洗濯機の調子がちょっとおかしかったので
5年保障にも入っていることだし、修理にきてもらったら
悪い症状がでなかった。
悪い症状がでなかったにもかかわらず、
せっかく来たのだから・・・と
ユニット部品を交換して帰られた。
前の洗濯機の時・・・他のメーカーのサービスセンターさんも
同じようなことをしていった。
14年前たまたま電気メーカーのFA(工場機械)営業部門で
仕事をすることになって最新のオートメーションとかロボットを見た。
全くの素人で入った私もよく調子の悪くなったタッチパネルを
会社に持って帰ってきてはいじっていたことがある。
そのとき思ったのは・・・・
電化製品の故障っていうのは、
ちょっとした接触不良だったりする。
機械といえど、金属やプラスチック・・・アナログの集合。
劣化もすれば、磨耗もする。重力の影響だって受ける。
生き物のように機嫌を損ねたり直したりする。
だから、ちょっとくたびれた電化製品が
特に引越しなどするとあちこち機嫌が悪くなるのは
当たり前のことだとは思うのだけど、
ちょっとそこの接続一回外してきちんと
付け直すだけでいいんちゃう?と思っても
今電気メーカーの一般顧客サービスというのは
おかしいところのユニット部品をカセットのように交換することだけで
対応するだけのようだ。
ハンダでちょっといじるのが技術屋さんというのは昔の話みたい。
こんな仕事楽しいんだろか?簡単は・・・簡単か。
それにお金もとれる。
昨日今日入ったドライバー持ったことのない人だって
こんな仕事だったらマニュアルにそってできるお仕事。
ちょっとやる気のある電話受付の事務のお姉さんと
主婦のやりとりでもできることかも。
エンジニアどころか今はチェンジニアですよ。
と、以前のサービスセンターさんは笑った。
結局前の洗濯機は何度も有料の修理に来てもらったにもかかわらず
買い換えることになった。
私は昔ピアノの調律師をしてて
昨年はパリの工房で古いピアノの修復にも
携わらせてもらえた。
悪い部分をしっかり把握したうえで
ユニットの交換をするのか、部分修理するのか
効率的な策を考えるわけだけど、
ユニット交換しか選択肢のない技術って
やっぱなんだかなぁ~~~と思う。
ピアノでも・・・・医療でも・・
新しいユニットと
今回手をつけなかったけど劣化しているほかの部分との
バランスとか相性を考えることがとっても難しく、
そこが基本的構造を理解してたり、場数を踏んだプロの判断が利く
世界なんだけど・・・・
それには、ずっとこのピアノやカラダを生かしていくという前提がある。
でも、家庭用電化製品は・・・適当なところで買い換えてほしい商品。
サービスセンターの人材ってのはとにかく入れ替わる。
次々に新しい製品がでて、基本的構造がどんどん進化していく製品。
メンテナンスはパーツカセットを交換するだけになっちゃうんだろな。
なんか考えると切ないけど、高い洗濯機だったし、
買って10年は動いてほしいと思うよ。


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