与那国フィールドノート -290ページ目

無尾型

6月16日
与那国フィールドノート
琉球列島を南へ下っていくにしたがって、クロアゲハの後翅の尾状突起は太く短くなっていきます。

そしてついに台湾では無尾となります。


この日見つけたクロアゲハは無尾型でした。

与那国では通常は有尾ですが、無尾型も見つかることがあります。

土着の個体群だけでなく、台湾からの飛来した個体や、その子孫たちが混ざっているからだと思われます。

ツマベニチョウ

6月16日。

本土の梅雨とは違い、与那国の梅雨は終日しとしとと降り続けるようなものではありません。

不安定で、急ににもくもくと湧き上がった暗雲が雨を降らしたり、溶けるように消え去った雲の間から青空がのぞいたり。
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16日の午前中は、ひととき雨雲が切れ、雲間から今年一番と思われる濃厚な青空がのぞきました。


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強烈な日差しと蒸し暑さ。

ツマベニチョウは元気いっぱい。

飛翔ラインは落差の大きいジグザグでダイナミック。


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しかし、午後になって暑さもピークを迎えると、さすがのツマベニチョウにもこたえるようです。

涼しい森の中で避暑する個体に出会いました。

近づくとけだるそうに飛び立つのですが、すぐにそばの葉に静止して休みます。

午前の力強さはどこへやら。



背伸び

那覇から戻ってきました。

前回の記事とつじつまが合いませんが、6月17日水曜日に与那国を出て石垣で一泊、翌日に那覇一泊の二泊三日の旅に変更しました。

石垣で急用ができたためです。


自動更新なんかにするからつじつまが合わなくなります

くだらん背伸びなど戒めるべし!


さてさて

石垣では日没までには用事も済ますことができました。

夜はのんびり過ごしてもよかったのですが、雨の降る中、近場の耕作地帯に出かけてみました。

繁殖期を迎えた石垣島でのシロアゴガエルの状況を知りたかったのです。


場所は新川、八重山病院周辺。

一帯では、合唱にはならず、ギッ、グィーなどと単発的に聞こえるシロアゴガエルの声が響き渡り、かなりの個体数がいるのがわかりました。

これほどとは思っていなかったので、たいへん驚きました。

環境省の方々が頑張っていますが、もはや石垣島からシロアゴガエルを駆除するのは不可能でしょう。

与那国にも侵入したら一巻の終わり。

そう強く感じました。

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こちらもシロアゴガエルと同様、特定外来生物に指定されているオオヒキガエル。

大きくて目立ち、最近はやや個体数が減少していると聞きますが、まだまだ沢山います。

いっぽう、シロアゴガエルは鳴き声はすれども、なかなか姿が見つかりません。

近いうちに腰を据えて観察する時間を作りたいと思います。