与那国フィールドノート -436ページ目

ヨナグニサンの卵

水田を見回っても目新しい鳥は見なくなったので、(見つける目がない可能性も有り)

仕事前の観察を遊歩道散策に戻しました。

フカノキ(方言名アサングル)の葉裏に、ヨナグニサンの卵が産み付けられていました。

成虫もボロボロに翅が痛んだメスを見つけましたが、おそらく先日見つけたものと同一個体でしょう。

卵は数個ずつ、ほとんどが葉裏に産み付けられます。

蜜を吸っているのではないようです。

日差しを浴びて体温の上昇を図り、活動の準備をするヤマトシジミです。

たくさんいますが、このように翅表をじっくりと撮影できるチャンスはあまりありません。

このごろよく見かけるようになったキボシカミキリ与那国亜種。

与那国島では最もふつうのカミキリムシ。

3月頃から姿を現しますが、個体数が増えてくるのはこれからです。


鳥の撮影も始めたこの春。

次々に興味の対象が広がっていくのはいいのですが、バランスが大切です。

ヨナグニサンやその他、昆虫、植物たちの状況把握がじゅうぶんでないうちに、春が過ぎていった気がします。

今日はこのまま夏に突入するかのような、暑い日になりそうです。


国指定天然記念物 輪禍に遭う

今日は風もおさまり暖かな日となりました。

季節柄、こんな日はキシノウエトカゲの活動が活発になり、人目につきやすい路上にも出てきます。


周囲の安全を確かめてから、よいしょっと。

日光浴をして体温の上昇を図ります。

警戒心の強いキシノウエトカゲですが、走ってくる車には逃げおおせず轢かれてしまうことも。

与那国島では比較的個体数が多く、晴天時には路上を横断することもよくあります。

ドライバーのみなさんは気をつけてください。

遊歩道のヨナグニサン

たった今、ヨナグニサンを来館者のご夫婦と観察し、戻ってきたところです。

お二人は野鳥観察を目的に島を訪れたのですが、あいにく旅鳥の多くは通過してしまっており、不完全燃焼のご様子。

事前に「いよいよ憧れの与那国島へ行きます!」とのメールを頂いていたので、その落胆ぶりは察するところです。

そこで・・・ならば、ヨナグニサンを見に行って見ませんか、とお誘いしてみました。


自然は人間の都合なんかに合わせてくれないもの。

こちらが自然に合わせてあるものを楽しみましょうよ。


咲き始めたゲットウとクマタケランの見分け方などを説明しながら遊歩道を進みます。

まずはギンネムの枝にとまるメスを発見!


すでに翅は傷み、卵で満ちていた腹部はペシャンコ。

無事に役目を果たしたようです。



樹上2m程の木陰にいたメス。

夜に備えて休息中。翅の傷みはそれほどでもなく、腹部にも膨らみが残っています。


自然の中で見る生ヨナグニサンの迫力にお二人は大喜び。

すっかり『普通種』になった感のあるヨナグニサンですが、成虫の発生期はピンポイントです。

昨年の発生(4月上旬)と同じタイミングで観察に訪れた人は見事にはずしています。

あなた方は最高に運がいいのですぞ!