幼いころからバーバラ・バーンズさんを始め男女4 人のナニーがついたウィリアム王子。
ウィリアム王子が6カ月の時に働きはじめ、4歳のときに乳母アシスタントから乳母に昇格したオルガ・パウウェル。その後15年に渡り一貫して王子たちの手助けをしました。
王室ではこれまで、子どもの世話をベビーシッターや家庭教師に多く任せてきました、英国王室に仕えるナニー(乳母)は、未来の王や王女の世話や感情の育成に重要な役割を担うため王宮において重要な役割を果たしてきました。ダイアナ妃は王室の伝統に縛られず、母乳で育てたり、できるだけ子供の時間を多く作るようにしながら、ナニーに預け公務に出ていました。
この2番目の乳母はまじめで愛嬌のある女性でダイアナ元妃から必要とあれば息子たちを叩いても良い、と言われるほど全幅の信頼を置かれていたオルガは、ウィリアム王子にとっては大きな存在だったそうで、ときに王子の耳をつねるなど厳しくも情の深い乳母として幼い王子たちもよくなついたそう。
皇太子夫妻の離婚後、ダイアナ元妃とともに王子たちの元を去ります。
1997年元妃の死後、ハートフォードシャー州に移るも、ウィリアム王子の人生の節目となる行事には必ずといっていいほど彼女の姿がありました。ウィンザー城でのウィリアム王子の21歳の誕生日やサンドハースト王立陸軍士官学校への入学、キャサリン妃との結婚式などの重要なイベントにはいつも招待されており、2012年10月に82歳でオルガ・パウエルが心臓発作で亡くなった時は、ウィリアム王子は予定されていたロイヤルトリップを取りやめて彼女の葬儀にダイアナ妃の姉たちとともに出席し公務はキャサリン妃一人で行われました。ヘンリー王子は、アフガニスタンに派遣されていたため、葬儀に出席することは叶いませんでした。
1983年
BAREFOOT IN THE PARK. WILLIAM AND NANNY. PRINCE WILLIAM WENT FOR A RIDE IN HIS PUSH CHAIR WITH HIS DEPUTY NANNY, MRS OLGA POWELL
泣いてもダメなものはダメですよ!
ハリー王子も
Olga Powell Nanny To Princes William And Harry Dies At 82
オルガの後を継いだのは、1993年チャールズ皇太子の私的秘書のアシスタントとして雇用されていたティギー・レッグ=バーグ。
3番目の乳母であった彼女は王子を「マイベイビー」と呼んだことからダイアナ元妃との確執が伝えられたこともありましたが、ウィリアム王子は13歳のとき、イートン校の行事に両親ではなくティギーを招待するなど、その関係は単なる雇用者と被雇用者の枠を超えたものだったそう。
2011年ウィリアム王子の結婚式でページボーイを務めた少年2人のうち一人は、ティギーの次男トムでした。キャサリン妃はティギー・ レッグ=バーグさんに似ているのではと噂されたことも。
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