小説K,氷 -30ページ目

ホストの恋愛17P1章終

このままぼくたちは付き合うことになり、同棲もはじまった。

ただ予期せぬ事は、彼女の実家で、親も住んでいるということだった。

だから、ぼくがこの家で身動きできるのはこの部屋と、左手の洗面所だけだった。

親の顔をまともに見る事ができないから………

ホストという職業に後ろめたさもあったが、何よりも、職業じゃなく『ホスト』という自分がこれから千尋にたいしての行為が後ろめたかったからだ。

ホストの恋愛16P

目が覚めたのは夕方の5時を過ぎていた。

頭に痛みがはしった。

横を見ると、一糸纏わぬ姿で千尋が寝ていた。

当然、ぼくも何も着ていなかった。

あいまいに千尋と愛し合った記憶があった。

ぼくが着替えていると千尋は目を覚ました。

「おはよ」

そう言った千尋は清楚な印象の女性に戻っていた。

ホストの恋愛15P

仕方なく、ぼくも降りた。

降りたぼくをみると、千尋はぼくの手をとり、千尋の家に招き入れた。

千尋の部屋は玄関からすぐ、右手の四畳の部屋だった。

右隅にシングルのベッドがあり、玄関側にテレビと大きなコンポがあった。

千尋はぼくの首に手をまわすとそのままベッドに横になった。

それからぼくたちは何度も愛し合った。

酔った脳がぼくの正当な理性を消し去る。

ただ二人は何度も快楽を動物のように味わった。