小説K,氷 -31ページ目

ホストの恋愛14P

下まで肩を貸してタクシーをとめた。

そしてタクシーに乗せようとした時、千尋はぼくの手を取り、一緒にのることになった。

千尋の家まで着いた。

ぼくは自分の家の行き先をタクシーの運転手に告げると、運転手は言った。

「兄さん、彼女は無理だよ」

よこを見ると千尋がタクシーの横にうずくまっていた。

ホストの恋愛13P

この日の千尋は飲むペースもはやかった。

「お店で飲みすぎたから、ついでにね」

なんて言っては、会話よりも二人で飲みあかした。

一本の焼酎はすぐになくなった。

二本目の焼酎が半分になったとき、オーナーのMCがはじまり、店の営業は終了した。

だれからの目からみても、千尋は酔い過ぎていた。

オーナーがぼくの耳元で言った。

「ミーティングはいいから送ってあげて」

ホストの恋愛12P

千尋が来店し、すぐにぼくの目の前に座った。

案内をするまえに。

千尋は少し、酔っているみたいだった。

千尋は席につくなり焼酎をキープをした。

この時、初めて伝票にユウと名前が書かれた。

それは、千尋がぼくの顧客になった瞬間だった。

少しだけ、うれしさを覚えた。

これで少しはお店の役にたてたと。