与那国フィールドノート -397ページ目

ヤエヤマヘリグロツユムシ(与那国亜種)

クワズイモの上に静止するヤエヤマヘリグロツユムシ。



成虫は6~7月に多く見られる。


すでに発生末期。

久しぶりの出会いに、ふと樹上からシリリリリッとなく声がなくなっているのに気づく。

ヨナグニサンの羽化続く

ヨナグニサンの羽化が続いています。

今朝も遊歩道では雄が羽化していました。

台湾では蛇頭蛾。


ほうら、前翅の先端が蛇の頭に見えてきたでしょう。

蛇に似せることで、鳥などの天敵を驚かせ身を守る。


よく言われる説ですが、はたして本当に鳥がこれを蛇だと思うのか。

確かめられたことはなく、僕には単なるやたらと蛇を怖がる人間の発想であるとしか思えません。



無事に羽化にこぎ着けたものの、間一髪であったことが分かります。

彼が食べて育ったのはフカノキ。

フカノキは葉柄の根元がポキポキと折れやすい。


繭が作られた葉の葉柄基部を見ると・・・

先の台風の影響でぽっきりと折れています。

ところが繭の本体部だけでなく葉柄部まで糸で覆っているために、地上に落下するのを免れています。


本能的に備わった防衛機能。

その効果を目の当たりにすると、感動します。



ヨナグニサン幼虫の天敵

別のフカノキでも幼虫が孵化しています。

食痕が目立ちますが、ヨナグニサンの幼虫は“虫食い穴”を開けるような食べ方はしないので、別の昆虫が食べたのでしょう。


ヨナグニサンの幼虫は葉の縁から半円を切り取るように食べていきます。


ハエトリグモの一種に、幼虫が捕らえられていました。


ハエトリグモに捕食されるシーンはこれまでも何度か見たことがあります。


こちらの幼虫はどうしたのでしょう。

尾端が黒ずんでいるのは、何かの菌に冒されたからでしょうか。

頭部付近から体液が流れ出しているのは、何者かに襲われたのでしょうか。


ふるいに落とされるように数が減っていくのは自然界の常。