2011年1月17日（現地時間16日）、米ロサンゼルスで第68回ゴールデン・グローブ賞授賞式が行われ、ダーレン・アロノフスキー監督『ブラック・スワン』の主演ナタリー・ポートマンがドラマ部門の主演女優賞を受賞。
昨年末に振付師との婚約＆妊娠を発表したナタリー・ポートマンが公の場に現れ、ぷっくりと膨らんだおなかを披露。その姿は映画『ブラック・スワン』での鬼気迫る演技と激やせぶりとは対照的で、妊婦らしく健康的な姿。
ナタリーは先に発表された批評家チョイス・ムービー・アワードでも女優賞を獲得し、ポートマンの受賞はほぼ間違いないと言われており、そのとおりの結果となりました。
『ブラック・スワン』はナタリー・ポートマンにとってはかなりのチャレンジで、きわどい性描写や肉体の限界に挑戦した役づくりは女優として新たな境地を演じた作品。そんな本作の振り付け師ベンジャミン・ミルピエとの婚約、妊娠を発表したのはつい半月前。出産月は正式発表されていないが、レッドカーペットに現れたポートマンはお腹に余裕のあるドレスの上からでもはっきりとわかるほどお腹が大きくなっていました。
アカデミー賞前哨戦ともいわれるゴールデン・グローブ賞を獲得したことで、プライベートを明かさない主義たったナタリーもつい心が緩んだのか、ナタリーは「夏に出産予定よ」とリポーターにポロリ。ドレスの上からでもわかるほど膨らんでいるおなかから、夏前の出産なのではないかという報道も一部で出ていましたが、ナタリーは暗に報道を否定。出産予定が夏ということなら、現在は妊娠3か月程度とみられます。
また、子どもの名前についても、ナタリーは「そのことばかり考えているんだけど、まだ本を調べることもしていないの」と今は何も考えていないことを明かすと、「提案は大歓迎よ」と周囲に呼び掛けました。現在ナタリーは妊娠、婚約の報道に加え、各種賞レースにもノミネートされるなど、大忙し。今月下旬にはアカデミー賞のノミネート発表も控えています。
もしもナタリーがアカデミー賞を受賞するということになれば、賞にまつわる騒ぎが春まで続くことも予想されます。
2010年12月27日に婚約を発表したバレエダンサー／振付師のベンジャミン・ミルピードと恋に落ちた瞬間を赤裸々に明かしています。新作映画「ブラック・スワン」の共演がきっかけで交際に発展した二人ですが、彼らが恋に落ちたのはまさしく、ロマンティックなダンスの撮影真っ只中だったそう。
大人気トーク番組「The Ellen DeGeneres Show」でナタリーは、「一緒の撮影が増えるたびにどんどん距離が近くなっていったの」とホストのエレン・デジェネレスに明かす。「とってもロマンティックなダンスだったわ。ベンジャミンは振付の指導もしていたけど、映画の中では私のパートナーだったの」とも告白。
【映画内容・ストーリー】
映画『ブラック・スワン』は、『レスラー』のダーレン・アロノフスキー監督と、『スター・ウォーズ』シリーズのナタリー・ポートマンがタッグを組んだ心理スリラー。内気なバレリーナが大役に抜てきされたプレッシャーから少しずつ心のバランスを崩していく様子を描く。芸術監督を演じるのは、フランスを代表する俳優ヴァンサン・カッセル。主人公のライバルを、『マックス・ペイン』のミラ・クニスが熱演する。プロ顔負けのダンスシーン同様、緻密（ちみつ）な心理描写に驚嘆する。
映画『ブラック・スワン』は、日本では2011年4月のゴールデンウィーク、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開
婚約者のバンジャマン・ミルピエと出会うきっかけになった映画『ブラック・スワン』では減量や過酷なバレエのトレーニングをこなし、激やせした姿で熱演を披露したナタリー。
「ブラック・スワン」は、ニューヨーク・シティ・バレエ団に所属するバレリーナのニーナ（ポートマン）が、「白鳥の湖」の舞台に立つ新プリマバレリーナの座をめぐって、ライバルダンサーのリリー（ミラ・クニス）と競ううち、精神的に追い詰められていく姿を描くスリラー。