Princess Fawzia’s Van Cleef & Arpels Tiara
ファウズィーヤ・ビント・フアード
エジプト王フアード1世の娘で、ファールーク1世の妹。
パフラヴィー朝イランの第2代にして最後の皇帝モハンマド・レザー・パフラヴィーの最初の妻。
称号は王妃。 フアード1世とその2番目の妃ナーズリー・サブリーの間の第2子、長女として生まれ結婚の翌年に長女シャフナーズ（1940年 - ）を出産、翌1941年に夫が王位に就くのに伴い、王妃となりました。しかし結婚生活は不幸で、1945年にエジプトに帰国した際に離婚の意志を表明。
1948年11月17日に正式に離婚が成立。離婚に関する公式声明では、原因はイランの気候が王妃の健康を損なったためとされ、またこの離婚がエジプトとイランの間の友好関係に影響することは無いとされました。
1949年3月28日エジプト陸軍・海軍大臣などを務めたイスマーイール・シーリーン将軍1919年 - 1994年）と再婚し、ナディア（1950年 - 2009年）とフサイン（1955年 - ）の1男1女をもうけました。
ファウズィーヤは王妃となって間もなく、写真誌『ライフ』の1942年9月21日号のカバーを飾った。撮影を担当したセシル・ビートンは、彼女の美しさを「心を奪われる完璧な容貌、奇妙に淡いが鋭さのある碧眼をもつ、アジアの美神（“Asian Venus...[with] a perfect heart-shaped face and strangely pale but piercing blue eyes.”）」と形容した。
Princess Shahnaz Pahlavi （1940年10月27日 テヘラン - ）
最後のイラン皇帝モハンマド・レザー・シャーの長女で、現在のイラン皇帝家家長クロシュ・レザー・パフラヴィーの異母姉。1979年のイラン革命で家族と共に国外に脱出し、スイスに移住。
1957年10月11日に外交官のアルデシール・ザーヘディと結婚した。アルデシールは1953年のクーデタでモハンマド・モサッデクを失脚させて首相となったファズロラフ・ザーヘディ将軍の息子である。夫妻の間には一人娘のザーフラ（1958年 - ）が生まれたが、1964年には離婚。
1971年2月にパリのイラン大使館において、ガージャール朝のファトフ・アリー・シャーの子孫であるホスロー・ジャハーンバーニーKhosrow Jahanbani、1942年 - ）と再婚し、間にカイホスロー（1971年 - ）、ファウズィーヤ（1973年 - ）の1男1女をもうけた。
【ベルギー王室】パオラ妃＆イラン最後の王妃 ファラ・ディバ（1979年に起こったイスラム革命） →●