんなの趣味の園芸(NHK出版)
朝日とともにかわいらしい花を咲かせる! オキザリスの魅力や育て方をご紹介 | 植物とあなたをつなぐPlantia
ジャパンフラワーセレクション2010‐2011の花壇・コンテナ苗部門において、
ペチュニア初のフラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)を受賞した
ペチュニア マドンナの宝石(ピンク)栽培ガイド | 園芸ネット
をはじめ、
各種受賞歴がある鳥取県の村岡オーガニックさんの
花農家ゆうきの園芸ガーデニングチャンネル - YouTube より
(ここは応援したいので説明をつけておきましたというか、鳥取県なら南海トラフ巨大地震が来ても、何とか生き延びれそうな気がする…。)
オキザリスとは?花言葉や栽培方法を解説 | となりのカインズさん
オキザリスの育て方|日常の管理|病気や害虫対策は概要欄にて - YouTube
オキザリスの育て方|ホームセンター ビバホーム DIYからリフォームまで暮らしをもっと快適に!
カタバミの育て方|育てる前に知っておく注意点とは?種子の特徴は?|🍀GreenSnap(グリーンスナップ)
ムラサキカタバミの育て方|花の特徴や開花時期は?花言葉の意味は?|🍀GreenSnap(グリーンスナップ)
【オキザリスの育て方】花が終わったら?冬越しの方法は?植えっぱなしでも大丈夫?
オキザリスとは?育て方、増え方、種類、球根について | LOVEGREEN(ラブグリーン)
丈夫で増えて育てやすい! オキザリスの特徴、育て方を解説 | GardenStory (ガーデンストーリー)
ムラサキカタバミ | 山川草木図譜 | 街での植物, 園芸植物, 帰化植物, カタバミ科 , カタバミ属 | 紫片喰
褐斑病・さび病
【病害虫】褐斑病|葉に広がる小さな淡褐色の斑点|住友化学園芸
【必見】さび病とは? 錆のような褐色の粉が発生したら要注意!|住友化学園芸
(トウモロコシに発生するさび病の中間宿主がズバリ、カタバミでした…💧)
褐斑(かっぱん)病とは?褐斑病が発生する原因と対策について – For your LIFE
さび病とは?さび病が発生する原因と対策について – For your LIFE
(重曹散布を教えてくれるとは、なんて親切なフマキラーさん)
褐斑病|病気について|病害虫図鑑|アースガーデン ~園芸用品~|アース製薬株式会社
さび病|病気について|病害虫図鑑|アースガーデン ~園芸用品~|アース製薬株式会社
褐斑病は、2019年にミニバラでも大発生しました💧
ムラサキカタバミからうつったのかな?と思ったけど、あの頃は栽培場所が離れていたし、どうかなあ。
オマケ・ミニバラ&『人間の証明』
ついでに昨年6月の写真を漁っていたら、先日根頭癌腫で処分したミニバラの花がとても綺麗だったので、載せちゃいま~す。
母さん、あれは好きなミニバラでしたよ、
僕はあのときずいぶんくやしかった、
だけど、いきなり癌腫ができたもんだから。
なんちゃって~
ということで、またね~